この記事は、かぼちゃをねりこんで作る蕎麦のレシピを書いています。
かぼちゃのほっこりとした甘味と食感のある蕎麦です。蕎麦粉だけで作る蕎麦にあるキレはありません。
かぼちゃは冬至に食べると運がよくなると言われています。冬至にすするのにぴったりの蕎麦です。
柔らかくしたかぼちゃを蕎麦粉と混ぜあわせて作ります。
パスタマシーンを使い楽々と製麵しました。
かぼちゃ蕎麦の材料（2～3人分）
- 蕎麦粉：100g
- 中力粉：100g
- かぼちゃ：80g
- 水：適量
- 打ち粉：適量
蕎麦粉の割合をふやすと、蕎麦の香りはよくなります。しかし、生地のあつかいがむずかしくなります。5割ほどから蕎麦作りになれていくとよいでしょう。
中力粉を10割にすればウドンに、強力粉10割にすればラーメンに、デュラムセモリナ粉と中力粉を混ぜれば生パスタになります。ひとつの記事を読むだけで、4つの麺を作れるようになるお得な記事です。
強力粉と薄力粉を混ぜると中力粉のかわりになります。お好みの粉の配合を探してください。
使っている打ち粉の記事はコチラ。
かぼちゃ蕎麦の調理工程
- かぼちゃと粉、水を混ぜる
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- かぼちゃ蕎麦の出来上がり
かぼちゃ蕎麦の作り方【写真あり】
かぼちゃと粉、水を混ぜる
かぼちゃは、ゆでたり蒸したり、焼いたりし柔らかくしておく。柔らかい皮であれば、ねりこめると思う。
蕎麦粉：100gと中力粉：100gをボウルにいれる。
かぼちゃ：80gをボウルにくわえる。
粉と水を混ぜあわせる。手で混ぜはじめてもいいが、ゴムベラやさいばしで混ぜあわせると、手に粉がくっつかず楽に作業できる。
かぼちゃをつぶしながら、粉と混ぜあわせていく。
蕎麦の水回し専用の器具で粉と水を混ぜあわせた。専用の道具などで楽にスピーディーに混ぜあわせることができる。
粉ぜんたいがしっとりし、粉が3～5ミリほどの粒になるまで混ぜあわせる。3～5ミリほどの粒にならないときは、水を追加でいれる。
3～5ミリほどの粒になれば、そば粉が手にくっつきにくい。両手をつかいそば粉をまとめていく。そば粉をのばしたり、押しつけているとまとまってくる。
形をととのえ混ぜ作業終了。パスタマシーンで製麺するので、ヘソダシをする必要はない。
水回しと粉のまとめ方参考動画
生地をのばす
作業台に生地をだし、パスタマシーンも設置しておく。
生地に打ち粉をふり、めん棒や手をつかいパスタマシーンに通せる薄さまで生地をのばす。目安としては、5mm以下になるようにのばす。
パスタマシーンのハンドルを回し、生地をパスタマシーンに通しのばす。3～4倍ほどの長さになって生地がでてくる。生地をパタンと折りたたむ。
折りたたんだ生地をもう1度パスタマシーンに通す。のばす、折りたたむ、のばす、この作業を5回ほどくり返すと生地が滑らかになり、蕎麦のコシもしなやかにつよくなる。
滑らかになった生地をお好みの薄さにまでのばす。打ち粉をふり、食べやすい長さに切っておく。
蕎麦生地のばし方参考動画
生地を切る
パスタマシーンにカッター（生地を麺にするパーツ）とガイド（生地を固定するパーツ）をセットする。
薄くのばした生地の先端をカッターにあわせる。ガイドのうえに生地をおく
カッターのハンドルをくるくると回す。生地がカッターをとおり、蕎麦になって落ちてくる。手や器で蕎麦をうける。
すべての生地をカッターに通す。すぐにゆでないときは、蕎麦がくっつくので打ち粉をふっておく。
また乾燥しないようにサランラップをまいたり、密閉容器にいれておくとよい。
パスタマシーンで蕎麦を作る参考動画
かぼちゃ蕎麦をゆでて食べる
かぼちゃ蕎麦100gにたいして、お湯1リットルから2リットルを用意する。くっつかないように、さいばしで軽くかき混ぜる。
ボコボコとお湯がわくほどの強火力で蕎麦をゆでる。ふきこぼれそうな時は、鍋に水をいれるか、火力を落とすとよい。
粉の種類や蕎麦の太さ、お湯の温度の違いでゆで時間は変わる。おおよそ1～5分ほどで蕎麦はゆであがる。蕎麦をお湯からひきあげる前に、ゆで加減をチェックしよう。
かぼちゃ蕎麦を冷水で洗い、ヌメリを落とし表面をしめる。
かぼちゃをねりこんだ蕎麦は、かぼちゃを細くしたような色。
パッとみると、カレー粉をふりかけたような印象をうける。
カレー粉の香りはしてないが、かぼちゃの柔和な香り、さつま芋を蒸かしたような香りが冷たい蕎麦から漂う。
つるりとした蕎麦をすする。つるりとしているが、どこかボヤけたような印象をうける。コシも柔らかい。
じゃがいもなどはデンプン質は、蕎麦のコシを強くする。かぼちゃをねりこんでも蕎麦のコシは強くならないようだ。
けれども、柔らかい口当たり、溶けるような食感は舌が疲れない。そして、かぼちゃの甘い香りと風味は心をやさしく溶きほぐしてくれる。
砂糖などをいれていないのに、自然な甘味を感じる。
かぼちゃ嫌いなお子様でも麺にすれば食べられるかもしれない。
かえしをお湯でわったお汁に、かぼちゃ蕎麦をいれて食べる。
ほかほかの白い湯気にかぼちゃの甘い香りが混ざりあい、ホッと言いたくなる優しい一杯。
寒い冬至に食べるにはまことピッタリのお蕎麦。冬至にかぼちゃを食べると運がよくなると言われている。
かぼちゃの甘い香りに癒されるだけでなく、運までよくなるお蕎麦、冬至にいかがかしらん。
かぼちゃ蕎麦を作って食べた感想【 まとめ 】
かぼちゃをねりこんだ蕎麦は、柔らかい食感、かぼちゃの甘い香りと風味のある蕎麦でした。
柔らかい口あたりの蕎麦は食べていて疲れません。そして、冬至にかぼちゃを食べると運がよくなると言われています。体を温めてくれ、さらに運までよくなるかぼちゃ蕎麦。
かぼちゃ蕎麦はあまり売っていません。であるならば、お家でこねるしかありません。
パスタマシーンで製麺することで、素人でも蕎麦の太さと幅がそろった蕎麦を作ることができます。
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