この記事は、片面はそば、片面はうどん、両面の食感がちがう麺の作り方・レシピを書いています。
そばうどんとでも申しましょうか。そんな麺です。
パスタマシーンを使うことで、両面の食感がちがう麺を作ることができます。ちょっと不思議で変わった麺をお家で愉しんでみませんか。
そばうどんの材料
- 中力粉:100g
- 水:40g
- 塩:4g
- そば粉:60g
- 強力粉:40g(薄力粉でもOK)
- 水:40g
使っている大容量、低価格の打ち粉の記事はコチラ。
そばうどんの調理工程
- そば生地を作る
- うどん生地を作る
- 二つの生地をあわせ製麺する
- そばうどんの出来上がり
そばうどんの作り方【写真あり】
そば生地を作る
そば粉:60gと強力粉:40g、水:40gをボウルにいれる。
粉と水を混ぜあわせる。手で混ぜはじめてもいいが、ゴムベラやさいばしで混ぜあわせると、手に粉がくっつかず楽に作業できる。
蕎麦の水回し専用の器具で粉と水を混ぜあわせた。専用の道具などで楽にスピーディーに混ぜあわせることができる。
粉ぜんたいがしっとりし、粉が3~5ミリほどの粒になるまで混ぜあわせる。3~5ミリほどの粒にならないときは、水を追加でいれる。
3~5ミリほどの粒になれば、そば粉が手にくっつきにくい。両手をつかいそば粉をまとめていく。そば粉をのばしたり、押しつけているとまとまってくる。
形をととのえ混ぜ作業終了。パスタマシーンで製麺するので、ヘソダシをする必要はない。
水回しと粉のまとめ方参考動画
作業台に生地をだし、パスタマシーンも設置しておく。
生地に打ち粉をふり、めん棒や手をつかいパスタマシーンに通せる薄さまで生地をのばす。目安としては、5mm以下になるようにのばす。生地が作業台にくっつくときは、打ち粉をふりながら作業をする。
パスタマシーンのダイヤルの設定は、1番ぶ厚くのばせるダイヤルに合わせておく。
パスタマシーンのハンドルを回し、生地をパスタマシーンに通しのばす。3~4倍ほどの長さになって生地がでてくる。
折りたたんだ生地をもう1度パスタマシーンに通す。のばす、折りたたむ、のばす、この作業を5回ほどくり返すと生地が滑らかになり、蕎麦のコシもしなやかにつよくなる。
滑らかになった生地をお好みの薄さにまでのばす。打ち粉をふり、うどん生地ができあがるまで乾燥しないようにサランラップなどで包んでおく。
蕎麦生地のばし方参考動画
うどん生地を作る
中力粉:100gと塩:4g、水:40gをボウルにいれる。
はじめから手で混ぜると、粘土状になった生地が手にくっつき作業がしにくい。さいばしやゴムベラなどで円をかくように混ぜはじまるとよい。
UFOキャッチャーのような形をした、粉と水を混ぜる専門道具で混ぜる。こいつが混ぜるためたけの専門道具だけあり、いい仕事をする。
水が粉ぜんたいにいきわたり、3mm~5mmほどの粒状になるまで混ぜる。混ぜても粒状にならないときは、水を少しづつボウルにいれる。
3mm~5mmほどの粒になれば、手をつかい粉とひとつの塊にまとめていく。
粉のまぜかた参考動画
うどん生地を作業台にとりだす。パスタマシーンも設置する。
パスタマシーンに通る薄さになるまで、めん棒や手で生地をのばす。目安として5mm以下。
パスタマシーンのハンドルを操作し、ローラー部分に生地を通す。ペチャンコになり、2~3倍の長さになって生地はでてくる。
長くなった生地をペタンと二つに折りたたむ。降りたたんだ生地をもう1度パスタマシーンに通す。のばす、降りたたむ、のばす。1連の作業を5回ほどくり返すと、生地が滑らかになってくる。
生地のばし方参考動画
二つの生地をあわせ製麺する
左がうどん生地、右がそば生地。二つの生地をかさねあわせる。
上下にかさねた二つの生地をパスタマシーンにとおす。パスタマシーンにとおすことで、二つの生地が一つの生地になる。上面がそば、下麺がうどんの食感をもつ生地ができる。
お好みの薄さになるまで生地をのばす。
お好みの薄さにのばした生地に打ち粉をふり製麺する。
カッター(生地を切る調理器具)とガイド(生地を固定する調理器具)をパスタマシーンにとりつける。カッターの幅は、お好みの幅を選ぶとよい。
打ち粉をふり生地の先端をカッターにあわせ、パスタマシーンとガイドの上に置く。
ハンドルをくるくると回しカッターのローラーを動かす。ローラーのあいだを生地が通り、麺状になって落ちてくる。あおさうどんを手や器でうけとめる。
すべての生地を麺状にする。くっつかないように麺に打ち粉をふっておく。
そばうどんの出来上がり。
生地を切る動画
そばうどんを食べる
そばうどんをゆでるときは、麺:100gに、お湯1~2リットルを用意する。
ボコボコと大きい泡がでるほどの火力で、そばうどんをゆでる。ふきこぼれそうな時は、水を鍋にいれるか、火力をちいさくする。
粉の質や麺の太さ、火力でゆで時間は違ってくる。ゆで加減を確認しながら、お好みのゆで加減になるまで、そばうどんをゆでる。
ゆであがった、そばうどんをザルなどにいれ、冷水でヌメりをとり、そばうどんの表面を冷水でキュッとしめる。
すこし小さい粒があり、うっすらと茶色をしている、そば面。
つやつやで滑らか、光を反射しているうどん麺。
食べてみると、つるりと流れるような滑らかな食感。滑らかな食感だけでなく、ずるりといった田舎そばのような野趣溢れる食感もある。滑らか一辺倒でないので、食感に飽きることがない。雪解け水の清流のなかで、小さい岩があちらこちらで踏ん張っている。
噛んでみると、うどんのムチムニとした食感。そして、滋養を含んだ朗らかな蕎麦の香りがしてくる。食感としてはうどん、香りは蕎麦といった脳みそがこんがりそうでありながら、飽きることなく愉しく食べることができる。
そばうどんは、冷だけでなく温でも食べることができる。そばとうどんの色が違うのがわかる。
温めることで、蕎麦の香りがひきたつ。ちゅるり、ずるり、ちゅるんと食べ、ムチムニと噛んでいると、うどんとしか思えない。だけども、食べ終わった瞬間、蕎麦の香りが、鼻から空へと吹きぬける。
そばうどんを作り食べた感想【 まとめ 】
麺の片面がそば、もう片面はうどん。そんな摩訶不思議な麺をパスタマシーンがあれば簡単に作ることができました。
お味のほうは、うどん感のほうが強いです。しかし、そばの生地とうどんの生地、どちらの食感もあります。両方の食感があることで、口と舌が飽きることなく麺を食べることができます。うどんの食感もあり、そばの風味も愉しめる一麺二麺のそばうどん。
そばうどんを食べていると、うどんを食べているのか、そばを食べているのか、脳がフリーズしてしまう、そんな面白い体験をできます。
お家で、そばうどん体験、如何ですか?
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