乾燥タラコを練りこんだ生パスタの作り方【パスタマシーン使用】タラコの優しい甘味がする生パスタ

パスタ

乾燥タラコを練りこんだ生パスタの作り方を書いています。

タラコパスタを食べていると、タラコがお皿にコボれてしまいますよね。練りこんでしまえば、タラコがお皿に残ることはなし。

タラコを練りこんだ生パスタは、タラコのやさしい甘味を感じます。生タラコを使っても作れますよ。しっとりして乾燥タラコより作りやすいかもしれません。

お手軽にタラコパスタを食べたいときは、タラコをそのまま使っていますがね。たまにはこんな変わり種生パスタもいいもんですよ。

タラコ練りこみ生パスタの調理工程

  1. タラコをすりおろす
  2. タラコと粉を混ぜ、生地を作る
  3. 生地をのばす
  4. 生地を切る
  5. タラコ練りこみ生パスタの出来上がり

乾燥タラコってどうやって作るの?

生タラコを乾燥させると、カチカチの乾物になります。

パラパラとした食感のタラコになるんです。フリカケのように白米やうどん、パスタにと大活躍します。そんな乾燥タラコを生パスタに練りこんでやりましょう。

乾燥タラコ練りこみ生パスタの材料(2~3人分)

  • 乾燥タラコ:10g~20g
  • ヂュラムセモリナ粉:100g
  • 強力粉:100g
  • 水:90g
  • 塩:6g
  • オリーブオイル:大さじ1
  • 打ち粉:適量

使っている大容量、低価格の打ち粉の記事はコチラ。

乾燥タラコ練りこみ生パスタの作り方【写真あり】

乾燥タラコをすりおろす

おろし器で、乾燥タラコをすりおろす。

ちょっとぐらい大きな塊が残っても問題ありません。細かくしようとすると怪我しちゃいますよ。

軽量した材料をボウルにいれる

ヂュラムセモリナ粉:100g強力粉:100gを計量し、ボウルにいれる。オリーブオイル:大さじ1塩:6g、すりおろした乾燥タラコもいれておく。

水:90gを計量し、ボウルにいれる。

乾燥タラコと粉、水を混ぜ、生地を作る

混ぜはじめは、菜箸や木ベラで混ぜると、手や指に粉がベチョとくっつかず楽に作業できるよ。

粉と水を混ぜるためだけの調理器具を使って混ぜあわせている。専用調理道具だけあって、手で混ぜるより楽に混ぜ合わせることができるのだ。

円を描くように、粉と水を混ぜあわせ、粉全体が3mm~1cmほどの粒になってくるまで混ぜあわせる。

粉全体がちいさい粒になったら、手を使い粉をボウルに押し付けるように粉を1つの塊にまとめていく。粉全体がちいさい粒にならないときは、少しずつ水を足す。

生地はキレイにまとめる必要はありませんよ。大雑把にまとめてもらえれば大丈夫です。つぶつぶの橙色のタラコが見えていますね。

まとめた生地は乾燥しないようにサランラップをまき、生地を1時間ほど寝かせます。生地がしっとりしてきます。

パスタ生地の混ぜ方参考動画

生地をのばす

寝かせた生地を、作業台にとりだし、めん棒や手で1cmほどまで生地を伸ばす。生地がめん棒や作業台にくっつくときは、打ち粉をふると生地がくっつかなくなるよ。

パスタマシーンの設定は、一番ぶ厚く生地をのばす設定にし、ハンドルをくるくる回し生地を伸ばしていく。ダイヤルをイジり、生地を2倍の長さになるまで伸ばす。

2倍の長さになった生地を折りたたみ、もう1度生地を伸ばしていく。

【伸ばす→折りたたむ→伸ばす】という作業を3~5回ほど繰り返すと、どんどん生地がしっとり滑らかになってくる。さらに生パスタにしたとき、すばらしいコシがうまれるのです。

伸ばした生地を、食べやすい長さに切り分けておく。乾燥タラコがちらほら見えますね。

生地のばし方参考動画

生地を切る

パスタマシーンにカッター(生地を切る道具)とガイド(生地を切るのをサポートする道具)をセットする。パスタマシーンの上に、打ち粉をふった生地をのせる。

4mm幅に切れるカッターを使いました。パスタマシーンはさまざまな太さに生地を切り分けることができます。

カッターにつけたハンドルを、生地が崩れないようにクルクルと回せば、アッというまに麺状になるのです。麺どうしがくっつかないように、生パスタに打ち粉をふっておきます。

すぐに食べてもいいのですが、1日ほど冷蔵庫で生パスタを寝かしてから食べたほうがおいしいです。

キッチンペーパーをひいた保存容器に生パスタをいれ、冷蔵庫で寝かせる。キッチンペーパーをひかないと、生パスタからでた水分でベチャベチャになるのでご注意を。乾燥タラコが練りこまれているが見ることができる。

パカリと大きく開くフタ。作業がしやすく、密閉でき、なおかつ薄いので冷蔵庫にいれても邪魔にならないファイルケースをつかっている。

生地を切る参考動画

乾燥タラコ練りこみ生パスタを食べる

生パスタ100gにたいして、水1リットルから2リットルほどの水を沸騰させる。生パスタに塩がはいっているのでお湯に塩をいれる必要はないよ。

コンロの火力や粉の種類の違いで、ゆで時間は変わってくるので、ちょこちょこ火傷に気をつけながら、生パスタのゆで加減を確認する。おおよそ3~8分ほどでゆであがる。

ゆで終わった乾燥タラコ練りこみ生パスタは、ふつうの乾麺のようにパスタ料理に使える。

見た目はふつうの生パスタ。ほのかに粉の香りとちがった甘い香りがしている。この生パスタの中に、魚の卵たちが何個も練りこまれていると考えると、人間の業の深さを考えたり、考えなかったり。

ゆで終わるとタラコが見つからない。目をこらしてみると、ちょっとだけタラコを確認できるか。しらない人に提供したら「ゴミはいってる」と言われそうだな。

よく噛んでください。ほのかに甘い味がしませんか、タラコが練りこまれているシェフ特性の生パスタでございます。ほのかな甘みに気づかれるとは、さすがですね。

ネギと海苔、オリーブオイル、ちょいマヨネーズとシンプルにいただく。

う~ん、おいしい生パスタだな。タラコが入ってるといえば、入ってるような甘さとコクがあるような気がします。タラコの焼いた風味のよい香りがないのかな。ちょっと焦げ目をつけたタラコの焼いた匂いって、最高なんだな。

カルボナーラ風

チーズと鶏卵がトロっとからみつくパスタ。ゴリゴリ削られた刺激的な黒胡椒。タラコにはめぐり逢えるのかな。

乾燥タラコは生パスタの奥底でミイラのように乾燥されたタラコの生存確認。タラコが入った生パスタと、トロっとしたソースと混ざりあい、ふつうの生パスタより繊細で壊れそうな甘味を口のなかで楽しんでいると、暴力的な刺激の黒胡椒がすべてを奪いさってしまう。

鶏卵で作った生パスタより、乾燥タラコ生パスタで作ったカルボナーラは、濃厚な甘さが控えめになっている。

乾燥タラコ練りこみ生パスタを作って食べた感想【まとめ】

タラコを練りこむと、ほのかに甘く、鶏卵で作るよりアッサリした生パスタを作ることができました。

練りこむのはあまり手間がかかりません。ふつうの生パスタを作るのと同じ手順で作れます。

タラコの香り味をガッツリ味わいたい人は、タラコをそのままパスタに使うほうがいいでしょう。タラコ練りこみ生パスタを食べた、二日後。

タラコの皮にちょい焼き目をつけ、タラコを1~2粒ほど破裂させたやつをパスタにのせ、バターと醤油をたらして食べていました。

鶏卵を使った生パスタより、あっさりした風味の乾燥タラコ生パスタは、同じ海の素材のシーフードにあいそうだなと考えています。

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