この記事は、ビールと中力粉を混ぜて作るうどんのレシピを書いています。
水のかわりにビールを使うと、うどんの風味が熟成されたように、すこし発酵したように豊かな甘さになります。
作り方は、水で作るうどんと同じです。
パスタマシーンを使い製麺しました。
アルコールがふくまれています。うどんは、お湯でゆでます。しかし、アルコールが残る可能性もあるでしょう。
未成年のかた、お酒に弱いかた、妊婦さまはご注意ください。
ビールうどんの材料（2～3人分）
- 中力粉：200g
- ビール：80g
- 塩：4g
- 打ち粉：適量
第三のビールを使いました。いろいろなビールで作れます。
クラフトビールを使うと、風味は豊かなものになるでしょう。甘い、辛い、オレンジのような風味のうどん。ビールうどんの味はビールの数だけあるのかもしれません。
使っている打ち粉の記事はコチラ。
ビールうどんの調理工程
- ビールと中力粉、塩を混ぜあわせる
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- ビールうどんの出来上がり
ビールうどんの作り方【 写真あり 】
ビールと中力粉、塩を混ぜあわせる
中力粉：200gと、ビール：80g、塩：4gをボウルにいれる。
しゃわしゃわと泡立つ黄金水。小麦と中力粉の邂逅（かいこう）。
混ぜはじめは中力粉と液体が混ざりあい粘土状になる。手で混ぜるとくっついてしまう。さいばしやゴムベラを使って混ぜるとよい。
粉と水分を混ぜる専門の調理器具をつかい混ぜた。手で混ぜるように素早く混ぜることができる。
中力粉全体に水分がいきわたり、しっとりと3mm～5mmほどの粒状になれば手をつかい粉をまとめていく。
粒状にならないときは、すこしずつ生地にビール、もしくは水をたし混ぜあわせる。
粒状になった粉をボウルにおしつけたり、のばしたりして、ひとつの塊にまとめ、形をととのえる。
生地を寝かせる。寝かせると生地ぜんたいに水分がまわり滑らかになりコシもでる。
寝かせているあいだに、生地が乾燥しないようにサランラップをまいておく。
粉のまぜかた参考動画
生地をパスタマシーンでのばす
生地を作業台にとりだす。パスタマシーンもセットしておく。
パスタマシーンに通ることができる薄さに生地をのばす。めん棒や手をつかい5mmほどになるまで生地をのばす。
パスタマシーンのダイヤルは、一番ブ厚くのばすダイヤルにあわせる、のばした生地をパスタマシーンに通す。
のばした生地をパタンとふたつに折りたたむ。
折りたたんだ生地をもう1度パスタマシーンに通す。パスタマシーンに通す、折りたたむ、通す、一連の作業をくり返すと生地が滑らかになる。
なめらかになった生地をお好みの薄さにのばす。食べやすい長さに切る。くっつかないように打ち粉をふっておく。
生地のばし方参考動画
生地をパスタマシーンで切る
パスタマシーンにカッター（生地を切る調理器具）とガイド（生地を固定する調理器具）をとりつける。
打ち粉をふった生地の先端をカッターにあわせ、パスタマシーンとガイドのうえにおく。
カッターにハンドルをとりつけ、くるくると回す。生地がカッターをとおり、うどんになって落ちてくる。手でうけとるか、清潔な器でキャッチする。
ビールをいれているのにホワイトなうどん。
すべての生地をカッターにとおす。
うどんをすぐにゆでないときは、くっつかないように打ち粉をふっておく。
半日以上放置するときは、キッチンペーパーをひいた密閉できるようにいれる。冷暗所にいれておく。1日を目安に食べきる。
生地を切る動画
ビールうどんを食べる
うどん：100gにお湯1リットルから2リットルを用意する。
ぼこぼこと沸騰させたお湯に、うどんを鍋にいれる。ゆであがる時間は粉の種類や太さ、お湯の温度でかわってくる。ゆで加減をチェックしながらゆでよう。
お好みのゆで加減になれば、うどんをザルなどにとり、冷水でヌメりをとり、表面をしめる。あとは、ふつうのうどんのように食べるだけだ。
光りを反射している白いビールうどん。ゆるやかにウェーブをうつ。ぷ～んと甘い香りがしてくる。粉を熟成させた醸造香。日本酒やビール、ウィスキーほど強くないが熟成された甘い香りがある。
ビールをぐいっと飲むように、ビールうどんをぐいっとすする。のどごしのよいビールのように、のどをつるつると流れる。
ビールうどんを噛む、常温のビールのような香り、そののち、粉が濾され、発酵し、熟成されたようなふくよかな甘味を感じられる。水と中力粉ではだせない甘さがある、ビールうどんには。
薄味になれている人であるならば、麺つゆがいらないかもしれないと思わされる風味よ。
薬味さえあれば、ビールうどんは食べられる人が続出するかもしれない。
ビールうどんは、温かいお汁でも食べられる。かえしをお湯でわったお汁にいれる。
温かみが黄金水の甘さをよみがえらせる。ここに、ビールは盆に返る。
いつものうどんよりも、悠遊とした甘さを感じられる。いっしょに飲むお汁も甘いように感じられる。
ビールうどんを作って食べた感想【 まとめ 】
ビールで作ったうどんは、熟成されたように甘くなり、ビールの小麦と中力粉を混ぜることで豊かな旨味になります。
ビールで作ったうどんを食べると、水で作ったうどんに戻れないかもしれません。
ビールは日本のあちらこちらで買えます。しかし、風味が豊かなビールをねりこんだうどんは見かけません。であるならば、ご自宅でをねりこみつくるしかありません。
パスタマシーンを使えば、うどんの幅と厚さを均一に切ることができます、素人でも。
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