この記事は、燻製の素をねりこんで作る生パスタのレシピを書いています。
燻製にした食材をトッピングせずとも、生パスタから燻製の香りが漂うのです。
燻製の素は、食材にパッパッとふりかけるだけで燻製の香りをつけられる商品です。お手軽に燻製の香りをたのしめます。今日からあなたも燻製マスター。
パスタマシーンを使い生パスタに仕上げました。
燻製生パスタの調理工程
- 燻製の素と粉、ほかの材料と混ぜあわせる
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- 燻製生パスタの出来上がり
燻製生パスタの材料(2~3人分)
- デュラムセモリナ粉:100g
- 強力粉:100g
- 燻製の素:10g
- 水:70g
- 塩:2g
- オリーブオイル:大さじ1
- 打ち粉:適量
燻製の素のいれる量をふやせば、燻煙の香りが濃くあついものなるでしょう。水分の調整はしてくださいね。
使っている打ち粉の記事はコチラ。
燻製生パスタの作り方【 写真あり 】
燻製の素と粉、ほかの材料と混ぜあわせる
デュラムセモリナ粉:100gと強力粉:100g、塩:2g、オリーブオイル:大さじ1をボウルにいれる。
燻製の素:10gと水:70gもボウルにそそぎいれる。
最初から手で混ぜると、ドロドロの粉が手にくっつき作業をしにくい。さいばしやゴムベラで混ぜあわせるとよい。
粉と水を混ぜあわせる専門調理道具で混ぜあわせている。専門調理道具だけあって、手でかき混ぜるようであり、さいばしやゴムベラより素早く手早く混ぜあわせられる。
粉ぜんたいに水分がいきわたり、パン粉状になり、5mmほどの粒状になれば、手で作業してもくっつかない。5mmほどの粒状にならないときは、燻製の素か水をボウルに追加でいれる。
手をつかい粉をひとつの生地にまとめていく。ボウルに押しつけたり、丸めたり、折り曲げたりしていると、生地はまとまってくる。
1時間ほど生地を冷暗所で寝かせる。寝かせているあいだに、生地の表面が乾燥しないようにサランラップをきちんと巻いておく。
パスタ生地の混ぜ方参考動画
生地をパスタマシーンでのばす
寝かせた生地を作業台に取り出す。生地が作業台にくっつくときは、打ち粉を生地にふる。
パスタマシーンのダイヤルは、一番生地をぶ厚くのばすダイヤルにあわせる。ハンドルをくるくると回し、生地をのばす。生地の長さは2~3倍になる。
2~3倍になった生地をペタンと折りたたむ。
折りたたんだ生地をもう1度パスタマシーンで伸ばす、伸びた生地をたたむ、パスタマシーンで伸ばす、この作業を3~5回すると、生地がなめらかになる。
生地がなめらかになれば、パスタマシーンのダイヤルを操作し、お好みの厚さになるまで生パスタをのばし、食べやすい長さに切る。くっつかないように打ち粉をふっておく。
生地のばし方参考動画
生地をパスタマシーンで切る
パスタマシーンにカッター(生地を切る道具)とガイド(生地を切るのをサポートする道具)をセット。
打ち粉をふった生地をパスタマシーンの上におく。
カッターにハンドルを差し、くるくるとハンドルを回す。カッターを通った生地がパスタ状になって落ちてくる。手やボウルで生パスタを受ける。
すべての生地をカッターに通す。生パスタどうしが、くっつかないように打ち粉をふっておく。
生パスタは製麺したてを食べるよりも、寝かせてから食べたほうがコシがよくなる。密閉容器にキッチンペーパーをしき冷暗所にて半日ほど寝かせる。
パカリと大きく開くので作業がしやすく、密閉でき、なおかつ薄いので冷蔵庫にいれても邪魔にならないファイルケースにいれ生パスタを寝かせている。
生地を切る参考動画
燻製生パスタを食べる
生パスタ:100gに、沸騰したお湯1~2リットル用意する。生パスタに塩が入っているので、塩をいれる必要はなし。
お湯にいれた生パスタがくっつかないように、さいばしなどで軽くほぐす。
ゆで時間の目安は3分~8分ほど。使った粉の種類や生パスタの厚さ、コンロの火力の差などで、ゆで時間は変わってくる。生パスタのゆで加減を確認し、生パスタをお湯からあげよう。
オリーブオイルと燻製生パスタを混ぜあわせる。かるく塩やコショウをふるのもよいだろう。卵をうえにのせる。
カッシリと角がたち、パスタをつみかさねられる。静かな湖面のようにキラキラと日光を反射しているパスタの表面。燻製にした食材をトッピングしていないのに、白い皿、黄色い生パスタのうえに燻煙の香りが霞のように漂っている。霞は食べられない。燻煙の香りは人の食欲を刺激する。
燻煙ごと生パスタを巻きあげ口にはこぶ。ぷっちりとした食感。もっちりと噛むと、グッとしたグルテンの塊の歯ごたえ。噛んでいると、生パスタから燻煙が、もわりと噴きだしてくるようにかんじられる。
ベーコンをかりっとさせるまで弱火で炒める。トマトケチャップとカレー粉をいれ炒める。トマトケチャップの水分と飛ばす。
ゆでたお湯やあたらしいお湯をフライパンにいれソースの粘度を調整する。ゆでた燻製生パスタを混ぜあわせる。
トマトケチャップの酸味、カレーのスパイシーな香り、そこに燻製の香りがからまり、濃くあつい香りにしている。カレーのスパイスのひろがり、トマトの旨味が染みこみ、燻煙の香りが風味に奥ゆきをうみだしている。
燻製生パスタをつかわずとも、お試しいただきたい生パスタソース。
燻製生パスタを作り食べた感想【 まとめ 】
燻製の素をねりこむだけで、生パスタから燻煙がたちのぼる生パスタを作れました。
燻製にした食材をトッピングせずとも、お皿のうえに燻製の香りが漂う不思議な一品ができました。
アイディア次第では、パスタ料理の幅がひろがるのではと思った生パスタです。
いまのところ、トマトケチャップとカレー粉、ベーコンorソーセージで作る生パスタが、燻製生パスタとの相性がよいです。滅法界いけました。
燻製の香りのする生パスタはあまり売っていません。売っていないのであれば、ご自宅で作ればいいんです。
不器用さんでも、料理初心者さんでも、パスタマシーンを使うことで、パスタの幅と太さを均一にすることができます。
コメント