この記事は、バジルではなく日本の和ハーブの紫蘇をねりこんで作る生パスタのレシピを書いています。
紫蘇の香りは日本人の舌と鼻、心に響きます。そして、紫蘇は和の食材との相性もよいです。紫蘇をねりこんだ生パスタをつかうだけで、和風パスタをさっくりと作れます。
パスタマシーンを使い生パスタに仕上げました。
紫蘇生パスタの調理工程
- 紫蘇と粉、ほかの材料と混ぜあわせる
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- 紫蘇生パスタの出来上がり
紫蘇生パスタの材料(2~3人分)
- デュラムセモリナ粉:100g
- 強力粉:100g
- 紫蘇:適量
- 水:80g
- 塩:2g
- オリーブオイル:大さじ1
- 打ち粉:適量
混ぜあわせる紫蘇の葉をふやせば、紫蘇の香りはくっきりと鮮烈になります。紫蘇を大量消費できるレシピともいえます。しかし、紫蘇の葉をいれすぎると蕎麦粉が、まとまらないかもしれません。紫蘇をいれる量は、ほどほどにしてください。
使っている大容量、低価格の打ち粉の記事はコチラ。
紫蘇生パスタの作り方【 写真あり 】
紫蘇と粉、ほかの材料と混ぜあわせる
デュラムセモリナ粉:100gと強力粉:100g、塩:2g、オリーブオイル:大さじ1をボウルにいれる。
細く切った紫蘇もボウルにいれる。紫蘇の苦味とエグみが気になるかたは、紫蘇をお湯にくぐらし冷ましてから使うとよい。
最初から手で混ぜると、ドロドロの粉が手にくっつき作業をしにくい。さいばしやゴムベラで混ぜあわせるとよい。
粉と水を混ぜあわせる専門調理道具で混ぜあわせている。専門調理道具だけあって、手でかき混ぜるようであり、さいばしやゴムベラより素早く手早く混ぜあわせられる。
粉ぜんたいに水分がいきわたり、パン粉状になり、5mmほどの粒状になれば、手で作業してもくっつかない。5mmほどの粒状にならないときは、水をボウルに追加でいれる。
手をつかい粉をひとつの生地にまとめていく。ボウルに押しつけたり、丸めたり、折り曲げたりしていると、生地はまとまってくる。
1時間ほど生地を冷暗所で寝かせる。寝かせているあいだに、生地の表面が乾燥しないようにサランラップをきちんと巻いておく。
パスタ生地の混ぜ方参考動画
生地をパスタマシーンでのばす
寝かせた生地を作業台に取り出す。生地が作業台にくっつくときは、打ち粉を生地にふる。
パスタマシーンのダイヤルは、一番生地をぶ厚くのばすダイヤルにあわせる。ハンドルをくるくると回し、生地をのばす。生地の長さは2~3倍になる。
2~3倍になった生地をペタンと折りたたむ。
折りたたんだ生地をもう1度パスタマシーンで伸ばす、伸びた生地をたたむ、パスタマシーンで伸ばす、この作業を3~5回すると、生地がなめらかになる。
生地がなめらかになれば、パスタマシーンのダイヤルを操作し、お好みの厚さになるまで生パスタをのばし、食べやすい長さに切る。くっつかないように打ち粉をふっておく。
生地のばし方参考動画
生地をパスタマシーンで切る
パスタマシーンにカッター(生地を切る道具)とガイド(生地を切るのをサポートする道具)をセット。
打ち粉をふった生地をパスタマシーンの上におく。
カッターにハンドルを差し、くるくるとハンドルを回す。カッターを通った生地がパスタ状になって落ちてくる。手やボウルで生パスタを受ける。
すべての生地をカッターに通す。生パスタどうしが、くっつかないように打ち粉をふっておく。
生パスタは製麺したてを食べるよりも、寝かせてから食べたほうがコシがよくなる。密閉容器にキッチンペーパーをしき半日ほど寝かせる。
パカリと大きく開くので作業がしやすく、密閉でき、なおかつ薄いので冷蔵庫にいれても邪魔にならないファイルケースをつかっている。
生地を切る参考動画
紫蘇生パスタを食べる
生パスタ:100gに、沸騰したお湯1~2リットル用意する。生パスタに塩が入っているので、塩をいれる必要はなし。
お湯にいれた生パスタがくっつかないように、さいばしなどで軽くほぐす。
ゆで時間の目安は3分~8分ほど。使った粉の種類や生パスタの厚さ、コンロの火力の差などで、ゆで時間は変わってくる。生パスタのゆで加減を確認し、生パスタをお湯からあげよう。
熱々の紫蘇生パスタ。香りは紫蘇そのもの。日本人の魂が、DNAがソイソースをかけろと轟き叫ぶ、オリーブオイルよりもソイソースをかけろと轟き叫ぶ。
すこしだけ、ソイソースをかけ食べる。ぷっぷりんとした跳ねるような表面、もっちりとした食感。温められたことで、焦げたように芳ばしくなったソイソース。
そこに紫蘇の爽やかだが、ちくりと苦い香りが混ざりあう。もう、これは、これで手をくわえる必要がないほどの一皿ではないだろうか。
ツナ缶と温泉卵をトッピングしてみる。海苔やネギもきっとあう。
食材をのっけるだけで、和パスタの最高峰とよべるであろう一皿を作れる、紫蘇生パスタさえあれば。
紫蘇生パスタは、トメェトソースとの相性もよい。和洋とわず使いやすい生パスタ。
紫蘇生パスタを作り食べた感想【 まとめ 】
紫蘇生パスタの香りは、紫蘇のまるくした柔らかい爽やかさがあります。そして、オリーブオイルよりもソイソースをかけたくなる香りです。
和の素材、ツナ缶や卵、ノリ、ネギ、納豆、タラコ、明太子を紫蘇生パスタにのっけるだけで、和パスタの最高峰の頂きにちかい一皿を作れます。
紫蘇生パスタはあまり売っていません。日本の和パスタの最高峰にとどきうる紫蘇パスタが売っていないのであれば、ご自宅で作ればいいんです。
不器用さんでも、料理初心者さんでも、パスタマシーンを使うことで、パスタの幅と太さを均一にすることができます。
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