いぶりがっこ気分を味わえる大根漬物の作り方・レシピ 短時間で作れるお漬物 いぶりがっこのアレンジレシピをたっぷりご紹介

スモークチップ

いぶりがっこ気分を味わえる大根漬物の作り方|レシピを紹介します。調理期間は1~2日ほど。

いぶりがっこは少量でもいいお値段しますが、紹介するいぶりがっこ風漬物は、大根1本とあなたの労働力だけで大量に短時間で作れます。

燻煙の香りがし、ポリポリした食感を楽しめる大根の漬物です。いぶりがっこの代用品として使えるでしょう。

大根を燻製しますが、段ボールを使い、お手頃価格で燻製できるレシピです。

燻製をせずに、燻製の香りをつける商品のレビューもしています。煙をだせないかたは、こちらの作り方がよいでしょう。

いぶりがっこ風漬物の調理工程

  1. 大根を切り、干す
  2. 大根を燻製する
  3. できあがり

三工程で完成する、いぶりがっこ風漬物。

いぶりがっこ風漬物の材料

  • 大根:1本
  • 塩:大根の重量の2%

燻製に必要な道具

  • 段ボール
  • スモークチップ
  • 熱源(電気コンロ使用)
  • 耐熱容器
  • 2本の棒
  • 焼網

いぶりがっこ風漬物の作り方【写真あり】

大根を切る

大根の中央付近を輪切りにし、大根を4等分にしておく。皮をむかずに干していますが、皮が気になる人はむきましょう。

4等分に切った大根に、大根の重量の2%の塩をすりこんでおく。

大根を竹籠や干しネットにいれ、天気のよい日を選んで、1~2日間ほど日光にあてる。大根の水分がぬけ、ぐにゃっと曲げられるようになれば干し作業終了。

あいにく天気が悪かったので、室内で干し野菜を作る調理器具を使って大根を干した。4時間ほどで干し作業終了。

大根を燻製にする

干して曲がるようになった大根を燻製にする。

段ボールの上部に、2本の棒をさす。BBQ用の焼網に干した大根をのせ、2本の棒の上におく。大根を落とさないに注意しよう。

熱源(電気コンロ)の上に耐熱容器をおき、スモークチップをいれる。

スモークチップを温めると、スモークチップから”もくもく”と燻煙がでてくる。電気コンロ以外の熱源としてカセットコンロや炭が燻製しやすい。

  • カセットコンロ

スモークチップのこと、もっと知りたいかたはコチラの記事へどうぞ。

スモークチップが燃えつき、燻煙がでなくなるまで燻製する。スモークチップの燃えカスは火消壺にいれて処理すると安全。

写真のスモークチップの量で1~2時間燻製できる。燻製中の段ボール内の温度は70℃。

白い大根に、いぶりがっこっぽい色がついている、このままパクりと食べたいところだが、燻製が終わった直後の食材は、酸っぱく苦い。

2~3時間、大根を干しネットにいれ風にあてることで、燻製の香りが落ちつき、安心して食べれるようになる。

いぶりがっこ風漬物|食べる

いぶりがっこ風漬物をいちょう切りにし器に盛りつければ、「あっ」というまにお酒にピッタリの一品の出来上がりだ。

コロンとかわいい形、皮からは燻煙の香りがふわっと匂う、たしかに燻製されているなと感じる瞬間。

売られているいぶりがっこ、燻製されていない商品もあるという話を聞いたことがある。

いぶりがっこ風漬物は、食前のお通しとしてだすと燻製の香りとポリポリした食感が食欲を刺激してくれる。ビールや酎ハイ、日本酒、ウイスキー、ブランデー、ワインなど、つまり、お酒ならだいたいのものにあう。

食後はウィスキーをチビリチビリなめながら、いぶりがっこ風漬物をポリポリとゆっくり食べると、お腹のなかの食べたものをスッキリしてくれる。

いぶりがっことクリームチーズ

いぶりがっこ風漬物を粗みじん切りにし、常温にもどしたクリームチーズと混ぜるだけでできるレシピ。カンタンに作れるからといって、なめてはいけない。クリームチーズはなめてもよい。

クリームチーズはやや甘く口当たりの優しいチーズ、特徴があまりないチーズ。そこへいぶりがっこ風漬物を加えることで、ガリッとした食感、燻製の香りがクリームチーズの甘味を引きたてる。

クラッカーにのせ食べるのも、パリパリした食感がふえ楽しい。ヌルッ、パリッ、ガリッと3つの食感が口のなかで繰りひろげられる。

あまりクラッカーのカスを”ぼろぼろ”落とすとみっともないので、気をつけよう。

クラッカーに海苔の香りを追加するのもよい。

いぶりがっこのおやき

いぶりがっこいりのクリームチーズをおやきのなかにいれ香ばしく焼きあげた。

パリッと熱々のかたいおやきのなかから、薫香がふきだし、トロりとしたチーズとおやきが混ざりあい、ガリッとした強烈な食感のアクセントがあるおやき。

これは、おやきのニュージェネレーション。おやきの夜明けがくるレシピ。

いぶりがっこのガレット

いぶりがっこいりのクリームチーズをガレットにのせてみた。

ガレットとの蕎麦の風味と、いぶりがっこの燻製の香りの組みあわせ。

どことなくお洒落で瀟洒な印象がある。だが、田舎のおばあちゃんが作ってくれた素朴なお菓子といった印象もうける。

お洒落さと懐かしさの二つで構成されているガレット。

いぶりがっこのポテトサラダ

ゆでたり蒸したりして柔らかくなったジャガイモをすりクリームチーズと混ぜあわせ、いぶりがっこと混ぜあわせた。

クリームチーズの風味が濃く厚くなり、熟成させた上等のチーズのようになる。そこに燻製の香りがあるいぶりがっこをのせると薫香までプラスできる。燻しつつ熟成されたような高級感あるチーズのような風味をたのしめる。

そして、最後にガリッとした強き食感。

いぶりがっこ酒粕

マッシュポテトに酒粕をいれる。いぶりがっこをいれ混ぜあわせる。

飲む点滴といわれている日本酒のかほりがのこっている酒粕。そこに、いぶりがっこの燻煙を混ぜこむことで辛口の風味なっている。

ほっくりとしたじゃがいもと酒粕、コリッとしたいぶりがっこの食感の対比。酒粕の甘い香りと燻製の香りの対比。ふたつの対比をたのしめる。

この料理は、個人の趣味によってあわせるお酒の種類はかわるように思う。冷や温の日本酒でも焼酎。ビールやウイスキーにもあうだろう。甘いお酒もいけるか。

さらに奈良漬けをくわえると、グッと奥深いものになる。

奈良漬けのともすれば、甘くなりがちな風味、それに酒粕をあわせるのである。甘くなりすぎるのではと思った。

そこは、燻煙の苦味と燻した香味のおかげで、甘さは控えめになっている。

甘さは控えめにした。しかし、奈良漬けと酒粕の熟成された旨味はしっかりと感じられる。

いぶりがっこの峻烈な食感だけでなく、奈良漬けの鷹揚な食感もたのしめる。食感に飽きることがない一品。

いぶりがっこと炭水化物

ほかほかの白米のうえに、きれはしのマグロや刺身をのせる。そして、おおざっぱに切ったいぶりがっこをのせ、卵黄とゴマをトッピング。

すこし醤油や麺つゆをかける。食材を卵黄と混ぜあわせる。

マグロに卵黄の膜がはり、その膜にはいぶりがっこの香りがまとわりつく。ほかほかと白いお米の湯気のなかに燻煙の香りとマグロの熱せられた香りあり。

マグロの柔らかい魚肉に、いぶりがっこの食感をくわえると、マグロの魚肉の風味に背骨ができたように強くなる。また、いぶりがっこの燻煙の香りは、醤油を麺つゆを燻したような香りになる。醤油と麺つゆの味と香りに奥行がうまれる。

柔らかい食感だけだと飽きがきてしまう。そこでいい仕事をするのが、いぶりがっこの食感。丼物についてくる漬物のような役目をしてくれる。白米と刺身の柔らかい食感だけでなく、コツンとくるいぶりがっこの食感は大事なのだなと思った。

紫蘇もいっしょにトッピングするのもよき。口あたりも爽やかに、そして軽くなり、何杯でも食べられそうな気分になる。

サーモンといぶりがっこ、ディルパスタ。

ディルの清涼な香り、いぶりがっこの燻された香り。ふたつの香りにはさまれたサーモンは、爽やかな風味があるスモークサーモンのようになっている。

そして、刺身で食べられるサーモンは、とてもフレッシュ。

サーモンとディルだけでも上品な騎士のような味にしあがります。しかし、そこに野武士のようないぶりがっこを混ぜることで、西洋の騎士と東洋の武士がひとつの皿のうえにてあいまみえます。

ツナ缶といぶりがっこパスタ。

ツナ缶をパスタにのせるだけもよき。さらにいぶりがっこをのせるとよき。

いつでもお手軽に食べられるツナ缶。ツナ缶にいぶりがっこを混ぜると、ツナの繊維ひとつひとつが燻されたような風味になる。

スモークされたツナ缶は、ねっとりと濃い味になっているように思われた。いつものツナ缶を御馳走といったお味にしたてあげてくれるいぶりがっこ。

納豆にいぶりがっこ。

納豆の香りがいくぶんゆるむ。納豆をワラなどで焼いたり燻したりしたような高級な風味になっている。

納豆のぬっとりと足元が沈むような柔らかさ。足場になる堅牢な硬さのいぶりがっこ。納豆の風味と香りにおぼれることなく納豆を食べられる、いぶりがっこを混ぜれば。

きくち正太さんレシピ

料理系の漫画を描いている、きくち正太さんのレシピを二つ紹介。

イラストの線が繊細で独特の画風、器がとても美しく描かれており、料理のおいしさをひきたてる。

きくち正太夫妻が、日常作っている料理を紹介しているエッセイ風料理漫画。

大根おろし納豆とあわせる

いぶりがっこ風漬物をいちょう切りにし、納豆と大根おろしと混ぜ合わせ、塩と醤油で味をつける。

大根と大根をあわせるの、とビックリさせられた一品。納豆と大根おろしだけでは食感に乏しいが、いぶりがっこ風漬物をくわえることで、食感と燻製の風味を楽しめる。

大根おろしが口のなかをサッパリさせてくれる。ご飯にはモチロンあうが、ビールや日本酒にもあう。

火をつかわないので、暑い日に重宝する一品。

カレーの薬味

ニンニクをお酢につけておく。ニンニクが真っ青になったあと、ニンニクの色が白くなり、お酢に濃いブランデーのような色がついてくる。ニンニクはそのまま食べられるようになり、お酢もサラダにかけるとフワっとニンニクの香りがするドレッシングになる。

ニンニクをお酢に漬けだしたのも、きくち正太さんの漫画を読んでから。『かつおのタタキ』にニンニクの酢漬けをのせると、サッパリしバクバクといくらで食べれるようになる。

七福神漬けの7つの風味と味を、いぶりがっこと酢漬けのニンニクがまかなっている。

この二つだけで、爽快な酸味、滋味ある風味、燻された香味があり、二つで十分なんですよ、7つなんて飾りなんです、という大きな声が聴こえてきそうな付け合わせになる。

いぶりがっこの燻煙の香りとカレーの香りの相性もよい。カレーのスパイシーな香りが濃くなっている。

話を戻す、いぶりがっこ風漬物とニンニクの酢漬けを切り、混ぜあわせるとカレーの薬味にピッタリな一品ができる。乾燥パセリとオリーブ油を少々くわえている。

それにまたこの薬味がぜひたくなこと!!

いぶりがっこの食感がパリパリで、いぶりがっこなんて高くて買えないっスもん普通!!

このスモーキーフレイバー。食感もそうだけど味がまた意外と合うんだよな。

引用:あたりまえのぜひたく

いぶりがっこ風漬物を作って食べた感想【まとめ】

いぶりがっこは買えば高いですが、いぶりがっこ風漬物を自分で作れば非常にお手頃価格でいぶりがっこ風漬物をぜいたくに料理に使えました。

いぶりがっこが高いので、試せなかった料理レシピをバンバン試せるようになったのは嬉しかったです。

これからもドンドン、いぶりがっこ風レシピを増やしていこうと思います。

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