柿をねりこみ麺の作り方・レシピ 果物の柿をねりこんだ季節を感じられ、豊かな風味も感じられる麺【 パスタマシーン使用 】

中華麺

この記事は、果物の柿をねりこんだ麺の作り方を書いています。

果物の柿をねりこむとか正気かよ、と思われるでしょう。めちゃめちゃ甘い麺ではありません。すこしの甘さあるおかげで、たっぷりと麺を熟成させたような豊かな風味のある麺です。

柿のタンニンは、麺のコシを強くするという噂を聞きました。さてはて、麺のコシはどうなったと思いますか?

パスタマシーンを使い楽々製麵しました。

柿麺の材料(2~3人分)

  • 強力粉:200g
  • 柿:1個
  • 水:適量
  • 塩:4g
  • かんすい:2g
  • 打ち粉:適量

かんすいはいれなくてもOK。また、かんすいのかわりに食用重曹がつかえます。

強力粉をデュラムセモリナ粉にかえるとパスタに。中力粉にかえるとウドンになります。

この記事を読み、ひとつの麺の作り方をマスターすれば、三種類の麺を作れるようになるのです。なんとお得な記事なのでしょうか。

甘い香りがぷ~んとし、ジュクジュクして形がくずれる寸前の柿だと粉と混ぜやすいです。かたい柿を使われるのであれば、ミキサーやジューサーなどでペースト状にしてください。

使っている大容量、低価格の打ち粉の記事はコチラ。

柿麺の調理工程

  1. 柿と粉、水、その他の材料を混ぜる
  2. 生地をパスタマシーンでのばす
  3. 生地をパスタマシーンで切る
  4. 柿麺の出来上がり

麺の作り方【写真あり】

柿と粉、水、その他の材料を混ぜる

柿ペーストと強力粉:200g、塩:4g、かんすい2gをボウルにいれる。

柿の水分の状態がわかりません。ですので、すこしづつ水をボウルに注ぎましょう。粉ぜんたいに水分がいきわたり、3mm~5mmほどの粒状になるまで粉と水を混ぜながら、水を注ぎいれる。

粉と水を混ぜるときに、手で混ぜはじめると粘土状になった生地が手にくっついてしまう。そこで菜箸やゴムベラで粉と水を混ぜると、粉が指にくっつかないのでイライラしない。

粉と水分を混ぜあわせるためだけの専用調理器具で混ぜあわせたよ。専用調理器具なので、赤くはなく、緑だけど3倍はやく混ぜあわせられる?

粉と水をボウルのなかで円を描くように混ぜあわせていく。ボウル内の粉が、3mm~5mmほどの粒になるまで混ぜる。粉ぜんたいが3mm~5mmほどの粒になるまで、水を少しずつ追加し混ぜあわせる。

3mm~5mmほどの粒になれば、手にくっつきにくい。両手をつかい、粉をボウルにおしつけたり、おりたたんだりしていると粉がまとまってくる。

ひと塊にまとってきたら、形をまるく整え生地を寝かす。寝かしているあいだに、生地の表面が乾燥しないようにサランラップをまいておく。

1~2時間ほど冷暗所で生地を寝かす。寝かすことで、生地ぜんたいに水分がまわりコシと弾力がうまれる。

柿の果肉が、こちらにチラリと挨拶している。

粉と水分の混ぜかた参考動画

生地をパスタマシーンでのばす

寝かせた生地を作業台にとりだす。パスタマシーンも設置しておく。

生パスタマシーンにはいる薄さになるまで、めん棒や手で生地をのばす。目安として、5mmほどになるまでのばす。生地が作業台にくっつくときは、打ち粉をふる。

パスタマシーンに通すと、生地の長さは2~3倍になってでてくる。2~3倍に長くなった生地をペタンと二つ折りにする。

生地をのばす→折りたたむ→のばす。この作業を3~5回ほど繰り返していると、生地の表面が滑らかになってくる。

生地が滑らかになれば、お好みの薄さまで生地をのばす。食べやすい長さに生地を切る。くっつかないように打ち粉をふっておく。

生地のばし方参考動画

生地をパスタマシーンで切る

パスタマシーンにカッター(生地を麺状にする道具)とガイドをつける。2mm幅に切るカッターを選ぶ。お好みのカッター幅をチョイスしよう。

生地ぜんたいに打ち粉をふり、パスタマシーンに生地をのせる。

カッターに装着したハンドルをくるくると回すと、生地が麺状になって落ちてくる。落ちる場所を清潔にしておくか、パットをおいたり、地面に落ちないように手でうけとめる。

柿の果肉を確認できる。

すべての生地を麺状にする。麺どうしが、くっつかないように打ち粉をふっておく。

生麺は切ってすぐに食べるよりも寝かせてから食べたほうが滑らかになり、コシもよくなる。キッチンペーパーをしいた密閉容器に麺をいれ冷暗所で半日ほど寝かせる。

パカリと大きく開くフタ。作業がしやすく、密閉でき、なおかつ薄いので冷蔵庫にいれても邪魔にならないファイルケースをつかっている。

生地を切る参考動画

柿麺を食べる

麺:100gにたいして、1~2リットルのお湯を用意する。沸騰したお湯に麺をいれゆでる。

ボコボコと泡がでているお湯に注意しながら、麺をいれゆでる。ゆで時間は火力や麺の太さなどで変わる。目安として3分~7分ほど。ゆで加減をチェックしてから、お湯から引き上げる。

鶏がらスープに醤油や麺つゆ、塩をいれ味をととのえた温かいスープに柿麺をいれ、具材をトッピング。

見ためは、いたってノーマル&ふつう。いや、すこし黄色がかったオレンジ色をしている。柿はナチュラルな着色料。

みなみなさまが、気になるのは、甘いのか、それともド甘いのか、それが気になっていることだろう。結論から申しあげると、まったく甘くない。あの、ペチャッとジュクジュクの甘さの権化のような柿の甘味は粉のなかに組みこまれ、硬くなっている。

では、柿の香りと甘さはないのかと、言われると、あるとお答えする。麺からは、熟成された甘いと感じられる寸前の豊かな甘さを感じられる。そして、ふっと柿を触った手の香りがしている。

砂糖をくわえると、麺がブチブチきれることがある。麺に甘味を足す方法として柿を使うのは、おおいにありと申しあげたい、麺の風味も明白によくなるのだから。

柿麺は、焼そばとしても食べられる。柿麺にすこしの焦げめをつける。別フライパンでキャベツと牛肉を炒め、焦げめをつけた柿麺をくわえる。オイスターソースと醤油、塩で味をととのえる。

山の柿と海の牡蠣の風味が、いまここに一つになった。この組み合わせは、ギャグではない。マジである、ガチでうまいのである。そこに、牛の独特のモゥ~と叫ぶ野性味あふれる香り、キャベツのシャッキリ感。柿麺でなくても、お試しいただきたい組合せ。お好みでコショウや唐辛子、タバスコをたすとよい。

おっと、忘れていた。麺のコシだが、わからない。ほんとに、風味や香りほどコシは増しているように思われない。

赤ワインや白ワインのタンニンを利用して生パスタも作ったが、コシが増しているように思わなかった。

柿麺自家製麺を作って食べた感想【 まとめ 】

柿をくわえた麺は、ド甘くはありません。熟成されたような風味と香りある麺を作れました。柿をいれることで、香りと風味は抜群によくなります。コシが強くなったか、どうか。ちょっとだけ、微妙に強くなっているような気がしました。

柿は、スーパーで売っています。しかし、柿をねりこんだ麺は視ません。であるならば、お家で作るしかありません。

さらに、柿は秋にしか食べられない果実。秋をすすれる、柿麺。あなたの家の秋の名物に。

パスタマシーンをつかうことで、幅と太さがそろった麺を作れます。パスタマシーン1台でお家が製麺所。

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