この記事は、イクラをねりこんで作る生パスタのレシピを書いています。
ひとつぶでも旨味たっぷりの紅玉なイクラ。生パスタには旨味がのこっており、どっぷりとした濃厚であつい風味です。
パスタソースすらもいらないと思わさせられる香りと風味。イクラ生パスタだけでお皿が完結する、それぐらいしっかりとした旨味があります。
醤油づけのイクラをつかいました。イクラのかたい皮は感じられなくなります。かたそうなイクラの皮はどこに消えたのか、謎です。
パスタマシーンを使い生パスタに仕上げました。
イクラ生パスタの調理工程
- イクラと粉、ほかの材料と混ぜあわせる
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- イクラ生パスタの出来上がり
イクラ生パスタの材料（2～3人分）
- デュラムセモリナ粉：100g
- 強力粉：100g
- イクラ：10g
- 水：60g
- 塩：2g
- オリーブオイル：大さじ1
- 打ち粉：適量
イクラのいれる量をふやせば風味はよくなるでしょう。しかし、お財布は軽くなるでしょう。
使っている打ち粉の記事はコチラ。
イクラ生パスタの作り方【 写真あり 】
イクラと粉、ほかの材料と混ぜあわせる
デュラムセモリナ粉：100gと強力粉：100g、水：60g塩：2g、オリーブオイル：大さじ1をボウルにいれる。
イクラ：10gもボウルにいれる。
最初から手で混ぜると、ドロドロの粉が手にくっつき作業をしにくい。さいばしやゴムベラで混ぜあわせるとよい。
粉と水を混ぜあわせる専門調理道具で混ぜあわせている。専門調理道具だけあって、手でかき混ぜるようであり、さいばしやゴムベラより素早く手早く混ぜあわせられる。
粉ぜんたいに水分がいきわたり、パン粉状になり、5mmほどの粒状になれば、手で作業してもくっつかない。
手をつかい粉をひとつの生地にまとめていく。ボウルに押しつけたり、丸めたり、折り曲げたりしていると、生地はまとまってくる。イクラの皮がぷちっとつぶれる感触がある。イクラの旨味スープが飛びでる。
生地がかたまらないときは、水を追加でいれる。
1時間ほど生地を冷暗所で寝かせる。寝かせているあいだに、生地の表面が乾燥しないようにサランラップをきちんと巻いておく。
パスタ生地の混ぜ方参考動画
生地をパスタマシーンでのばす
寝かせた生地を作業台に取り出す。生地が作業台にくっつくときは、打ち粉を生地にふる。
パスタマシーンのダイヤルは、一番生地をぶ厚くのばすダイヤルにあわせる。ハンドルをくるくると回し、生地をのばす。生地の長さは2～3倍になる。
2～3倍になった生地をペタンと折りたたむ。
折りたたんだ生地をもう1度パスタマシーンで伸ばす、伸びた生地をたたむ、パスタマシーンで伸ばす、この作業を3～5回すると、生地がなめらかになる。
生地がなめらかになれば、パスタマシーンのダイヤルを操作し、お好みの厚さになるまで生パスタをのばし、食べやすい長さに切る。くっつかないように打ち粉をふっておく。
生地のばし方参考動画
生地をパスタマシーンで切る
パスタマシーンにカッター（生地を切る道具）とガイド（生地を切るのをサポートする道具）をセット。
打ち粉をふった生地をパスタマシーンの上におく。
カッターにハンドルを差し、くるくるとハンドルを回す。カッターを通った生地がパスタ状になって落ちてくる。手やボウルで生パスタを受ける。
すべての生地をカッターに通す。生パスタどうしが、くっつかないように打ち粉をふっておく。
生パスタは製麺したてを食べるよりも、寝かせてから食べたほうがコシがよくなる。イクラをつかっているので、あまり長期間熟成させないほうがよい。1～2時間ほど冷暗所で熟成させるとよい。
パカリと大きく開くので作業がしやすく、密閉でき、なおかつ薄いので冷蔵庫にいれても邪魔にならないファイルケースにいれ生パスタを寝かせている。
生地を切る参考動画
イクラ生パスタを食べる
生パスタ：100gに、沸騰したお湯1～2リットル用意する。生パスタに塩が入っているので、塩をいれる必要はなし。
お湯にいれた生パスタがくっつかないように、さいばしなどで軽くほぐす。
ゆで時間の目安は3分～8分ほど。使った粉の種類や生パスタの厚さ、コンロの火力の差などで、ゆで時間は変わってくる。生パスタのゆで加減を確認し、生パスタをお湯からあげよう。
ニンニクをオリーブオイルでゆっくりと過熱したソースと、イクラ生パスタを混ぜあわせる。鶏卵もトッピングしておく。
かっちりと角がたち、ゆでても崩れていないパスタの表面。弾力とコシは強い、フォークでまくのに苦労するほどである。お箸で食べてもよき。
すこしだけオレンジ色になっている生パスタを噛む。イクラの卵が割れ、生パスタという大河に消え、おおきな鮭に成長したような旨味が口のなかに遡上してくる。イクラを卵のまま食べるよりも、まんべんなくイクラの旨味がひろがっている。
旨味がつよすぎると、口や舌がつかれることもある。イクラ生パスタの旨味は、つかれることがない。ひと口食べると、ふた口、み口と、どんどん食べたいという食欲に脳がジャックされる。
イクラは、和の食材によくあう気がする。紫蘇の醤油づけをトッピング。
紫蘇の爽やかな風味、日本人の郷愁にふれる醤油の香り、イクラ生パスタの旨味におぼれるこの一皿。
イクラをねりこんだ生パスタは、文句なしにうまい。しかし、イクラのお値段がね。
イクラ生パスタを作り食べた感想【 まとめ 】
イクラをねりこんだ生パスタは、鶏卵をねりこんだ生パスタよりも濃厚な風味です。
そして、イクラの旨味は口と舌をつかれさせません。いくらでも食べられそうなイクラ生パスタです。
文句なしに、おいしいです。しかし、イクラのお値段がね。
イクラをねりこんだ旨味たっぷりの生パスタはあまり売っていません。売っていないのであれば、ご自宅で作ればいいんです。
不器用さんでも、料理初心者さんでも、パスタマシーンを使うことで、パスタの幅と太さを均一にすることができます。
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