この記事は、モロヘイヤをねりこんで作る麺のレシピイを書いています。
ねばねばとしたモロヘイヤをねりこんでも、ふつうの麺のように滑らかな麺です。
そして、ねばねばのおかげか、麺の弾力とコシは強くなっているように感じます。
モロヘイヤの独特の香りは残っています。夏に摂取するとよい栄養がたっぷりのモロヘイヤを麺として食べられます。
パスタマシーンを使い楽々製麵しました。
モロヘイヤ麺の材料(2~3人分)
- 強力粉:200g
- モロヘイヤ:40g
- 水:40g
- 塩:4g
- かんすい:2g
- 打ち粉:適量
モロヘイヤをできるだけ細かくしてください。葉っぱのままでは粉と混ぜあわせにくいです。
モロヘイヤと水をジューサーにいれペースト状にしました。
ぜったいに原液で飲みたくない青汁ができます。確実にまずい青汁です。
かんすいはいれなくてもOK。また、かんすいのかわりに食用重曹がつかえます。
強力粉をデュラムセモリナ粉にかえるとパスタに。中力粉にかえるとウドンになります。
この記事を読み、ひとつの麺の作り方をマスターすれば、三種類の麺を作れるようになるのです。なんとお得な記事なのでしょうか。
使っている打ち粉の生地はコチラ。
モロヘイヤ麺の調理工程
- モロヘイヤと粉、水、その他の材料を混ぜる
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- モロヘイヤ麺の出来上がり
モロヘイヤ麺の作り方【写真あり】
モロヘイヤと粉、水、その他の材料を混ぜる
強力粉:200gと塩:4g、かんすい2gをボウルにいれる。
細かくしたモロヘイヤと水:40gをボウルもボウルにいれる。
最初から手で粉と水を混ぜはじめると粘土状になった生地が手にくっついてしまう。そこで菜箸やゴムベラで粉と水を混ぜると、粉が指にくっつかないのでイライラしない。
粉と水分を混ぜあわせるためだけの専用調理器具で混ぜあわせたよ。専用調理器具なので、赤くはなく、緑だけど3倍はやく混ぜあわせられる?
粉と水をボウルのなかで円を描くように混ぜあわせていく。ボウル内の粉が、3mm~5mmほどの粒になるまで混ぜる。粉ぜんたいが3mm~5mmほどの粒にならないときは、水を少しずつ追加し混ぜあわせる。
3mm~5mmほどの粒になれば、手にくっつきにくい。両手をつかい、粉をボウルにおしつけたり、おりたたんだりしていると粉がまとまってくる。
ひと塊にまとってきたら、形をまるく整え生地を寝かす。寝かしているあいだに、生地の表面が乾燥しないようにサランラップをまいておく。
1~2時間ほど冷暗所で生地を寝かす。寝かすことで、生地ぜんたいに水分がまわりコシと弾力がうまれる。
粉と水分の混ぜかた参考動画
生地をパスタマシーンでのばす
寝かせた生地を作業台にとりだす。パスタマシーンも設置しておく。
生パスタマシーンにはいる薄さになるまで、めん棒や手で生地をのばす。目安として、5mmほどになるまでのばす。生地が作業台にくっつくときは、打ち粉をふる。
パスタマシーンに通すと、生地の長さは2~3倍になってでてくる。2~3倍に長くなった生地をペタンと二つ折りにする。
生地をのばす→折りたたむ→のばす。この作業を3~5回ほど繰り返していると、生地の表面が滑らかになってくる。
生地が滑らかになれば、お好みの薄さまで生地をのばす。食べやすい長さに生地を切る。くっつかないように打ち粉をふっておく。
生地のばし方参考動画
生地をパスタマシーンで切る
パスタマシーンにカッター(生地を麺状にする道具)とガイドをつける。2mm幅に切るカッターを選ぶ。お好みのカッター幅をチョイスしよう。
生地ぜんたいに打ち粉をふり、パスタマシーンに生地をのせる。
カッターに装着したハンドルをくるくると回すと、生地が麺状になって落ちてくる。落ちる場所を清潔にしておくか、パットをおいたり、地面に落ちないように手でうけとめる。
すべての生地を麺状にする。麺どうしが、くっつかないように打ち粉をふっておく。
生麺は切ってすぐに食べるよりも寝かせてから食べたほうが滑らかになり、コシもよくなる。キッチンペーパーをしいた密閉容器に麺をいれ冷暗所で半日ほど寝かせる。
パカリと大きく開くフタ。作業がしやすく、密閉でき、なおかつ薄いので冷蔵庫にいれても邪魔にならないファイルケースをつかっている。
生地を切る参考動画
モロヘイヤ麺を食べる
麺:100gにたいして、1~2リットルのお湯を用意する。沸騰したお湯に麺をいれゆでる。
ボコボコと泡がでているお湯に注意しながら、麺をいれゆでる。ゆで時間は火力や麺の太さなどで変わる。目安として3分~7分ほど。ゆで加減をチェックしてから、お湯から引き上げる。
鶏がらスープに醤油や麺つゆ、塩をいれ味をととのえた温かいスープに麺をいれ、具材をトッピング。
深緑といった目を癒してくれるであろう緑色のモロヘイヤ麺。砂漠の土を想像する濃い緑のモロヘイヤの香りが器のうえに漂っている。
モロヘイヤが苦手なひとでも食べられるか、と尋ねられたら厳しいとお答えせざるをえない。
ただし、モロヘイヤのぬるっとしてネバネバとした口当たりはなくなっている。つるつると普通の麺のようにすすれる。
モロヘイヤのぬめりのおかげか、麺の口当たりがすこし柔和になっているように感じられる。そして、モロヘイヤのぬめりは、蕎麦に海藻をいれたりするように、麺の弾力とコシに影響しているように思う。
滑らかに強い弾力、いや、しなやかに強い弾力。弾力とコシは強いのだけども、硬質的な硬さではなく、柳のように風流ある滑らかな弾力とコシ。
モロヘイヤ麵の特徴は、たっぷりとモロヘイヤの栄養を麺として摂取できることだろう。
ラーメンで食べるのに飽きたときは、モロヘイヤ麵をゆでたあとに焼けば焼そばとして食べられる。
そして、暑さにバテたときは、冷やし中華としても食べられる。モロヘイヤは、暑いときに摂取したら体が喜ぶ栄養をたっぷりと含んでいる。
モロヘイヤ麵を食べて、体の内から元気に。
モロヘイヤ麺自家製麺を作って食べた感想【 まとめ 】
モロヘイヤをねりこんだ麺の表面は滑らかで、麺の弾力とコシは強くなっているように感じました。
モロヘイヤの香りは、しっかりと残っています。
栄養たっぷりのモロヘイヤをすすれる麺です。
モロヘイヤは、スーパーで売っています。しかし、モロヘイヤをねりこんだ栄養たっぷりの麺は見かけません。であるならば、お家で作るしかありません。
パスタマシーンをつかうことで、幅と太さがそろった麺を作れます。パスタマシーン1台でお家が製麺所。
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