この記事は、ピスタチオをねりこんで作る生パスタのレシピを書いています。
森のバターのように濃厚なピスタチオの風味と香りがある生パスタです。
オリーブオイルと混ぜあわせそのまま食べてもよし。濃厚なソースとあわせることで、さらに濃厚な味にしたてあげることもできます。
市販されているピスタチオ商品のように青い色にはなりません。カレー粉を混ぜたような色の麺になります。
パスタマシーンを使い生パスタに仕上げました。
ピスタチオ生パスタの調理工程
- ピスタチオと粉、ほかの材料と混ぜあわせる
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- ピスタチオ生パスタの出来上がり
ピスタチオ生パスタの材料(2~3人分)
- デュラムセモリナ粉:100g
- 強力粉:100g
- ピスタチオ:30g
- 水:80g
- 塩:2g
- オリーブオイル:大さじ1
- 打ち粉:適量
ピスタチオは殻からとりだしましょう。とりだしたピスタチオをできるだけ細かくしておく必要があります。
ミキサーや包丁、めん棒などで細かくしてください。
ピスタチオのいれる量を増やせば、風味と香りは厚く強くなります。
使っている打ち粉の記事はコチラ。
ピスタチオ生パスタの作り方【 写真あり 】
ピスタチオと粉、ほかの材料と混ぜあわせる
デュラムセモリナ粉:100gと強力粉:100g、水:80g塩:2g、オリーブオイル:大さじ1をボウルにいれる。
細かくしたピスタチオ:30gもボウルにいれる。
最初から手で混ぜると、ドロドロの粉が手にくっつき作業をしにくい。さいばしやゴムベラで混ぜあわせるとよい。
粉と水を混ぜあわせる専門調理道具で混ぜあわせている。専門調理道具だけあって、手でかき混ぜるようであり、さいばしやゴムベラより素早く手早く混ぜあわせられる。
粉ぜんたいに水分がいきわたり、パン粉状になり、5mmほどの粒状になれば、手で作業してもくっつかない。5mmほどの粒状にならないときは、水をボウルに追加でいれる。
手をつかい粉をひとつの生地にまとめていく。ボウルに押しつけたり、丸めたり、折り曲げたりしていると、生地はまとまってくる。
1時間ほど生地を冷暗所で寝かせる。寝かせているあいだに、生地の表面が乾燥しないようにサランラップをきちんと巻いておく。
パスタ生地の混ぜ方参考動画
生地をパスタマシーンでのばす
寝かせた生地を作業台に取り出す。生地が作業台にくっつくときは、打ち粉を生地にふる。
パスタマシーンのダイヤルは、一番生地をぶ厚くのばすダイヤルにあわせる。ハンドルをくるくると回し、生地をのばす。生地の長さは2~3倍になる。
2~3倍になった生地をペタンと折りたたむ。
折りたたんだ生地をもう1度パスタマシーンで伸ばす、伸びた生地をたたむ、パスタマシーンで伸ばす、この作業を3~5回すると、生地がなめらかになる。
生地がなめらかになれば、パスタマシーンのダイヤルを操作し、お好みの厚さになるまで生パスタをのばし、食べやすい長さに切る。くっつかないように打ち粉をふっておく。
生地のばし方参考動画
生地をパスタマシーンで切る
パスタマシーンにカッター(生地を切る道具)とガイド(生地を切るのをサポートする道具)をセット。
打ち粉をふった生地をパスタマシーンの上におく。
カッターにハンドルを差し、くるくるとハンドルを回す。カッターを通った生地がパスタ状になって落ちてくる。手やボウルで生パスタを受ける。
すべての生地をカッターに通す。生パスタどうしが、くっつかないように打ち粉をふっておく。
生パスタは製麺したてを食べるよりも、寝かせてから食べたほうがコシがよくなる。密閉容器にキッチンペーパーをしき冷暗所にて半日ほど寝かせる。
パカリと大きく開くので作業がしやすく、密閉でき、なおかつ薄いので冷蔵庫にいれても邪魔にならないファイルケースにいれ生パスタを寝かせている。
生地を切る参考動画
ピスタチオ生パスタを食べる
ピスタチオ生パスタ:100gに、沸騰したお湯1~2リットル用意する。生パスタに塩が入っているので、塩をいれる必要はなし。
お湯にいれた生パスタがくっつかないように、さいばしなどで軽くほぐす。
ゆで時間の目安は3分~8分ほど。使った粉の種類や生パスタの厚さ、コンロの火力の差などで、ゆで時間は変わってくる。生パスタのゆで加減を確認し、生パスタをお湯からあげよう。
ピスタチオ生パスタに、オリーブオイルと混ぜあわせた。
雑穀や精米されていない粉で作られた生パスタのような色をしているピスタチオ生パスタ。ところどころにピスタチオの皮の星をみつけられる。
パスタのうえにパスタをのせられる強固な角。パスタの角はねじれスプリングのような弾力とコシがある。もにゅもにゅとした噛みごたえ。うるんだオリーブオイルが染みこみやすいパスタの表面。
噛んでいると、野生の原始の油分とでもいうべきピスタチオの緑色の旨味が潤としみでてくる。しっとりとうるんだ瞳のように静かな旨味。しずしずと、はんなりとした舌と鼻が疲れないピスタチオの静味を堪能できる。
ピスタチオの静かに濃い風味と香りがあるので、オリーブオイルと塩、少々の香辛料だけでも食べられる生パスタ、それがピスタチオ生パスタ。
トマトソースやホワイソース、カレーソースなどいろいろなパスタソースとあわせやすいピスタチオ生パスタ。
ピスタチオの風味や香りは単品だけで味わうとしっかりと感じられる。そこにトマトや牛乳、カレーなどをいれると、ピスタチオは裏方や脇役にまわる。
ピスタチオの風味と香りは、奥深い森のような味の深さと静かな旨味をパスタ料理に生みだしてくれる。
ひとつのパスタ料理としてかくことのできない要素となるうるピスタチオ。いつものパスタ料理を厚く強く濃い風味と香りにしてくれる、ピスタチオが。
ピスタチオ生パスタを作り食べた感想【 まとめ 】
ピスタチオをねりこんだ生パスタは、塩とオリーブオイル、少々の香辛料だけで食べられる風味と香りがあります。
ピスタチオの香りと風味のある生パスタは、パスタ料理の香りと風味を濃く厚いものにしてくれます。
ピスタチオは売っていますが、パスタ料理の味をよくしてくれるピスタチオをねりこんだ生パスタはあまり売っていません。売っていないのであれば、ご自宅で作ればいいんです。
不器用さんでも、料理初心者さんでも、パスタマシーンを使うことで、パスタの幅と太さを均一にすることができます。
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