明太子をねりこんだ生パスタの作り方を書いています。
明太子をねりこむと、ほんのり甘く、ほどほどの辛さの生パスタができます。食べているときに、お皿に明太子がポロポロ残ることもありません。
パスタマシーンを使い、お家で作れるレシピになっています。
明太子が見えないのに、明太子の香りがする不思議な生パスタです。
明太子ねりこみ生パスタの調理工程
- 明太子をすりおろす
- 明太子と粉を混ぜ、生地を作る
- 生地をのばす
- 生地を切る
- 明太子ねりこみ生パスタの出来上がり
使った明太子は、ドでかい明太子。コストコ産です。
《公式》味の明太子ふくや明太子ねりこみ生パスタの材料(2~3人分)
- 明太子:30g~40g
- ヂュラムセモリナ粉:100g
- 強力粉:100g
- 水:90g
- 塩:4g
- オリーブオイル:大さじ1
- 打ち粉:適量
使っている大容量、低価格の打ち粉の記事はコチラ。
明太子ねりこみ生パスタの作り方【 写真あり 】
明太子をすりおろす
おろし器で、明太子をすりおろす。
ネチョッとこびりついてる、明太子も丁寧にとりのぞく。料理に使っている明太子はやや乾燥させ、魚卵をしっかりさせ、味を濃縮させているので、おろし器でおろすことができる。
乾燥させていない明太子でも、おいしい生パスタを作れるよ。包丁の背中を使って、ゴシゴシと魚卵をだしてやろう。
計量した材料をボウルにいれる
ヂュラムセモリナ粉:100gと強力粉:100gを計量しボウルにいれる。オリーブオイル:大さじ1と塩:4gも計量しボウルにいれる。
すりおろした明太子もくわえ、水:90gを注ぎいれる。
明太子と粉、水を混ぜ、生地を作る
混ぜ作業のはじめは、菜箸や木ベラを使い、粉と水を混ぜあわせると、指や手に粉がつかずに楽に作業をすることができる。
手のようになっている、粉と水を混ぜるだけの調理器を使い混ぜあわせている。パパッと粉と水を混ぜてくれる優秀な調理器具なのだ。
円を描くように、粉と水を混ぜ、ボウルにくっついた粉も剥がしながら混ぜていく。粉全体に水がいきわり、3mm~5mmほどの粒になれば、手をつかい1つの塊に生地をまとめる。全体が細かい粒にならないときは、水を少量ずつ足してやる。
手の平をつかい、粉をボウルにおしつけるように、ギュッギュッと押すと、粉がどんどん1つの塊になってくる。
ペタペタと見栄えよく、丸くまとめてやる。オレンジ色の明太子が見えており、生地からは明太子の匂いが、ほんのりとしている。
生地が乾燥しないようにサランラップに包み、生地を1時間ほど寝かす。生地の水分がまわり、しっとりとし、コシがうまれる。寝かしている間に調理器具のお片付けをしている。
パスタ生地の混ぜ方参考動画
生地をのばす
寝かせた生地を、作業台にとりだす。表面は艶っと、しっとり滑らかになっている。
めん棒や手の平で、生地を5mmほどにのばす。生地が手や作業台にくっつく時は、打ち粉をふると、くっつかなくなるよ。
パスタマシーンのダイヤルを、一番ぶ厚い生地ができるダイヤルにセットする。
生地をとおし、ハンドルをぐるぐる回すと生地が、伸びてでてくる。ちょっと凸凹しておいしくなりそうな生地に見えるよね。ご安心を、これから絹のようにしっとりした生地に生まれ変わるのだ。
伸ばした生地を二つに折りたたみ、もう1度パスタマシーンで伸ばす。『伸ばす、折りたたむ、伸ばす』作業を4~5回繰り返すと、しっとりした生地になり、何度も伸ばし、折りたたむことで、すばらしいコシが生パスタにうまれる。
食べやすい長さに、生地を切りわけておく。伸ばし終わるとあまり明太子を確認できない。あれだけ赤かった明太子どこいった。
生地のばし方参考動画
生地を切る
パスタマシーンにカッター(生地を切る道具)とガイド(生地を切るのをサポートする道具)をセットする。パスタマシーンの上に、打ち粉をふった生地をのせる。
4mm幅に切れるカッターを使いました。パスタマシーンは2mmや6mmと切る太さを変えることができます。
生地がグチャっとならないように慎重にハンドルをぐるぐる回すと、麺状になったパスタが落ちてくるので、やさしく受け止め、打ち粉をして、クルっとまとめてやると、明太子ねりこみ生パスタの出来上がり。
生パスタはすぐに食べるより、1日ほど寝かしてから食べたほうがおいしいのだ。そこで、キッチンペーパーをひいた保存容器に、打ち粉をした生パスタをいれ冷蔵庫で寝かしてやる。キッチンペーパーは生パスタからでる水分対策にいれる。
パカリと大きく開くフタ。作業がしやすく、密閉でき、なおかつ薄いので冷蔵庫にいれても邪魔にならないファイルケースをつかっている。
生地を切る参考動画
明太子ねりこみ生パスタを食べる
生パスタ100gをゆでるときは、水1リットル~2リットルを沸騰させる。水の量は少なくても、あまり生パスタの出来上がりに差はないように思う。
沸騰したお湯に、明太子ねりこみ生パスタをいれ、生パスタがくっつかないように、菜箸でほぐしてやる。ゆで時間の目安は3分~8分ほど。使った粉の種類やコンロの火力で、ゆで時間は変化してくる。火傷しないように、生パスタのゆで加減を確認してね。
ゆで加減を確認した生パスタをザルにとり、湯を切り器にもりつける。あとは乾麺パスタと同じように料理してやるだけだ。
シンプルにネギと海苔、オリーブオイルをモコミチる。香りは圧倒的に、ネギの刺激臭とオリーブオイルのさらりとしたオイリー感。海苔の風味がこうばしい。うん、明太子感はなし。プツンと生パスタを噛むと、ほんのり甘く、じんわりとした辛味がくる。パスタの中に明太子がねりこまれているのを確認できる。
ツナ缶をのせ、マヨネーズをぴゅ~とかけてやる。マヨネーズとツナ、明太子。まずいわけがない。行儀わるく、マナーなんてしったこっちゃねぇ、とお箸でぐちゅぐちゅかき混ぜ、カロリー爆弾を口にかきこむ。マヨネーズとツナのオイルでコーティングされた、明太子パスタがつるつると口の中を滑り、胃に到達する。
ニンニクをカリカリに焼き、唐辛子とトッピングした明太子ペペロンチーノ。
ニンニクの香味、唐辛子の暴力的な辛さに耐えて、生パスタのなかに生きる明太子。鶏卵でつくる生パスタより、あっさりしたペペロンチーノになっている。
明太子ねりこみ生パスタは、あわくはかない甘く、ほんのりした辛さがある生パスタになっている。
明太子ねりこみ生パスタを作って食べた感想【まとめ】
明太子をねりこむのは簡単でした。ふつうの生パスタを作る工程をほとんど差がありません。明太子の卵を取り出す作業が増えるだけです。
明太子ねりこみ生パスタは、ゆで終わると明太子の香りがし、食べてみると魚卵の甘さと、唐辛子の辛さを楽しめる生パスタでした。
ふつうの生パスタをみせかけて、明太子の香りがどこからかするぞ、と驚かれる生パスタです。変わり種パスタのレシピに加えました。
《公式》味の明太子ふくや生パスタを作るのに参考にしている本はコチラ
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