この記事は、日本の国花桜の花の塩漬けをねりこんでつくるうどんの作り方を書いています。
国の花を食べるというバチアタリなうどんです。はんなりと甘い桜の花の香りがします。うどんの色は、桜の花の色でなく白いです。
パスタマシーンで製麺しました。
桜の花うどんの材料（2～3人分）
- 中力粉：200g
- 桜の花の塩漬け：5g
- 水：80g
- 打ち粉：適量
使っている大容量、低価格の打ち粉の記事はコチラ。
桜の花うどんの調理工程
- 桜の花の塩漬けをペーストにする
- 桜の花のペーストと中力粉を混ぜ生地を作る
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- 桜の花うどんの出来上がり
桜の花うどんの作り方【 写真あり 】
桜の花の塩漬けをペーストにする
桜の花の塩漬け：5gを水：80gに漬ける。桜の花が咲いてから、1時間ほど放置する。
ブレンダーなどで桜の花を細かくつぶしペーストにする。
桜の花の塩漬けと中力粉を混ぜ生地を作る
中力粉：200gを計量しボウルにいれる。
ペーストにした桜の花をもいれる。
混ぜはじめは中力粉と豆乳が混ざり粘土状になるので、手で混ぜるとくっついてしまう。さいばしやゴムベラを使って混ぜるとよい。
粉と水分を混ぜる専門の調理器具をつかい混ぜた。手で混ぜるように素早く混ぜることができる。
中力粉全体に水分がいきわたり、しっとりとし3mm～5mmほどの粒状になれば手をつかい粉をまとめていく。
粉をボウルにおしつけたり、のばしたり、ひとつの塊にまとめ、形をととのえる。
桜の花がところどころに見られる生地。このままの赤さが残ってくれると雅なのだが、麺にすると残らない、残念ながら。
生地を1時間ほど寝かせる。寝かせることで生地が滑らかになりコシもでる。
粉のまぜかた参考動画
生地をパスタマシーンでのばす
生地を作業台にとりだす。パスタマシーンもセットしておく。
パスタマシーンに通る薄さのばす。めん棒や手をつかい生地をおおよそ5mmほどなるまで薄くのばす。
パスタマシーンのダイヤルは、一番ブ厚くのばすダイヤルにあわせる、のばした生地をパスタマシーンに通す。
パスタマシーンからでてきた生地を2つに折りたたむ。
2つに折りたたんだ生地をもう1度パスタマシーンにとおす。
生地をのばす、2つに降りたたむ、生地をのばす。この作業をくり返すことで生地がつるっと滑らかになってくる。
なめらかになった生地をお好みの薄さにのばす。食べやすい長さに切っておく。くっつかないように打ち粉をふっておく。
生地のばし方参考動画
生地をパスタマシーンで切る
パスタマシーンにカッター（生地を切る調理器具）とガイド（生地を固定する調理器具）をとりつける。
打ち粉をふった生地の先端をカッターにあわせ、パスタマシーンとガイドのうえにおく。
カッターにハンドルをとりつけ、くるくると回す。生地がカッターをとおり、うどんになって落ちてくる。手でうけとるか、器でうどんをキャッチする。
すべての生地をカッターにとおす。桜の花うどんがくっつかないように打ち粉をふっておく。
鮮やかだった紅色が、くすんだ色に成りはてもうした。
すぐにゆでないときは、キッチンペーパーをしいた密閉容器にいれ保存する。
生地を切る動画
桜の花うどんを食べる
桜の花うどん：100gにお湯1リットルから2リットルを用意する。
ぼこぼこと沸騰させたお湯に、豆乳うどんを鍋にいれる。ゆであがる時間は粉の種類や太さ、お湯の温度でかわってくる。ゆで加減をチェックしながら桜の花うどんをゆでよう。
お好みのゆで加減になれば、桜の花うどんをザルなどにとり、冷水でヌメりをとり、表面をしめる。あとは普通のうどんのように食べるだけだ。
くすんだ桜の花のつぶつぶがあるが、うどんの表面はなでやかにツルンとしている。うどんをすすると、はんなりとした幽玄な香りが溢れる。ほのかに甘さ、しんなりした苦さ、桜の花の雅な香りがうどんから漂う。
国花を食べるという、バチあたりで背徳感がある桜の花うどん。
冷やしだけでなく、温めなおし、温かいかえしと食べてもよい。お椀のうえに、幻のごとく桜の花が七分咲き。
桜の花うどんを作って食べた感想【 まとめ 】
桜の花の塩漬けをペーストにし、うどんにねりこみ、パスタマシーンで製麺する桜の花うどん。
はんなりとした甘さとすこしの苦さ、桜の花の香りがするうどんです。国花の桜の花を食べるという、バチアタリなおうどんでございます。
パスタマシーンがあれば、うどんの幅と厚さを一定に揃えられるのです。
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