この記事は、酒盗をねりこんだ生パスタの作り方を書いています。
日本のオツマミの酒盗とイタリアの生パスタをコラボさせました。
酒盗の香りと風味はあります。しかし、生パスタは短く切れました。マカロニほどの長さになりました。長い生パスタは作れません。
原因としては、酒盗の塩以外の調味料が、粉と粉の結合のジャマをしていると推測しました。
塩と油だけで作られたアンチョビやオイルサーディン、ツナ缶では問題なく長いパスタが作れました。
長い生パスタを作りたいかたは、塩だけで作られている酒盗を使ってください。
パスタマシーンを使い生パスタに仕上げました。
酒盗生パスタの調理工程
- 酒盗と粉、ほかの材料と混ぜあわせる
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- 酒盗生パスタの出来上がり
酒盗生パスタの材料（2～3人分）
- デュラムセモリナ粉：100g
- 強力粉：100g
- 酒盗：小さじ2
- 水：80g
- 塩：2g
- オリーブオイル：大さじ1
- 打ち粉：適量
酒盗のいれる量をふやすと風味がよくなります。
酒盗をたくさんいれると水分が多くなりすぎます。水や塩のいれる量をへらしてください。
使っている大容量、低価格の打ち粉の記事はコチラ。
酒盗生パスタの作り方【 写真あり 】
酒盗と粉、ほかの材料と混ぜあわせる
デュラムセモリナ粉：100gと強力粉：100g、塩：2g、オリーブオイル：大さじ1をボウルにいれる。
酒盗：小さじ2と水：80gもボウルにそそぎいれる。
最初から手で混ぜると、ドロドロの粉が手にくっつき作業をしにくい。さいばしやゴムベラで混ぜあわせるとよい。
粉と水を混ぜあわせる専門調理道具で混ぜあわせている。専門調理道具だけあって、手でかき混ぜるようであり、さいばしやゴムベラより素早く手早く混ぜあわせられる。
粉ぜんたいに水分がいきわたり、パン粉状になり、5mmほどの粒状になれば、手で作業してもくっつかない。5mmほどの粒状にならないときは、水をボウルに追加でいれる。
手をつかい粉をひとつの生地にまとめていく。ボウルに押しつけたり、丸めたり、折り曲げたりしていると、生地はまとまってくる。
1時間ほど生地を寝かせる。寝かせているあいだに、生地の表面が乾燥しないようにサランラップをきちんと巻いておく。
酒盗のあまく発酵したような香りはしている。
パスタ生地の混ぜ方参考動画
生地をパスタマシーンでのばす
寝かせた生地を作業台に取り出す。生地が作業台にくっつくときは、打ち粉を生地にふる。
パスタマシーンのダイヤルは、一番生地をぶ厚くのばすダイヤルにあわせる。ハンドルをくるくると回し、生地をのばす。生地の長さは2～3倍になる。
2～3倍になった生地をペタンと折りたたむ。
折りたたんだ生地をもう1度パスタマシーンで伸ばす、伸びた生地をたたむ、パスタマシーンで伸ばす、この作業を3～5回すると、生地がなめらかになる。
生地がなめらかになれば、パスタマシーンのダイヤルを操作し、お好みの厚さになるまで生パスタをのばし、食べやすい長さに切る。くっつかないように打ち粉をふっておく。
生地のばし方参考動画
生地をパスタマシーンで切る
パスタマシーンにカッター（生地を切る道具）とガイド（生地を切るのをサポートする道具）をセット。
打ち粉をふった生地をパスタマシーンの上におく。
カッターにハンドルを差し、くるくるとハンドルを回す。カッターを通った生地がパスタ状になって落ちてくる。手やボウルで生パスタを受ける。
すべての生地をカッターに通す。生パスタどうしが、くっつかないように打ち粉をふっておく。
生パスタは製麺したてを食べるよりも、寝かせてから食べたほうがコシがよくなる。密閉容器にキッチンペーパーをしき半日ほど寝かせる。
できあがった酒盗生パスタは、かたくなく、やわらかく、ぶよぶよと水分がおおく感じられる。寝かせずにスグにゆで食べるべきだったかもしれない。
パカリと大きく開くので作業がしやすく、密閉でき、なおかつ薄いので冷蔵庫にいれても邪魔にならないファイルケースをつかっている。
生地を切る参考動画
酒盗生パスタを食べる
生パスタ：100gに、沸騰したお湯1～2リットル用意する。生パスタに塩が入っているので、塩をいれる必要はなし。
お湯にいれた生パスタがくっつかないように、さいばしなどで軽くほぐす。
酒盗生パスタをゆでていると、ぶつぶつと切れた。5cmほどの長さになる。
ゆで時間の目安は3分～8分ほど。使った粉の種類や生パスタの厚さ、コンロの火力の差などで、ゆで時間は変わってくる。生パスタのゆで加減を確認し、生パスタをお湯からあげよう。
穴のあいていないマカロニのような長さ。ちゅるんとしており、食べやすくはある。長さはないものの、歯触り滑らかするりと食べられる。ニョッキのような力強いコシがある。
酒盗生パスタを噛むと、ぼわっとゆるく熱をもった甘い発酵した風味、酒を盗んでまで飲みたくなるといわれる酒盗の香りがしてくる。ニンニクと唐辛子とあわせているので、白ワイン、それもキンキンに冷えたのを盗んでまで飲みたくなる。
日本酒で飲むのであれば、ニンニクと醤油、キャベツがよいだろう。キャベツのシャキシャキ感、ニンニクと醤油の芳ばしさの黄金ツートップともいえる破壊力たるや。日本酒を飲まずにはいられない。
酒盗生パスタを作り食べた感想【 まとめ 】
生地をねりこむときに酒盗をいれるだけで酒盗生パスタは作れます。ふつうの生パスタの作り方とおなじです。
酒盗にはいっている塩いがいの調味料が、酒盗パスタを長くつなげるのを妨げます。出来たパスタはマカロニほどの長さです。
マカロニ生パスタとおもえば、イケます。酒盗の風味が漂っているマカロニです。洋風にしあげると、洋酒を盗みたくなり、和風にしあげると日本のお酒を盗みたくなります。
酒盗はスーパーで売られています。しかし、酒盗をねりこんだ生パスタはあまり売っていません。売っていないのであれば、ご自宅で作ればいいんです。
不器用さんでも、料理初心者さんでも、パスタマシーンを使うことで、パスタの幅と太さを均一にすることができます。
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