この記事は、調味料のハリッサをねりこんで作る生パスタのレシピを書いています。
アフリカの大地が生んだ唐辛子とニンニク+香辛料をつかったハリッサは、うまから風味といった味です。
ハリッサは、つぎにくる調味料だと思っています。え?もうキテルですって、生パスタにねりこんで、このウェーブにのるしかありませんね。
唐辛子のねっとりした辛味、風味の芯になるにんにくの風味、かろやかな清涼を感じられる香辛料の香り、うまから風味が生パスタの中からしてきます。
パスタマシーンを使い生パスタに仕上げました。
ハリッサ生パスタの調理工程
- ハリッサと粉、ほかの材料と混ぜあわせる
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- ハリッサ生パスタの出来上がり
ハリッサ生パスタの材料(2~3人分)

- デュラムセモリナ粉:100g
- 強力粉:100g
- ハリッサ:大さじ1
- 水:80g
- 塩:2g
- オリーブオイル:大さじ1
- 打ち粉:適量
ハリッサはチューブの商品を使いました。瓶詰めのペーストでも、自作でもお家にあるハリッサをお使いください。
ハリッサをたっぷりいれると風味がまします。いれる量をいろいろと試し、あなた好みのハリッサの香りを探求するたのしみがあります。
ハリッサをたっぷりいれたときは、水の量をへらしてください。また、いれすぎると生地がまとまらない可能性もあります。
使っている大容量、低価格の打ち粉の記事はコチラ。
ハリッサ生パスタの作り方【 写真あり 】
ハリッサと粉、ほかの材料と混ぜあわせる

デュラムセモリナ粉:100gと強力粉:100g、水:80g、塩:2g、オリーブオイル:大さじ1をボウルにいれる。
ハリッサもボウルにいれる。
最初から手で混ぜると、ドロドロの粉が手にくっつき作業をしにくい。さいばしやゴムベラで混ぜあわせるとよい。
粉と水を混ぜあわせる専門調理道具で混ぜあわせている。専門調理道具だけあって、手でかき混ぜるようであり、さいばしやゴムベラより素早く手早く混ぜあわせられる。

粉ぜんたいに水分がいきわたり、パン粉状になり、5mmほどの粒状になれば、手で作業してもくっつかない。5mmほどの粒状にならないときは、水をボウルに追加でいれる。

手をつかい粉をひとつの生地にまとめていく。ボウルに押しつけたり、丸めたり、折り曲げたりしていると、生地はまとまってくる。


1時間ほど生地を冷暗所で寝かせる。寝かせているあいだに、生地の表面が乾燥しないようにサランラップをきちんと巻いておく。
パスタ生地の混ぜ方参考動画
生地をパスタマシーンでのばす

寝かせた生地を作業台に取り出す。生地が作業台にくっつくときは、打ち粉を生地にふる。
パスタマシーンのダイヤルは、一番生地をぶ厚くのばすダイヤルにあわせる。ハンドルをくるくると回し、生地をのばす。生地の長さは2~3倍になる。

2~3倍になった生地をペタンと折りたたむ。

折りたたんだ生地をもう1度パスタマシーンで伸ばす、伸びた生地をたたむ、パスタマシーンで伸ばす、この作業を3~5回すると、生地がなめらかになる。

生地がなめらかになれば、パスタマシーンのダイヤルを操作し、お好みの厚さになるまで生パスタをのばし、食べやすい長さに切る。くっつかないように打ち粉をふっておく。
黄赤色になった生地。唐辛子とニンニク、ウコンのような異国情緒あふれる香りがしている。
生地のばし方参考動画
生地をパスタマシーンで切る

パスタマシーンにカッター(生地を切る道具)とガイド(生地を切るのをサポートする道具)をセット。
打ち粉をふった生地をパスタマシーンの上におく。

カッターにハンドルを差し、くるくるとハンドルを回す。カッターを通った生地がパスタ状になって落ちてくる。手やボウルで生パスタを受ける。

すべての生地をカッターに通す。生パスタどうしが、くっつかないように打ち粉をふっておく。

生パスタは製麺したてを食べるよりも、寝かせてから食べたほうがコシがよくなる。密閉容器にキッチンペーパーをしき半日ほど寝かせる。
パカリと大きく開くので作業がしやすく、密閉でき、なおかつ薄いので冷蔵庫にいれても邪魔にならないファイルケースをつかっている。
生地を切る参考動画
ハリッサ生パスタを食べる

生パスタ:100gに、沸騰したお湯1~2リットル用意する。生パスタに塩が入っているので、塩をいれる必要はなし。
お湯にいれた生パスタがくっつかないように、さいばしなどで軽くほぐす。
ゆで時間の目安は3分~8分ほど。使った粉の種類や生パスタの厚さ、コンロの火力の差などで、ゆで時間は変わってくる。生パスタのゆで加減を確認し、生パスタをお湯からあげよう。

にんにくをオリーブオイルをいれ、じっくりと弱火で炒める。ゆでたハリッサ生パスタとにんにくを炒めたオリーブオイルと混ぜあわせる。器に盛りつける。
唐辛子をいれていないのに、唐辛子の香りはあり赤い。唐辛子いがいの香りもあるので、鼻の粘膜にツンツンする刺激はなく、むしろ香辛料のよき香りが、食欲スイッチを押してくれる、パブロフの犬よろしくヨダレがでてくる。
もちもちとフォークにおさまりきらない弾力。フォークよりもお箸のほうが食べやすい。お箸でもつかむのに苦労するなめらかなハリッサ生パスタ。
もちゅもちゅ、むにゅむにゅとアルデンテを柔らかくして三本の矢のようにまとめたコシを噛んでいると、ゆっくりと唐辛子の熱が伝わり、にんにくの旨味が外と内から攻めてくる。唐辛子とにんにくの風味のほかに、ポッと小さな粒がはじけるような爽やかな香辛料の香り。うまくもあり、爽やかであり、あっさりしている。

ハリッサは、鶏肉や豚肉にもあう。さらに、白身魚にもよくあう。ハリッサは主張しすぎないので、白身魚のほのかなあえかな風味をつぶさない。それでいて、ハリッサとまぜた白身魚は、旨味がまし死んだ白身から生きている白身に変身する。
ツナ缶とキャベツと質素な食材だけで、すこしお高いレストランで提供されるような生パスタに。
ハリッサ生パスタを作り食べた感想【 まとめ 】
ハリッサ生パスタは、粉と水を混ぜるときに、ハリッサをいれるだけで、ふつうの生パスタの作り方と一緒です。
ハリッサをいれると、アフリカがうんだ唐辛子とにんにく、香辛料の香りをたのしめる生パスタになります。
そのままオリーブオイルや塩・胡椒、チーズなどシンプルに食べられます、ハリッサの味がついているので。
鶏肉や豚肉にもハリッサはあいます。さらに、白身魚との相性もよいのです、ハリッサは。
ハリッサはちょっとでかいスーパーに売っています。しかし、ハリッサをねりこんだ生パスタはあまり売っていません。売っていないのであれば、ご自宅で作ればいいんです。
不器用さんでも、料理初心者さんでも、パスタマシーンを使うことで、パスタの幅と太さを均一にすることができます。
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