この記事は、アルギン酸ナトリウムをねりこんだ麺の作り方を書いています。
アルギン酸ナトリウムは、海藻から抽出されたエキスを粉末にしたものです。
水分をたくわえる性質があります。麺から水分を逃がしません。
水分をたくわえた麺は、ほわりと柔らかい食感です。
弾力とコシが強い麺が好きな人にはむかないレシピです。
パスタマシーンを使い楽々製麵しました。
アルギン酸ナトリウム麺の材料(2~3人分)
- 強力粉:190g
- アルギン酸ナトリウム:10g
- 水:80g
- 塩:4g
- 打ち粉:適量
強力粉をデュラムセモリナ粉にかえるとパスタに。中力粉にかえるとウドンになります。
この記事を読み、ひとつの麺の作り方をマスターすれば、三種類の麺を作れるようになるのです。なんとお得な記事なのでしょうか。
使っている打ち粉の生地はコチラ。
アルギン酸ナトリウム麺の調理工程
- アルギン酸ナトリウムと粉、水、その他の材料を混ぜる
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- アルギン酸ナトリウム麺の出来上がり
アルギン酸ナトリウム麺の作り方【写真あり】
アルギン酸ナトリウムと粉、水、その他の材料を混ぜる
アルギン酸ナトリウム:10gと強力粉:190g、水:80g、塩:4gをボウルにいれる。
最初から手で粉と水を混ぜはじめると粘土状になった生地が手にくっついてしまう。そこで菜箸やゴムベラで粉と水を混ぜると、粉が指にくっつかないのでイライラしない。
粉と水分を混ぜあわせるためだけの専用調理器具で混ぜあわせたよ。専用調理器具なので、赤くはなく、緑だけど3倍はやく混ぜあわせられる?
粉と水をボウルのなかで円を描くように混ぜあわせていく。ボウル内の粉が、3mm~5mmほどの粒になるまで混ぜる。粉ぜんたいが3mm~5mmほどの粒にならないときは、水を少しずつ追加し混ぜあわせる。
3mm~5mmほどの粒になれば、手にくっつきにくい。両手をつかい、粉をボウルにおしつけたり、おりたたんだりしていると粉がまとまってくる。
ひと塊にまとってきたら、形をまるく整え生地を寝かす。寝かしているあいだに、生地の表面が乾燥しないようにサランラップをまいておく。
1~2時間ほど冷暗所で生地を寝かす。寝かすことで、生地ぜんたいに水分がまわりコシと弾力がうまれる。
粉と水分の混ぜかた参考動画
生地をパスタマシーンでのばす
寝かせた生地を作業台にとりだす。パスタマシーンも設置しておく。
生パスタマシーンにはいる薄さになるまで、めん棒や手で生地をのばす。目安として、5mmほどになるまでのばす。生地が作業台にくっつくときは、打ち粉をふる。
パスタマシーンに通すと、生地の長さは2~3倍になってでてくる。2~3倍に長くなった生地をペタンと二つ折りにする。
生地をのばす→折りたたむ→のばす。この作業を3~5回ほど繰り返していると、生地の表面が滑らかになってくる。
生地が滑らかになれば、お好みの薄さまで生地をのばす。食べやすい長さに生地を切る。くっつかないように打ち粉をふっておく。
生地のばし方参考動画
生地をパスタマシーンで切る
パスタマシーンにカッター(生地を麺状にする道具)とガイドをつける。2mm幅に切るカッターを選ぶ。お好みのカッター幅をチョイスしよう。
生地ぜんたいに打ち粉をふり、パスタマシーンに生地をのせる。
カッターに装着したハンドルをくるくると回すと、生地が麺状になって落ちてくる。落ちる場所を清潔にしておくか、パットをおいたり、地面に落ちないように手でうけとめる。
すべての生地を麺状にする。麺どうしが、くっつかないように打ち粉をふっておく。
生麺は切ってすぐに食べるよりも寝かせてから食べたほうが滑らかになり、コシもよくなる、ふつうの麺であれば。
アルギン酸ナトリウム麺を寝かせる必要はないように感じた。
パカリと大きく開くフタ。作業がしやすく、密閉でき、なおかつ薄いので冷蔵庫にいれても邪魔にならないファイルケースをつかっている。
生地を切る参考動画
アルギン酸ナトリウム麺を食べる
麺:100gにたいして、1~2リットルのお湯を用意する。沸騰したお湯に麺をいれゆでる。
ボコボコと泡がでているお湯に注意しながら、麺をいれゆでる。ゆで時間は火力や麺の太さなどで変わる。目安として3分~7分ほど。ゆで加減をチェックしてから、お湯から引き上げる。
鶏がらスープに醤油や麺つゆ、塩をいれ味をととのえた温かいスープに麺をいれ、具材をトッピング。
もやしよりは白くはない。しかし、ふつうの麺よりも白いように感じられるアルギン酸ナトリウム麺。
パスタマシーンで切られた麺の角は、まるみをおびている。弾力とコシの強い麺であれば、角がピンッと90度になっている。
麺を箸でもつと軽い。粉と粉のすきまにエアーが混入されているように軽い。ふわりとした麺をすする。
柔らかい麺ではあるが、柔らかい洪水のようにすすれる。
麺を噛む。牛乳にひたしていたお菓子のように、ほろりと麺は消える。
弾力とコシはない。しかし、食べて続けても疲れない食感となっている。
体調の悪い日でもすすれるソフトな麺。そう、アルギン酸ナトリウム麺はソフト麺。
ゆでたあとに焼けば焼そばとしても食べられる。
ゆでたあとに冷やせば冷やし中華をはじめられる。
アルギン酸ナトリウム麺自家製麺を作って食べた感想【 まとめ 】
アルギン酸ナトリウムをねりこんだ麺は、ほわりとした食感でソフトな麺です。
食べていて疲れない麺です。体調の悪い日でも食べられるかもしれません。
アルギン酸ナトリウムは、海藻から抽出されたエキスから作られています。水分をたくわえる性質があります。
麺のなかにたっぷりの水分がたくわえられています。そのおかげで柔らかいのかもしれません。
アルギン酸ナトリウムは、ドラッグストアなどで売られています。しかし、アルギン酸ナトリウムをねりこんだ麺はあまり見かけません。であるならば、お家で作るしかありません。
パスタマシーンをつかうことで、幅と太さがそろった麺を作れます。パスタマシーン1台でお家が製麺所。
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