ヒレ酒ねりこみうどんの作り方・レシピ ヒレの焦げた芳ばしい香りが白いうどんから漂う麺【 パスタマシーン使用 】

うどん

この記事は、ヒレ酒をねりこんで作るうどんのレシピを書いています。

ヒレを焦がし日本酒に漬け、エキスを抽出し中力粉と混ぜて作ります。

白いうどんから、ふぐの芳ばしい香りがするうどんです。

ふぐは福と縁起がよく、うどんは太く長く生きるといいます。縁起のよいうどんです。

日本酒を沸騰させずに作っています。アルコールが残っている可能性があります。未成年のかたや、アルコールに弱いかた、妊婦さまはアルコールに注意してください。

パスタマシーンを使い製麺しました。

ヒレ酒うどんの材料(2~3人分)     

  • 中力粉:200g
  • ヒレ:1~3枚
  • 日本酒:80g
  • 塩:4g
  • 打ち粉:適量

ふぐのヒレを増やせば、ヒレ酒うどんの香りは膨らみます。

使っている打ち粉の記事はコチラ。

ヒレ酒うどんの調理工程

  1. ヒレ酒と中力粉、塩、水を混ぜあわせる
  2. 生地をパスタマシーンでのばす
  3. 生地をパスタマシーンで切る
  4. ヒレ酒うどんの出来上がり

ヒレ酒うどんの作り方【 写真あり 】

ヒレ酒と中力粉、塩、水を混ぜあわせる

ふぐのヒレを火ですこし炙(あぶ)っておく。火傷にはご注意を。

すこしぬるめに温めたお酒にヒレを漬けておく。

ふぐのヒレをいれ熱燗にしてエキスを抽出する方法もある。お好みの方法でフグエキスを抽出しよう。

常温になるまで冷やす。

中力粉:200gと、水:80g、塩:4gをボウルにいれる。

ヒレのエキスを抽出した日本酒だけをくわえる。

混ぜはじめは中力粉と酒が混ざりあい粘土状になる。手で混ぜるとくっついてしまう。さいばしやゴムベラを使って混ぜるとよい。

粉と水分を混ぜる専門の調理器具をつかい混ぜた。手で混ぜるように素早く混ぜることができる。

中力粉全体に水分がいきわたり、しっとりと3mm~5mmほどの粒状になれば手をつかい粉をまとめていく。

粒状にならないときは、すこしずつ生地に水をたし混ぜあわせる。

粒状になった粉をボウルにおしつけたり、のばしたりして、ひとつの塊にまとめ、形をととのえる。

生地を寝かせる。寝かせると生地ぜんたいに水分がまわり滑らかになりコシもでる。

寝かせているあいだに、生地が乾燥しないようにサランラップをまいておく。

粉のまぜかた参考動画

生地をパスタマシーンでのばす

生地を作業台にとりだす。パスタマシーンもセットしておく。

パスタマシーンに通ることができる薄さに生地をのばす。めん棒や手をつかい5mmほどになるまで生地をのばす。

パスタマシーンのダイヤルは、一番ブ厚くのばすダイヤルにあわせる、のばした生地をパスタマシーンに通す。

のばした生地をパタンとふたつに折りたたむ。

折りたたんだ生地をもう1度パスタマシーンに通す。パスタマシーンに通す、折りたたむ、通す、一連の作業をくり返すと生地が滑らかになる。

なめらかになった生地をお好みの薄さにのばす。食べやすい長さに切る。くっつかないように打ち粉をふっておく。

生地のばし方参考動画

生地をパスタマシーンで切る

パスタマシーンにカッター(生地を切る調理器具)とガイド(生地を固定する調理器具)をとりつける。

打ち粉をふった生地の先端をカッターにあわせ、パスタマシーンとガイドのうえにおく。

カッターにハンドルをとりつけ、くるくると回す。生地がカッターをとおり、うどんになって落ちてくる。手でうけとるか、清潔な器でキャッチする。

すべての生地をカッターにとおす。

うどんをすぐにゆでないときは、くっつかないように打ち粉をふっておく。

半日以上放置するときは、キッチンペーパーをひいた密閉できるようにいれる。冷暗所にいれておく。1日を目安に食べきる。

生地を切る動画

ヒレ酒うどんを食べる

うどん:100gにお湯1リットルから2リットルを用意する。

ぼこぼこと沸騰させたお湯に、うどんを鍋にいれる。ゆであがる時間は粉の種類や太さ、お湯の温度でかわってくる。ゆで加減をチェックしながらゆでよう。

お好みのゆで加減になれば、うどんをザルなどにとり、冷水でヌメりをとり、表面をしめる。あとは、ふつうのうどんのように食べるだけだ。

白いフグのお腹、ちょんとついている黒いヒレ。そのヒレが焦げた芳ばしい香りが、ふぐのように膨らみ泳いでいる。

ヒレ酒をぶっかけたような香りがしている。つるつると冷涼で流れるヒレ酒うどん。舌のうえをとおるたびに、ヒレがうごき、鼻にヒレの香りがぬけていく。

ヒレ酒うどんは、温かいお汁でも食べられる。むしろ、温かいお汁で食べるのが、ふぐ鍋の〆のようでよい。

かえしをお湯でわったお汁に、ヒレ酒うどんをいれ、具材をトッピングする。

これこれ、ふぐの丸い出汁がでた鍋のような香り。ちいさいヒレひとつで、ふぐ鍋のような香りをたのしめるとは、これ望外の喜びなり。

お出汁をすって少しゆるんでいるヒレ酒うどん。眼をとじて食べると、ふぐのアラを煮こんだ白く濁った旨みのようなものがあるように感じられる。

ふぐの本体は、ヒレだった?

ヒレ酒うどんを作って食べた感想【 まとめ 】

ヒレ酒をねりこんで作るうどん。そのうどんを温かいお汁で食べると、ふぐ鍋の〆を食べているように感じられるうどんでした。

ふぐのヒレの香りが好きな人。ふぐ鍋が好きな人におすすめのうどんです。

作り方は、水のかわりにヒレ酒で中力粉をねりあげれば作れます。

ヒレ酒は日本のあちらこちらで買えます。しかし、ヒレ酒ををねりこんだうどんは見かけません。であるならば、ご自宅でをねりこみつくるしかありません。

パスタマシーンを使えば、うどんの幅と厚さを均一に切ることができます、素人でも。

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