鶏胸肉を保温鍋(シャトルシェフ)で、鶏胸肉をしっとりとしあげるレシピを書いています。
チャーシューをゆでたお湯は、鶏胸肉の鶏油と旨味がでており、チキンスープとして使える一石二鳥なレシピです。
鶏胸肉チャーシューの作り方とチキンスープを使ったレシピも書いています。チキンスープを利用したレシピとしては、シンガポールライス、野菜スープ、水餃子、中華粥です。
お手頃価格の鶏胸肉でチャーシューも作れ、副産物のチキンスープで沢山のレシピを作ることができる節約レシピとも言えます。
鶏胸肉チャーシューの調理工程
- 鶏胸肉に焼き目をつける
- 鶏胸肉をゆでる
- 漬け汁を作る
- 漬け汁にゆでた鶏胸肉を漬ける
- 鶏胸肉チャーシューの出来上がり
鶏胸肉のゆでる鍋は、お家にある一番大容量のお鍋を使うとよいでしょう。ゆでるお湯がおおいほど冷めにくく、鶏胸肉にゆっくりと火がとおり、肉質がしっとり仕上がります。
また、お鍋はしっかりとフタができる鍋のほうが保温効果も高いです。
記事では、サーモスのシャトルシェフを使っています。
保温効果の高いマグカップなどを販売しているサーモスが作った保温効果の高いお鍋です。いちど温めると長時間ヌクヌクの状態をキープし、ゆっくりと食材の内部まで火をいれてくれます。
鶏胸肉チャーシューの材料
- 鶏胸肉:2枚(800g~1kg)
- 水:適量
- 野菜:ニンニク、ショウガ、野菜の残った部分(ネギの青い部分、ニンジンの切れはし)
- 日本酒:200cc
- 漬け汁の材料:醤油:100cc、日本酒or紹興酒:50cc、みりん:50cc
- 漬け汁の香辛料:(ニンニク、五香粉、八角):適量
鶏胸肉の分量はキッチリとはかる必要はありません。鶏胸肉1枚、2枚単位でいつも作っています。鶏胸肉をいれる量を増やしたほうが、スープには旨味とコクがたっぷり染みでます。
鶏胸肉をゆでるときに野菜を一緒にいれるのは、鶏胸肉に香りをつけるためと、スープに風味をつけるためです。料理に野菜を使ったときにでる切れはしを集め冷蔵庫に保管しておくとよいでしょう。
漬け汁につかう香辛料はご家庭になければ、いれなくてもかまいません。ただ、中華風の香辛料をいれると中華感はアップします。この香りは、まるで本格的な中華料理屋さんの香りダとなりますゾ。
鶏胸肉チャーシューの調理風景【 写真あり 】
鶏胸肉に焼き目をつける
鶏胸肉をそのまま焼いてもいいのだが、しっとりとした肉質にするためにひと手間。鶏胸肉にブスッブスッと穴をあけておくと内部まで火が通りやすくなり、肉質がしっとりとする。
フォークなどで穴をあけるとよい。鶏胸肉をよく調理するので、穴をあける専用の調理器具を使っている。牛や豚、羊の肉にもつかうことができ、スジを切る効果もあり肉質を柔らかくしてくれる。
穴をあけた鶏胸肉をタコ糸で丸く縛る。めんどくさいかたは縛る工程はパスしよう。さらに焼くのは香りをよくする効果と見た目をよくする効果を狙っている。香ばしさや見た目はどうでもいい人は、焼く工程をパスしてもらってかまわない。
フライパンに油をひき、火をつける。フライパンにひく油はご家庭にあるサラダ油やオリーブ油、ゴマ油を使う。ラードをいれるとコクは増すが、カロリーはあがる。
鶏皮部分から焼き目をつける。ピンク色の鶏胸肉が白くなるよう転がしながら、鶏胸肉ぜんたいを焼いていく。
鶏胸肉はゆでることで内部まで火を通すので、表面に焼き目をつけるだけでよい。
鶏胸肉をゆでる
鶏胸肉をいれたときに、水があふれることがないぐらいの水を鍋にいれる。包丁で叩いたニンニクとショウガ、野菜の切れはしを鍋にいれる。長ネギの青いところ、ニンジンのはし、タマネギの皮をいれた。
日本酒もいれ、2cmほどの泡がでてくるまで鍋を中火にかける。
沸騰した鍋に、鶏胸肉をゆっくりと沈め、火をとめる。フタをして保温する。サーモスのシャトルシェフは専用の保温器具があるので、そこにいれ2時間ほど保温する。
ふつうの鍋をつかっているかたは、鍋を毛布やドテラでくるんだり、コタツにいれたりすると鍋を保温することができる。
漬け汁を作る
醤油:100ccと紹興酒or日本酒:50cc、みりん:50ccをフライパンにいれる。
ニンニク1個をすりおろしフライパンにいれる。ニンニクを好きなかたは、ニンニクましましにしましょう。
香辛料もフライパンにいれる。辛いのが好きな人は唐辛子などを足すとよい。柚子胡椒などをいれると和風になる。
フライパンを弱火にかけ、鍋肌からごく小さい泡がでてきてから5分ほど火にかける。
漬け汁にゆでた鶏胸肉を漬ける
鶏胸肉を保温鍋からとりだす。このときに鶏胸肉のぶ厚い部分を切り、中まで火が通っているか確認しましょう。しっかりと火が通っていないときは、再度保温するか、肉質はややパサパサになるが電子レンジでチンをするとよい。
鶏胸肉をとりだしたあとのお湯はチキンスープとして料理に使える。常温まで冷えるのを待ち、冷蔵庫で保存しておく。野菜も一緒に冷蔵庫にいれてもよいが、土臭くなるときがあるので、ご注意を。
熱い鶏胸肉や漬け汁をいれても溶けないビニール袋に、ゆでた鶏胸肉をいれる。
漬け汁を鶏胸肉がひたひたになるまで注ぎいれる。
鶏胸肉はひとつひとつ別の袋で漬けこんだほうが、調理につかいやすく、また保存しやすい。
常温になるまで待ち、ビニール袋ごと冷蔵庫にいれ半日ほど待つ。冷蔵庫で冷やす工程でゆっくりと味が沁みこんでいく。
すぐに食べないときは、冷凍庫にいれておけば一カ月は保存可能だ。
鶏胸肉チャーシューの出来上がり
冷蔵庫で半日ほど冷やした鶏胸肉をとりだす。タコ糸を切る。
あとは鶏胸肉チャーシューをお好みの形に切り、そのまま食べたり、料理に使うとよい。
漬け汁は捨てずに、ゆで卵などいれておく。漬け汁は野菜炒めなど調理に醤油のかわりとして使うこともできる。
外側は茶色く、なかは白くしっとりしている鶏胸肉チャーシューの出来上がり。辛子やマヨネーズ、七味をふっていただく。
白米を器にもり、鶏胸肉チャーシューと漬け汁につけこんだ卵をのせ鶏胸肉チャーシュー丼も作れる。
いつもの袋ラーメンに鶏胸肉チャーシューと煮卵をいれると、すこしだけ豪華に見えるか。
チキンスープを使ったレシピ
- ラーメン
- シンガポールチキンライス
- 野菜スープ
- 水餃子
- 中華粥
鶏胸肉チャーシューを作ったときにできるチキンスープは、冷蔵庫にいれておけば5日ほど保存可能です。
火をいれてからチキンスープを料理につかえば、さらに安心して使うことができます。
ラーメン
お家で作るラーメンはむずかしそうとお考えでしょうが、むずかしくありませんゾ。
お好みの中華麺を買い、ゆでる。
漬け汁を丼にいれる。
チキンスープをそそぎ、味を確認する。味がうすいときは塩や醤油をたすとよい。
麺をいれ、具材をのせればラーメンの出来上がりである。作り方に慣れてくると、袋ラーメンなみに作るのがラクチン。鶏ダシがきいた醤油ラーメン風であり、あっさりしたなかに鶏の旨味を感じるラーメンになっている。
鶏胸肉チャーシューをつかいチャーハンを作れば、ラーメンセットをお家で作ることができる。
シンガポールチキンライス
シンガポールチキンライス、なんかお洒落で作るむずかしそうだな、そんなことありませんゾ。
炊飯器に米をいれ、分量どおりのチキンスープをいれ、炊飯器のスイッチをON。
炊き上がったチキンライスを器にもり、鶏胸肉チャーシューとゆで卵をトッピング。パセリをはらりと散らす。
お好みでチリソースやナンプラー、辛めのソースでいただく。炊飯器をあけると、鶏が飛びだしてくるかのような勢いあるチキンスープの香りがしている。
野菜スープ
チキンスープに冷蔵庫に残っている使いかけの野菜を細かく切り煮ると、体のダイエットにもなり、冷蔵庫のダイエットにもなる一石二鳥のレシピ。
卵をおとし、タンパク質を足すのもよい。
カレー粉をいれると、鶏だしとカレーの香りがよいカレーうどんも作れる。
水餃子
餃子をお湯でゆで、あたためたチキンスープにいれ食べる水餃子。
つるりと滑らかな皮の水餃子と、あっさりしたチキンスープの相性はよい、まるで天女と羽衣ぐらい相性がよい。
すこし味が足りないと感じたときは、ごま油やラー油、黒胡椒をふる。
中華粥
いよいよチキンスープの残りも少なくなってきたことだろう。最後はすこし豪華な中華粥をいただこう。
干し貝柱や干しエビ、キクラゲもいれる。なければゴマ油を注ぎいれるだけでもよき。
チキンスープの10分の1ほどの白米をいれる。
くつくつと沸騰させ1時間ほど煮てやれば、中華粥のできあがりだ。
ガスにかけずに、サーモスのシャトルシェフであれば保温容器で保温しておけば中華粥ができる。
鶏のスープは控えめにひっそりと中華粥の旨味の土台になっている。乾物から染みでた旨味が米ひとつぶひとつぶに染みこんでいる。
鶏と乾物の旨味はたっぷりとあるが、口あたりはさらりとしている中華粥は何杯でも食べることができそうだ。
鶏胸肉チャーシューとチキンスープを作れば、いろいろな料理を楽しむことができる。いろいろと料理を想像し、いろいろな料理を作りだす楽しみがある。
鶏胸肉チャーシューを作った感想【 まとめ 】
お手頃価格の鶏胸肉を買い、焼き、ゆで、漬け汁に漬けるとできる鶏胸肉チャーシューを作るのは簡単でした。
また鶏胸肉をゆでたお湯は、鶏のよいダシがでています。そのチキンスープは色々な料理に使えます。ラーメンやシンガポールチキンライス、野菜スープ、水餃子などなど。シンプルな味のチキンスープはいろいろな料理につかえます。
鶏胸肉でチャーシューを作り、スープを利用すれば一週間ほどはレシピに困りません。節約にもなるレシピでした。
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