この記事は、『 檀流クッキング 』で紹介されているそばがきとそば練りを作り、食べた感想を書いています。
もっとも原始的といえる蕎麦レシピです。
そば粉を水でねりあげ、こねたり、ゆでたりして作るそばがきとそば練りです。
そば練りのほうが作りやすいです。そばがきとそば練りの味わいは微差でした。
まずは、そば練りから作ります。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
そば練りの調理風景【写真あり】
蕎麦粉と水を混ぜあわせ団子を作ります。
蕎麦粉の重量の半分の重量の水をくわえました。
たっぷりのお湯をわかし、蕎麦団子をゆでます。
蕎麦団子の表面が、トロリと色がかわるまでゆでました。
ゆでたお湯は、そば湯です。飲んでもらってもかまいません。
熱々の蕎麦団子を清潔な場所にとりだし、ねりあげあげましょう。
ゆでられた団子はしっとりとしています。お好みの形に丸めたあと、もう1度ゆでます。
団子をゆでるお湯ですが、団子を1度ゆでたお湯を再利用してもよいように思いました。
しっかりと団子のなかまで火を通してください。できるだけ、団子をうすくのばしたほうが火の通りがはやいです。
そば練りはお湯にいれたまま食べます。
蕎麦にそえられているトッピングと一緒に食べたり、はたまた、寒い冬に食べる鍋にいれてもらってもかまいません。
そば練りの表面はしっとりとしています。そば練りの内側は、蕎麦の香りが充満しています。素朴で牧歌的、ホッとする温かい食感です。
そばがきの調理風景【写真あり】
取っ手のついた鍋に蕎麦粉と水をいれます。
分量ですが、蕎麦粉の3倍の重量の水をくわえいれました。
鍋をダイレクトに火にかけません。チョコレートを溶かすように湯煎にかけなが混ぜあわせます。
大きめの鍋に湯をはり、沸騰させておき、蕎麦粉と水をいれた鍋を湯煎にかけます。
あとは、ひたすら焦げないように練りに練るだけです。
はっきりいって苦行です。そして、できあがったモノはそば練りの味わいと変わりません。
水分がぬけるにつれ、苦行度がまします。ねっとりと重くなる蕎麦粉。ひたすら水分がなくなるまで練りあげましょう。
いい塩梅になるまで練りあげればそばがきの出来上がりです。おそらく二度と作らないであろうそばがき。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
コメント