ゆで卵を味噌に漬けこみ、段ボールとスモークウッドで燻す、味噌漬け卵の燻製方法を書いています。
ゆで卵を味噌に漬け、乾燥、スモークウッドで燻すだけ。
ぷりっとした白身、濃厚な黄身にキミはにんまり。味噌が染みこんだ白身はややしょっぱく、白米、ビール、日本酒にぴったりな燻製。
ゆで卵を漬ける味噌は、お家の冷蔵庫の中にあるお味噌、お好みのお味噌に漬けこんでください。日本酒、唐辛子やニンニク、胡椒などお好みの香辛料をいれることで、色々な味を楽しめるのも味噌漬けの魅力です。
味噌漬け燻製卵の市販はあまり見かけません。ご家庭で味噌漬け燻製卵を作り、めったに食べられない味をご家庭でご堪能ください。
千円札一枚ほどでそろう段ボールとスモークウッド、その他こまごましたグッズがあれば燻製できます。
スモークウッドとは、お香のように火をつけると、よい香りをだす長方形状の燻製グッズです。
味噌漬け燻製卵の調理工程
- ゆで卵を作る
- ゆで卵を味噌に漬ける
- ゆで卵を乾燥させる
- ゆで卵を燻す
- 味噌漬け燻製卵の出来上がり
燻製に必要なもの
- スモークウッド
- 段ボール
- 段ボールより長い棒:2本
- 金網
- 耐熱容器
- スモークウッドに火をつける道具
- 干しネット
味噌漬け燻製卵の作り方【 写真あり 】
ゆで卵を作る
お好みの方法で、ゆで卵をお好みの数だけ作る。
ゆで卵名人を使い、ゆで卵を4つ作った。ゆで卵の殻はむいておく。
ゆで卵を味噌に漬ける
ご家庭にある信州味噌。味噌漬けにしておいたニンニク。味噌だけでは、ゆで卵に漬けこみにくいときは、みりんや日本酒で味噌を溶いてやるとよい。
みりんと日本酒1:1で味噌をゆるくなるまで溶く。味噌漬けにしておいたニンニクをつぶしいれる。
しっかりと味噌と調味料を混ぜる。混ぜた味噌とゆで卵を容器にいれ、ゆで卵のまわりにペッタリと味噌を塗りつける。
漬けこむ時間の長さで、ゆで卵の味のしょっぱさは変わってくる。3時間~半日では、やや塩っぽいかなと感じるほど。1日以上漬けると、ガツンとした塩っけを舌に感じる。
ゆで卵を乾燥させる
ゆで卵の水分が溶けだしたのか、味噌が溶け液体になっている。
なるべく丁寧にゆで卵についた味噌をぬぐいさる。白身は「スーパーボールか?」と思うほどしっかりとした感触。
燻製を失敗しないコツ。それは食材をしっかりと乾燥させること。味噌がついたままのゆで卵を燻すと香りのノリが悪く、燻製の色もあまりつかない。
ゆで卵をネットなどにいれ、太陽と風で乾燥させるとよい。
もしくは、家のなかでフードドライヤーで、ゆで卵の表面をしっかりと乾燥させる。
ゆで卵を燻す
- 段ボールを用意する
- 段ボールの上部に棒を2本さし通す
- 金網にゆで卵をのせる
- ゆで卵をのせた金網を2本の棒の上に落ちないようにのせる
- 耐熱容器を段ボール下部におく
- スモークウッドに火をつけ、耐熱容器におく
- 段ボールのフタをしめると燻製開始
- スモークウッドから燻煙がでなくなれば、段ボールのフタをあける
- スモークウッドをきっちり消火する
ガスバーナーでスモークウッドに火をつけている。ヤケドや暴発、火事にさえ注意すれば、一番楽にスモークウッドに着火できる。
スモークウッドから煙がモクモクとでているのを確認してから、耐熱容器のうえにスモークウッドを置く。段ボールのフタをゆっくりとしめ、燻製開始。
スモークウッドから煙がでなくなれば燻製終了。段ボールのフタをあける。
写真に写っているスモークウッドの長さであれば、2~4時間ほど燻製できる。スモークウッドは消えたように見えても、炭のように内部に熱をもっているときがある。スモークウッドの熱のご確認はキチンとしよう。
燻し終わったばかりのゆで卵は、エグく酸っぱい香りがしている。そこでネットにいれ、ゆで卵を風にあて香りを落ちつかせる。1時間ほど風にあてていると、お馴染みの燻製の香りになる。
味噌漬け燻製卵を食べる
味噌漬け燻製卵を器に盛りつける。ゆで卵なので、そのまま食べることができる。
燻煙の香りと、発酵した味噌が焦げたカンばしい香りの二重奏。
味噌漬け燻製卵をもってみると、ぷにっとした食感はグミのようであり、弾力感でいえば、アヒルの卵の黒いあれよりも、弾力はあるのではないだろうか。スーパーボールのように壁や床に投げたら、跳ね返ってきそうなぐらいの弾力。
カプリと噛んでみると、ぷりっとした飛び跳ねるような白身。飛び跳ねる白身と一緒に、燻製の香りもほのかに跳ね、口内に楽しい食感と香りが充満する。
ゆで卵の白身のうえで、味噌の熟成香と燻煙の香りのデュエット。
黄身はギュッと圧縮され、キンカンぐらい小さくなり濃厚な黄色になっている。塗った味噌が、黄身に吸いこまれたように、黄身の味はみっちり、濃密、カニ味噌、まるでウニのような味になっている。
白米やパスタで食べてもよし、ビールや酎ハイ、日本酒、焼酎、ワインなどとも相性よしの味噌漬け燻製卵でした。
余ったお味噌の利用方法
余ったお味噌はすこし炙ったおにぎり。そのおにぎりに味噌をたっぷりと漬け、七輪で焼く。
にんにくと味噌、炭の香りが香ばしく。パリッとした皮の下になる、やわくあまい白米。外パリッ、中フワッと。
その味噌焼きおにぎりを冷凍しておいて、疲れたとき、飲み会の〆にね、熱々のお湯を味噌焼きおにぎりにかけるの、それはそれはもうね。
味噌漬け燻製卵を作り食べた感想【 まとめ 】
ゆで卵をつくり、自宅にあるお味噌に漬けこみ、乾燥、燻すとできる味噌漬け燻製卵。
ゆで卵の水分を味噌がしっかりと抜いたお卵様は、白身の食感はぷりっ、黄身は濃厚な旨み。
醤油や出汁の燻製卵はよく売っているのを見かけますが、味噌の燻製卵はあまり見かけません。あまり売っていない味噌の燻製卵、お家でこっそりと堪能しませぬか。
もっとカンタンに燻製風を楽しみたいかたは、コチラの商品もレビューしております。
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