この記事は、アルギン酸ナトリウムをいれて作るうどんの作り方を書いています。
アルギン酸ナトリウムは、海藻から抽出したエキスを粉末にしたものです。安全な食品添加物です。
アルギン酸ナトリウムをいれたうどんは、柔らかくなります。
コシの強いうどんが好きな人にむかないレシピです。
パスタマシーンを使い製麺しました。
アルギン酸ナトリウムうどんの材料（2～3人分）
- 中力粉：190g
- アルギン酸ナトリウム：10g
- 水：80g
- 塩：4g
- 打ち粉：適量
中力粉に蕎麦粉をたせば蕎麦に、中力粉を強力粉にかえれば、中華麺に、デュラムセモリナ粉をつかうとパスタになります。
ひとつの記事を読むだけで、4つの麺を作れるようになるのです。なんとお得な記事でしょうか。
使っている打ち粉の記事はコチラ。
アルギン酸ナトリウムうどんの調理工程
- アルギン酸ナトリウムと中力粉、塩、水を混ぜあわせる
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- アルギン酸ナトリウムうどんの出来上がり
アルギン酸ナトリウムうどんの作り方【 写真あり 】
アルギン酸ナトリウムと中力粉、塩、水を混ぜあわせる
アルギン酸ナトリウム：10gと中力粉：190gと、水：80g、塩：4gをボウルにいれる。
混ぜはじめは中力粉と液体が混ざりあい粘土状になる。手で混ぜるとくっついてしまう。さいばしやゴムベラを使って混ぜるとよい。
粉と水分を混ぜる専門の調理器具をつかい混ぜた。手で混ぜるように素早く混ぜることができる。
中力粉全体に水分がいきわたり、しっとりと3mm～5mmほどの粒状になれば手をつかい粉をまとめていく。
粒状にならないときは、すこしずつ生地に水をたし混ぜあわせる。
粒状になった粉をボウルにおしつけたり、のばしたりして、ひとつの塊にまとめ、形をととのえる。
1時間ほど生地を寝かせる。寝かせると生地ぜんたいに水分がまわり滑らかになりコシがでる、ふつうの生地は。
アルギン酸ナトリウムをいれたうどんのコシは弱い。コシにかんしては寝かせる必要はないように思う。ただ、生地の表面は滑らかになる。
寝かせているあいだに、生地が乾燥しないようにサランラップをまいておく。
粉のまぜかた参考動画
生地をパスタマシーンでのばす
生地を作業台にとりだす。パスタマシーンもセットしておく。
パスタマシーンに通ることができる薄さに生地をのばす。めん棒や手をつかい5mmほどになるまで生地をのばす。
パスタマシーンのダイヤルは、一番ブ厚くのばすダイヤルにあわせる、のばした生地をパスタマシーンに通す。
のばした生地をパタンとふたつに折りたたむ。
折りたたんだ生地をもう1度パスタマシーンに通す。パスタマシーンに通す、折りたたむ、通す、一連の作業をくり返すと生地が滑らかになる。
なめらかになった生地をお好みの薄さにのばす。食べやすい長さに切る。くっつかないように打ち粉をふっておく。
生地のばし方参考動画
生地をパスタマシーンで切る
パスタマシーンにカッター（生地を切る調理器具）とガイド（生地を固定する調理器具）をとりつける。
打ち粉をふった生地の先端をカッターにあわせ、パスタマシーンとガイドのうえにおく。
カッターにハンドルをとりつけ、くるくると回す。生地がカッターをとおり、うどんになって落ちてくる。手でうけとるか、清潔な器でキャッチする。
すべての生地をカッターにとおす。
うどんをすぐにゆでないときは、くっつかないように打ち粉をふっておく。
半日以上放置するときは、キッチンペーパーをひいた密閉できるようにいれる。冷暗所にいれておく。1日を目安に食べきる。
生地を切る動画
アルギン酸ナトリウムうどんを食べる
麺：100gにお湯1リットルから2リットルを用意する。
ぼこぼこと沸騰させたお湯に麺をいれる。ゆであがる時間は粉の種類や太さ、お湯の温度でかわってくる。ゆで加減をチェックしながらゆでよう。
お好みのゆで加減になれば、麺をザルなどにとり、冷水でヌメりをとり、表面をしめる。あとは、ふつうのうどんのように食べるだけだ。
うどんの角はたっている。うどんを箸でもつと、ずっしりとした重みを感じない。
厚手の昆布が濡れたときに感じる滑らかさがある。空気の粒をふくんだように軽い口当たりのうどんをすする。
新体操の選手がふわりと着地するように舌のうえに静かにのる。歯の重さだけで沈みこみ切れる柔らかさ。
伊勢うどんほどは柔らかくはない。福岡のうどんに近い柔らかさにちかい。
アルギン酸ナトリウムうどんは、温かいお汁でも食べられる。かえしをお湯でわったお汁にいれた。
柔らかいうどんを温かいお汁にいれると溶けるのではと思った。しかし、溶けることはなかった。
ふわふわとカツオの出汁がきいたお汁にアルギン酸ナトリウムうどんが浮いている。
アルギン酸ナトリウムうどんを作って食べた感想【 まとめ 】
アルギン酸ナトリウムうどんは、伊勢うどんよりは硬く、博多のうどんのような柔らかさです。
うどんにはコシと弾力が必要だ、と思われるかたにはオススメできません。
柔らかいうどんは、体調が悪くとも食べられるほどの柔らかさです。食べていて疲れません。
アルギン酸ナトリウムは薬局で買えます。しかし、アルギン酸ナトリウムをねりこんだ柔らかいうどんは見かけません。であるならば、ご自宅でをねりこみつくるしかありません。
パスタマシーンを使えば、麺の幅と厚さを均一に切ることができます、素人でも。
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