「この映画はすごい」
「うわぁ~この商品かわいい」
「この料理おいしい」
このような文章を書いていませんか「やばいよ、やばいよ、その文章やばいよ」
形容詞はとても使いやすい言葉ですがが、ボヤ~としたイメージしか相手に伝えることしかできません。
『形容詞を使わない大人の文章表現力』のテーマは、形容詞を使わずに文章を書きましょうです。
形容詞を使わない文章を書くのは大変ですが、本を読みすすめると、形容詞を使わずに文章を書く9つの実践方法を教えてくれます。
『形容詞を使わない大人の文章表現力』の作者は『語彙力を鍛える』の作者とおなじ石黒圭さん。数多くの文章にかんする本を執筆されています。
使わない形容詞
どのような形容詞を使わなに、文章を書けばよいのか??
気をつける語尾は二つ。『い』と『な』です。
い形容詞
語尾が『い』で終わる形容詞を『い形容詞』といいます。
代表例は「おいしい」「かわいい」「やばい」など冒頭で紹介した形容詞ですね。
な形容詞
『な形容詞』は語尾が『な』で終わる形容詞です。
変な、元気な、親切な、対照的な、
ハンサムな、キュートな、イージーな、ハードな
引用元:形容詞を使わない大人の文章表現力
『い』と『な』で終わる形容詞を使わずに文章を書くのを目標にします。
『高い、低い』『早い、遅い』などの形容詞は、バンバン文章に使っていました。書いた文章をみなおすと、1文に2~3個形容詞が書かれている文章もありました。
『形容詞を使わない大人の文章表現力』を読んで、コツコツと形容詞をつかわない練習をしています。
形容詞を使わず文章を書く技術
『形容詞を使わない大人の文章表現力』では9つの形容詞を使わない文章術が書かれています。
本書を読み終わったのですが、すべての文章術を使いこなせていません。現在わたしが文章を書くときに使っている、形容詞を使わない文章術だけを紹介します。
使っている文章術は3つ。
- 具体的な数字をいれる
- 形容詞で思考をとめない
- オノマトペ
具体的な数字をいれる
数や種類、頻度は具体的に述べたほうが説得力が高まる。
引用元:形容詞を使わない大人の文章表現力
「高い、低い」「大きい、小さい」「早い、遅い」などの形容詞に具体的な数字を追記し、形容詞を補足します。
わたしの語彙力と文章表現力では、形容詞をまったく使わずに文章を書くのはむずかしいです。
そこで形容詞の曖昧な部分をなくすよう考えました。
「どれだけ高いのか」「大きさはどれぐらいか」「速度の差はどれほどあるのか」具体的な数字をプラスします。
「10メートルの壁」「東京ドームほどの広さ」「自転車は徒歩より30分ほど早く目的地に到着する」
形容詞だけで書かれているより、高さや大きさ、早さがイメージできるようになります。
形容詞で思考をとめない
ものごとを深く考えるうえで、形容詞で思考を止めないことはとても大切です。
引用元:形容詞を使わない大人の文章表現力
どういうことか??
「この本はおもしろい」「この服はかわいい」感想を形容詞で終わらせないようにします。
「どこをおもしろく感じたか、1番おもしろかったポイントはどこか」
「どのポイントがかわいいのか、どの服と比べてかわいいのか」
自分の感想に質問をし、ドンドン感想を深堀りします。形容詞だけで書かれた感想より、相手に伝わる文章になるでしょう。
5W1Hの「なぜ」「なにを」「どのような」と自問自答し、形容詞を使わない文章に仕上げていきます。
オノマトペ
『形容詞を使わない大人の文章表現力』はオノマトペを、形容詞のかわりに使うことをオススメしています。
オノマトペとは、擬音語や擬態語とよばれる文章表現です。
のどがイガイガする。頭がズキズキします。頭がぼ~とします。みなさんも日常的につかっていませんか。形容詞をオノマトペに換えられないか考えるようになりました。
オノマトペをつかうには、キラっと光る文章の才能が必要だと思います。
わたしは文章の才能はありませんので、読書中におもしろいオノマトペをチェックし、オノマトペをストックしています。
『書かずに文章がうまくなるトレーニング』でも、オノマトペを積極的につかうよう書かれていました。
論文を書くときに、オノマトペを使うのはNGですよ。
形容詞を使わない大人の文章表現力|Amazonレビュー
ウェブサイトやSNSで自分を発信する際に、「ヤバい」「かわいい」「すごい」ばかりでは工夫が感じられない、と思う時に、参考になるアイデアが満載されている。
常に、別の表現はないかと考えることで確実に語彙力が高められ、文章表現力はアップし、書くだけでなく会話力も向上すると思う。
「すごい」「面白い」などは本の中で著者も指摘するように便利な言葉。「さまざま」「いっぱい」なども同様。
私は普段から「すっごく面白くて」「いっぱいあって」など言ったり、メールでも「すごくよかったです」などと書いてしまいがちなので、それを書かずに、どう表現するかの方法が9つも紹介されていてよかったです。
引用元:Amazon
形容詞を使わない大人の文章表現力を読んだ感想【まとめ】
『形容詞を使わない大人の文章表現力』を読んで形容詞を使わない、スグに使える3つの文章術を書かせていただきました。
文章から形容詞を使わない努力を続けていますが、油断すると形容詞だらけの文章に戻ってしまいます。
『形容詞を使わない大人の文章表現力』を読みかえし、書く技術を身につけ、相手にキチンと情報が伝わる文章を書けるようになりたいです。
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