この記事は、タバスコをねりこんだ自家製生パスタの作り方を書いています。
粉を混ぜるときに、ちょっちょいとタバスコをふりかけるだけです。すっぱさと辛さを愉しめる生パスタ。すっぱさと辛さはタバスコをいれる量で調整できます。辛党はおおめに、辛いのが苦手な人は少なめにいれましょう(辛いの苦手な人は読まないか)。
バルサミコ酢から作ったバルスコという調味料をねりこみ食べた感想も書いています。
パスタマシーンを使い生パスタに仕上げました。
タバスコ生パスタの調理工程
- タバスコと粉、ほかの材料と混ぜあわせる
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- タバスコ生パスタの出来上がり
タバスコ生パスタの材料(2~3人分)
- デュラムセモリナ粉:100g
- 強力粉:100g
- タバスコ:大さじ1
- 水:70g
- 塩:2g
- オリーブオイル:大さじ1
- 打ち粉:適量
タバスコを大さじ1よりおおくいれるときは、水の量を減らしてください。
生地がまとまらないときは、あとから水を足すことができます。
使っている大容量、低価格の打ち粉の記事はコチラ。
タバスコ生パスタの作り方【 写真あり 】
タバスコと粉、ほかの材料と混ぜあわせる
デュラムセモリナ粉:100gと強力粉:100g、塩:2g、オリーブオイル:大さじ1をボウルにいれる。
タバスコ:大さじ1と水:70gもいれ、粉などと混ぜあわせる。
最初から手で混ぜると、ドロドロの粉が手にくっつき作業をしにくい。さいばしやゴムベラで混ぜあわせるとよい。
粉ぜんたいに水分がいきわたり、パン粉状になり、5mmほどの粒状になれば、手で作業してもくっつかない。5mmほどの粒状にならないときは、タバスコか水をボウルに追加でいれる。
手をつかい粉をひとつの生地にまとめていく。ボウルに押しつけたり、丸めたり、折り曲げたりしていると、生地はまとまってくる。
ところどころにオレンジ色の斑点がみられる。これがタバスコの成分なのだろうか。
1時間ほど生地を寝かせる。寝かせているあいだに、生地の表面が乾燥しないようにサランラップをきちんと巻いておく。
パスタ生地の混ぜ方参考動画
生地をパスタマシーンでのばす
寝かせておいたタバスコ生地を作業台に取り出す。生地が作業台にくっつくときは、打ち粉を生地にふる。
タバスコの眼にツンっとくる酸っぱい香りがすこし生地から漂う。
生地をパスタマシーンにとおる厚さになるまで、めん棒や手でのばす。目安として3mm~5mm。
パスタマシーンのダイヤルは、一番生地をぶ厚くのばすダイヤルにあわせる。ハンドルをくるくると回し、生地をのばす。生地の長さは2~3倍になる。
2~3倍になった生地をペタンと折りたたむ。
折りたたんだ生地をもう1度パスタマシーンで伸ばす、伸びた生地をたたむ、パスタマシーンで伸ばす、この作業を3~5回すると、生地がなめらかになる。
生地がなめらかになれば、パスタマシーンのダイヤルを操作し、お好みの厚さになるまで生パスタをのばし、食べやすい長さに切る。くっつかないように打ち粉をふっておく。
生地のばし方参考動画
生地をパスタマシーンで切る
パスタマシーンにカッター(生地を切る道具)とガイド(生地を切るのをサポートする道具)をセット。
打ち粉をふった生地をパスタマシーンの上におく。
カッターにハンドルを差し、くるくるとハンドルを回す。カッターを通った生地がパスタ状になって落ちてくる。手やボウルで生パスタを受ける。
すべての生地をカッターに通す。タバスコ生パスタどうしが、くっつかないように打ち粉をふっておく。
生パスタは製麺したてを食べるよりも、寝かせてから食べたほうがコシがよくなる。密閉容器にキッチンペーパーを敷きつめ、タバスコ生パスタを半日ほど寝かせる。
生地を切る参考動画
タバスコ生パスタを食べる
生パスタ:100gに、沸騰したお湯1~2リットル用意する。生パスタに塩が入っているので、塩をいれる必要はなし。
お湯にいれた生パスタがくっつかないように、さいばしなどで軽くほぐす。
ゆで時間の目安は3分~8分ほど。使った粉の種類や生パスタの厚さ、コンロの火力の差などで、ゆで時間は変わってくる。生パスタのゆで加減を確認し、生パスタをお湯からあげよう。
ゆでた影響なのか、ゆでるまえにあった眼にツンッとくる酸っぱさはなくなっている。オリーブオイルとパセリをふりかけ食す。つるん、ぷりん、スコッとこけそうなぐらい滑らかなパスタの表面。パスタを噛んでみると、鼻にすーっと酸味がぬけ、舌先にチクリとした辛味を感じることができる。タバスコの風味は生き残っていた。ソースがなくとも、飽きることなく食べることができるタバスコ生パスタ。
ナポリタンにしてみる。タバスコ生パスタだけでは、ケチャップやお肉、そのたのソースに太刀打ちできない。ダイレクトな酸味と辛味をタバスコの風味を介入させたほうが、ナポリタンの味がシャッキリとする。
タバスコは直接ふりかけたほうがパンチはある、パスタにねりこむよりも。
バルスコ生パスタ
バルスコという商品をご存知でしょうか。バルサミコ酢と酢、コショウを混ぜてつくられている商品です。バルサミコ酢をいれているのに酢を足す必要はあるのかと首をかしげたくなります。しかし、この商品のポテンシャルは恐ろしいものがあります。バルサミコ酢の芳醇な酸味とピリッと味をしめるコショウの風味が滅法界いいんです。焼肉ソースやパスタ、チャーハンにひとふり、ふたふりするだけで、それはそれは、モウ~。
ここまで読まれたかたは、バルスコ生パスタの作り方はわかりますよね。わかりましたよね。
タバスコのかわりにバルスコをいれるだけです。
バルサミコ酢は、火をいれることで風味が飛ばずに濃くなります。バルスコ生パスタもバルサミコ酢の風味が生きています。辛さということでは、タバスコのほうが辛いです。
トマトソースとあわせると、トマトソースの底から、バススコの風味が闘牛のように突進してきます。すこし旨味が足りないときは、バルスコを追加でふりかけてください。
タバスコ生パスタを作り食べた感想【 まとめ 】
タバスコを粉にふりかけて作るタバスコ生パスタ。ふつうの生パスタを作る調理工程とかわりません。
タバスコ生パスタはゆでると、タバスコの風味は残念ながら減りました。残った風味は、生パスタの内部に生き残っています。生パスタを噛むことで、酸っぱさと辛さがやってきます。
バルスコというバルサミコ酢を使った調味料をいれて作った生パスタは、バルサミコ酢の風味は生き残っていました。熱に強い調味料をつかうことで、生パスタに風味を残すことができるようです。
不器用さんでも、料理初心者さんでも、パスタマシーンを使うことで、パスタの幅と太さを均一にすることができます。
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