【 永谷園 】燻製の素レシピ 混ぜるだけで極上の燻製をお家で楽しめる 実際の燻製との味も比較した

スピード燻製

永谷園の燻製の素で、いろいろな食材を燻製風にして食べた感想を書いている記事です。

スーパーで売っている食品や刺身に混ぜるだけで、アッというまに燻製風味にしてくれる商品となっています。

チーズや卵、豆腐、ベーコン、魚肉ソーセージ、刺身はサーモンを混ぜて燻製風にしました。

ふつうに時間をかけて燻製作りを楽しんできました。このような燻製の素のような商品は、しょうじき邪道だと思っていたんですよ。

燻製の素をつかったあとは、手のひらクルっクルっ。いいですわ、楽ですわ、お手軽ですわ。ふだんの燻製方法と使いわけるとよいと気づきました。

トロトロっの半熟卵の燻製は、燻製の素で作るのがめっちゃ楽。サーモンを買って、混ぜるだけでスモークサーモンを楽しめます。

燻煙の香るショウ油としても料理に使えます。たまごかけご飯が、うめぇんだ。

燻製の素で燻製風にした食材、ふつうに燻製にした食品。それぞれの味の比較もしました。

燻製の素の使い方

燻製風味にしたい食材をビニール袋や容器にいれる。チーズとゆで卵、乾燥させた豆腐

食材がヒタヒタにつかる量になるように、燻製の素と水を1:1で割る。

水で割った燻製の素をいれ、10分ほど待つ。途中ひっくり返したり、もんだりしてやるとよい。

これだけで、燻煙の香りのする食材になるんですヨ。驚くほどカンタンですね。

ふつうの燻製方法

段ボールを用意し、スモークウッドというお香のように煙をだす燻製グッズを用意する。

段ボールに燻製にしたい食材をいれ、スモークウッドの煙で食材を燻す。

スモークウッドが燃えつき煙がでなくなれば食材をとりだす。

燻製が終わったばかりの食材の香りはにがいので、食材を空気にさらし香りを落ちつかせる。

燻製作業になれるとスムーズに作業できるが、燻製の素にくらべると時間はかかるね。

燻製食材の食べ比べ

チーズ

左が燻製の素、右がスモークウッド燻製。パッと見ただけで違いがわかる。

燻製の素はしっとりお汁がたれている。スモークウッド燻製チーズは、網目の黒い線がはいっており、一度溶けた表面が固まっている。

燻製の素チーズの香りと、スモークウッドチーズの香りの差はほとんどない。

表面がスライムに溶かされたように、しっとりしているのが燻製の素チーズ。やわらかくソフトな食感。ほのかに燻煙の香りがする。たまにチクっとすっぱい香りがするときがあった。

表面がカマンベールチーズのように硬くなっており、水分が抜けたハードタイプのチーズになっているスモークウッドチーズ。

食べるとわかった。スモークウッドの燻煙のほうがワイルドによく香る。

燻製の素はしっとり。スモークウッドはハードタイプのチーズになる。

豆腐

豆腐も左が燻製の素、右がスモークウッドで燻した豆腐となっている。

大理石のようにマーブル模様がはいっているのが燻製の素、チーズのようになっているのスモークウッド豆腐。

燻製の素豆腐からも燻煙の香りはしている。しかし、中身までは味が染みこんでおらず味がうすい。しょう油やめんつゆをつけて燻製の素豆腐を食べた。

豆腐を乾燥させるのがめんどくさい人は、豆腐にそのまま燻製の素とショウ油をかけ、冷ややっこにしてやると、暑い日には楽しいでしょう。

チーズとおなじく、しっとりするのが燻製の素、がっちり硬いチーズのようになったのがスモークウッド豆腐。

ゆで卵

左のまだらに色がつき、ヒビ割れに燻製の素がしみこんでいるのが燻製の素ゆで卵。

焼ごてで模様をつけられたような、スモークウッドゆで卵。

ふつうのゆで卵に燻製の香りがする燻製の素ゆで卵。5~10分でこれだけ燻製の香りがつくとはビックリだよ。

スモークウッドゆで卵は、水分がぬけプリンとひきしまった白身。水分がぬけ、まるでウニのような濃厚な味になっている黄身。

ゆで卵も、燻製の香りがよくするのはスモークウッドゆで卵だった。

ふつうのゆで卵に燻煙の香りをつけられるのが燻製の素ゆで卵の水分をぬき、ドッシリした食感にするのがスモークウッド。

ゆで卵で燻製の素を作るメリット

燻煙の素でゆで卵に燻製の香りをつけるメリット。

それはスモーク半熟卵をかんたんに作れることだ。

スモークウッドでも半熟卵を作ろうと思えば作れるが、温度管理がひじょうにメンドくさい。

そのてん燻製の素は、半熟卵に混ぜるだけで燻製風半熟卵ができる。

食パンに挟むだけで、スモーク半熟エッグサンドの出来上がりダ。

がぶりとサンドにかみつく、スモークの香りがし、柔らかくしっとりした白身、硬いパンの耳にトロリとからみつく黄身。

ゆで卵と燻製の素をちょいっと混ぜるだけで、燻製の香りがするエッグサンドを堪能できる。

たまごかけご飯に燻製の素

燻製の素をショウ油や麺つゆのかわりに、たまごかけご飯にかけることもできる。

かき醤油のようにドッシリした風味があり、ぷ~んと燻製の香りがするたまごかけご飯になる。

いつものたまごかけご飯にあきた人は試す価値ありですゾ。

燻製の素の使いかたの復習

燻製にした商品を用意する。できあいのベーコンと魚肉ソーセージを用意した。

燻製の素と水を1:1で混ぜあわせ、混ぜあわせた液体に食材を5~10分ほど漬ける。

長いあいだ漬けたからといって、燻製の香りがますわけではない。

こ、これは・・・燻製ベーコンと燻製魚肉ソーセージ。

なんて、美味いんだ!

と、おいしい燻製風の料理を、アッというまに作れる。

もうちょっと手のこんだ料理を作りたい?燻製風ナポリタンなんてどうだい。

適当に切ったベーコンと魚肉ソーセージを燻製の素と水に漬ける。

フライパンを野菜をしんなりするまで炒め、漬け汁ごとベーコンと魚肉ソーセージをフライパンにいれる。

ケチャップにカレー粉、ウスターソースをいれ、調味料の水分を飛ばす。

ゆでたパスタをいれ、チャチャと具と混ぜあわせる。

パセリとチーズをかけてやる。

ふつうのナポリタンに見えるが、スモーキーフレーバーのナポリタンができる。食べてみると、ナポリタンにどっしりとしたコクと旨味がある。燻製の素の香りのおかげだろう。

燻製の素で海鮮系をスモーク

サーモン

お刺身用のサーモンを用意する。

燻製の素と水を1:1で割り、その液体にサーモンを5~10分ほど漬けこむ。

はい、スモークサーモン風の出来上がり。

液体に漬けこまれたサーモンの細胞が、ひとつひとつがしっとり潤っている。細胞が海を泳いでいたときのように蘇る。

スモークサーモンは乾燥しており、ベトっとしていることがおおいが、燻製の素スモークサーモンはしっとり刺身のような食感、そしてスモークの香りがふわりと薫る不思議な料理となっている。

明太子

カチカチに乾燥させた明太子を用意する。乾燥させなくてもおいしくなるのでご安心を。

もう覚えましたね。いいですね、燻製の素と水の割合は、1:1ですよ。

割った液体に、5~10分ほど漬けこむ。

表面に液体が染みこみ、柔らかくなった明太子。

皮は柔らかくなっているが、内部は濃密でねっちょりした魚卵の壁。

燻製の香りはしっかりしており、柔らかい薄皮、ねっちょりベトベトした濃厚な魚卵の食感。ギュッと大量の明太子を濃縮しているその身は、ちょいと一口だけでもピリっと辛くなる。その辛みを湧き水のように冷えた冷酒でキュっと洗いながす。

まるで高級食材のカラスミのようだと、男はつぶやいた。

はい、燻製明太子パスタ。海苔と燻製の香りって相性いんですよね。

白いパスタのうえで、刻み海苔もノリノリで踊っていますわ。

ベーコン比較

一週間ほど塩づけにした豚肉。それを水につけ塩を抜いているところ。

塩を抜いた豚肉の水分をキッチンペーパーでふきとる。

豚肉を干しネットにいれ乾燥させる。

ここまでの調理工程は燻製の素もスモークウッドも調理工程は一緒。豚肉を半分に切り、半分は燻製の素、もう半分はスモークウッドで燻製にする。

燻製の素ベーコンは、いつも通り1:1で割った液体に漬ける。燻製の素はアッというまに燻製になる。

スモークウッドで燻製するには、段ボールをスモーカーにし、スモークウッドで長時間燻す必要がある。ゆで卵やチーズ、豆腐とおなじ工程をふむ。

こっそり上の写真に豚肉も確認できるはずだ。

できあがった二通りのベーコン。

左が燻製の素、右がスモークウッドだ。

厚みが倍ぐらいちがうのですが?乾燥させた豚肉、燻製の素をすいこんで一回りおおきくなった?

火をとおしていないので、絶対に生では食べないでくださいね。

油をひかずに二つのベーコンを焼く。水分がジュジュウ蒸発している手前が燻製の素ベーコン。

燻製の素ベーコンはまるでショウ油を塗ったような色になっている。

左が燻製の素ベーコン。右がスモークウッドベーコン。

見た目がもう全然ちがいますね。ブヨっとした燻製の素ベーコン。きっちり直立不動のスモークウッドベーコン。

燻製の素ベーコンを箸にとると燻製の香りはある。ガブりと噛む。

これ、燻製の香りのする煮豚だ。

肉質はやわらかく、豚の本来の甘さ、そこに燻製の香りがふわりふわりと香る。

燻製の香りはするけど、肉質は柔らかく、まるで煮豚。その点スモークウッドベーコンの身はぎゅっとしまった肉質のままだ。

料理によってベーコンを使いわけるとよいだろう。

燻製ベーコンと燻製ゆで卵の生パスタおまち。

スモークウッドでこの生パスタレシピを作ろうとすれば、1週間はかかるが、燻製の素だと20分ほどで作ることができる。

いぶりがっこ風

大根を4つに切りわける。フードドライヤーや干しネットにいれ、グニャと曲げれるようになるまで乾燥させる。

ビニール袋に干した大根と燻製の素をいれ、20~30分漬けこむ。燻製の素は、大根ぜんたいが漬かるほどいれておこう。

燻製に漬けこんだ大根をとりだし、キッチンペーパーなどで水分をふいておく。この状態で食べてもいいのだが、もう一度乾燥させることで、いぶりがっこっぽくなる。

フードドライヤーで漬けこんだ大根を乾燥させる。

大根を薄く切り、クリームチーズと一緒に盛りつけよう。

絶対味覚をもってない人でないかぎり、いぶりがっこと燻製の素の違いはわからないと思う。

いぶりがっこは、少量でもそこそこのお値段になるが、燻製の素をつかえば、大根代だけだ。もう食べられないよ、というぐらいいぶりがっこを堪能できるようになる。

クラッカーとクリームチーズ、そしていぶりがっこ、だれが考えたか知らないが、この組みあわせは飽きない。クラッカーのパリッとした食感、いぶりがっこのボリッとした食感。クリームチーズの甘味がそれらを包みこみ甘くしたと思ったら、クラッカーといぶりがっこの塩辛さが舌を刺激する。塩と甘い、そして、燻製の香りの旨さと風味のメビウスの輪。

こうばしい海苔をのせるのと香りが厚くなりおもしろい。

いぶりがっことマグロ、大葉の醤油づけをまわしかけ、パスタのうえにのせた。マグロのぬるりとした旨味、いぶりがっこの歯ごたえの対比がおもしろく飽きない。またゴマの香りと燻製の香りが絶妙にミートしている。チクリとくる紫蘇の香りがお口のなかを爽やかなものにしてくれる。

Amazonレビュー

他の方も書かれている通り、TKGとの相性は最高です!また、低温調理した鳥ハムを漬け込めば燻製感があるのに超しっとり柔らかチキンが手軽に食べられます。スーパーのお安いマグロも漬けマグロでちょっと格上げできます。

とりあえず、うずら卵、絹ごし豆腐、蛸刺身、鯛刺身に使用してみました。

感想はとても美味しく出来上がったのですが

「燻製」と表現するには少々スモーク感が足りませんでした、醤油味の方が強いです。(☆-1)

燻製醤油は割とお高い物が多いですが、こちらはそれに比べると相当コスパが良いです。その分少々味と香りに安っぽさはあります。ご自分で燻製を作られてる方はコレジャナイ感が半端ないと思います。

引用元:Amazon

燻製の素を使った感想【 まとめ 】

燻製の素は食材を液体につけ、燻製の香りをつける商品です。

5~10分で、食材にきっちりと燻煙の香りがつきます。

食材の表面はぬれ、水分を含み、食材が柔らかくみずみずしくなります。

ご自宅で燻製の香りを、手間をかけずに楽しめる商品です。

いつもの料理を燻製風に変え、食卓の上に燻製の香りが漂うようになります。燻製の素をつかえばネ。

またショウ油のかわりの調味料として使うこともできます。

硬い食感や本格的な燻製を楽しみたいときは、スモークウッドやスモークチップで燻製するとよいでしょう。

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