チキンラーメンの麺を食べたあとのドンブリに残るスープ。チキンラーメンそのものといった香りがのこっているスープ。たまに無性に飲みほしたくなるスープ。飲んだらおいしんだろうけど、飲むほすと塩分が気になる。
そこで、そのスープを粉と混ぜ、中華麺にしてやれば、塩分も薄まり、チキンラーメンの香りがする中華麺になります。スープからもう一度麺を作る、リサイクルです。環境にも優しいかナ?
パスタマシーン を使い自宅で、厚みと幅がそろった中華麺を作りました。
そうだそうだ、あなたが作り食べたチキンラーメンのスープをつかい麺を作り、他人に提供するときは、必ず断りをいれましょうネ。無断で提供するとブッ飛ばされるオソレがあります。当サイトは一切責任をもちませんゾ。
チキンラーメンねりこみ中華麺を作る工程
- 粉とスープを計量する
- 粉をスープを混ぜる
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- チキンラーメンねりこみ中華麺の出来上がり
チキンラーメンねりこみ中華麺の材料
- 強力粉:200g
- チキンラーメンのスープ:80g(常温にさましておく)
- かんすい:4g(いれなくても問題はなし)
- サラダ油:大さじ1
- 打ち粉:適量
かんすいは重曹でも代用できます。食用の重曹を使ってくださいね。
使っている大容量、低価格の打ち粉の記事はコチラ。
チキンラーメンねりこみ中華麺の作り方【 写真あり 】
粉とスープを計量する
ボウルに強力粉:200g、かんすい:4g、サラダ油:大さじ1をいれる。
常温にさましたチキンラーメンのスープを、別の容器で80g軽量しておく。チキンラーメンのスープの濃さの違いで、中華麺から香るチキンラーメンの香りはかわってくる。
チキンラーメンのくせになるスープの香りをきかしたい人は、チキンラーメンのスープは濃いめに作っておくとよい。
粉とスープを混ぜる
強力粉とほかの材料をいれているボウルに、チキンラーメンのスープをいれる。
手で最初から混ぜると、指にペチャペチャとくっついてしまう。さいばしやヘラで最初は混ぜるとよい。
粉と水分をス早く、テ速く混ぜることができる調理器具をつかっている。専用道具なので非常に混ぜやすい。
強力粉ぜんたいが、しっとりし3mm~5mmほどの粒になれば、手で作業しても粉が指にくっつきにくい。両手で生地を一つの塊にまとめる。
粉をボウルに押しつけるように作業をすれば、生地が一つの塊にまとまってくる。作業をしているあいだ中、ずっとチキンラーメンの香りが飛びまわっている。
一つの塊にまとめた生地は、乾燥しないようにサランラップでくるみ30分~2時間ほど寝かす。生地を寝かせると製麺したとき、弾力がまし、つるんとノドゴシがよくなる。
粉と水分の混ぜかた参考動画
生地をパスタマシーンでのばす
寝かせた生地を作業台にとりだす。手や作業台に生地がくっつくときは、生地に打ち粉をふる。くっつかなくなり作業をしやすい。
生地をパスタマシーンにとおすことができる厚み、およそ3mm~5mmになるまで、めん棒や手でのばす。
パスタマシーン のダイヤルの設定は、いちばんブ厚い生地ができるダイヤルにあわせる。パスタマシーンをあやつり、生地をのばしていく。
生地の長さが当初の2~3倍になれば、折りたたむ。ふたたび生地をパスタマシーンにとおし、のばしていく。のばす→折りたたむ→のばす、この作業を3~5回くりかえすと、生地がしっとり滑らかになってくる。さらに製麺したとき、弾力がまし、プリンっとした食感になる。
何度もパスタマシーンにとおし、しっとりと滑らかになった生地をお好みの厚さにのばし、食べやすい長さになるように生地を切る。短いほうが麺状にする作業は楽チン。
生地がくっつかないように打ち粉をふっておく。
生地のばし方参考動画
生地をパスタマシーンで切る
パスタマシーンにカッター(生地を切る道具)とガイド(麺を誘導する道具)をセットする。
パスタマシーンのうえに、打ち粉をふった生地をソッとのせる。うすくのばしていると、破れやすいのでご注意を。
ハンドルをカッターにセットし、ハンドルをぐるぐると回すと、生地が製麺させる。チキンラーメンねりこみ中華麺の出来上がりだ。
チキンラーメンらしく、うすく、ほそい麺にしたが、太い麺にするのも楽しいだろう。
中華麺は作りたてを食べるよりも、1日~2日ほど寝かしたほうが熟成されおいしくなる。キッチンペーパーをひいた容器に、チキンラーメンねりこみ中華麺をいれる。容器ごと冷蔵庫にいれ熟成させる。キッチンペーパーをひくのは、麺からでる水分によって、麺がベチョベチョになるのを防ぐためにいれている。
生地を切る動画
チキンラーメンねりこみ中華麺を食べる
ゆでかた
麺の重量:100gにたいし、1~2リットルの水を鍋にいれ沸騰させる。
麺のゆであがり時間は、粉の種類や麺の厚み、細さでかわってくる。火傷しないように、ゆで加減をちょくちょくチェックする。お好みのゆで加減になれば、麺をお湯からひきあげる。
スープ系
チキンラーメンねりこみ中華麺を器にいれ、お湯をざっぷりとかける。
チキンラーメン感はなく、生ラーメンだコレ。そこはかとなくチキンラーメンの香りは麺からしている。麺をすすると、チキンラーメンのクセになる香りはあり、産まれたたてのヒヨコの鳴き声ほどの小さいチキンラーメンの旨味もある。
粉だけの麺よりもチキンラーメンねりこみ麺は味がある。しかし、お湯だけで食べるのはキツい。お湯にしょう油や旨味調味料をいれたほうがおいしく食べることができた。茶色く香りたかいゴマ油をたらすのは1~2滴たらすのは正義。
濃いチキンラーメンのスープであれば、そのままでも食べることができるかもしれない。
焼そば系
にんにくとキャベツをいため、チキンラーメンねりこみ中華麺を炒める。オイスターソースと塩、こしょうで味をととのえる。
うん、ふつうにおいしい焼きそばだ、と思っていたら、チキンラーメンのあの香りが、時々サムタイムふわりとする。
チキンは焼かれることで、不死鳥になり舞い戻るのである。
揚げる
チキンラーメンといえば、安藤百福が妻の揚げ物をしているの様子を見て、特殊な揚げ方を開発し、チキンラーメンの保存性を高めたことは有名な話だ。
そこでかき揚げリングをつかい揚げていく。
かき揚げリングをスポッとぬく。見た目は、チキンラーメンぽいゾ。
ひっくり返し、反対側も揚げる。
丸い形には整形できたが、なんかゴツゴツしている麺の表面。
お湯をそそいで3分待つ。
3分後。麺はほぐれている。おおっ、原初にして原始のチキンラーメンにちかいものではないだろうか。
麺を食べてみる。「 油の味だな 」安藤百福も、このナンともいえないような試食品を数おおく試したことだろう。
味は揚げた油の香りと風味。麺はカリッと硬いところ、柔らかいところがあり、食感の対比を愉しむことができる。
スープは、油がういているただの汁。
安藤百福が精魂こめて作ったチキンラーメンの偉大さがわかった。
結論:チキンラーメンのスープをねりこみ、油で揚げるだけでは、チキンラーメンにはならない。
チキンラーメンスープねりこみ中華麺を作って食べた感想【 まとめ 】
おいしい香りを器からぷんぷんさせている、チキンラーメンのスープ。飲みたいけど、塩分が気になる。
そこでチキンラーメンのスープを中華麺にねりこむと、塩分もうすまり、チキンラーメンの香りのする中華麺を作ることができました。
チキンラーメンの香りは、いれたお湯の量でかわります。いれたお湯が少なければ、少ないほどチキンラーメンの香りがする中華麺を作れるでしょう。
チキンラーメンをねりこんで、揚げただけでは、チキンラーメンを再現することはできませんでした。チキンラーメンそのものを楽しみたいかたは、おとなしくチキンラーメンを買いましょう。
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