黒ゴマをすり、生地にねりこんで作る自家製うどんのレシピを書いています。
黒ゴマをねりこんだウドンは、ゴマの香りがあり、白くない黒色のうどんです。
すすったノドゴシと食感は、白いうどんと一緒。だけども、うどんの中から黒ゴマの香りがしてきます。黒ゴマが器に残ることなく、黒ゴマを丸々すすりこめるのです。
パスタマシーンを使い楽々と製麵しました。
黒ゴマうどんの材料(2~3人分)
- 中力粉:200g(強力粉と薄力粉を混ぜあわてもよい)
- 黒ゴマ:20g
- 水:80g
- 塩:4g
- 打ち粉:適量
いれる黒ゴマの量は、調整してもらってかまいません。おおくいれすぎると麺がボソボソになります。
使っている大容量、低価格の打ち粉の記事はコチラ。
黒ゴマうどんの調理工程
- 黒ゴマを炒りする
- 黒ゴマと粉を混ぜる
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- 黒ゴマうどんの出来上がり
黒ゴマうどんの作り方【写真あり】
黒ゴマを炒りする
黒ゴマ:20gをコンロで炒る。すでに一度焼かれている黒ゴマなので、ゴマの芳ばしい香りがたつまで炒める。黒ゴマを炒ると爆ぜるおそれがあるので、出来ればフタつきのフライパンで炒るとよい。
炒った黒ゴマをする。なるべく黒ゴマを小さくすりつぶす。
炒ったり、すったり、めんどくさいかたは、ゴマペーストを使うとお手軽です。
黒ゴマと粉を混ぜる
中力粉:200gと水:80g、塩:4g、炒りすった黒ゴマ:20gをボウルにいれる。
はじめから手で混ぜると、粘土状になった生地が手にくっつき作業がしにくい。さいばしやゴムベラなどで円をかくように混ぜはじまるとよい。
水が粉ぜんたいにいきわたり、3mm~5mmほどの粒状になるまで混ぜる。混ぜても粒状にならないときは、水を少しづつボウルにいれる。
3mm~5mmほどの粒になれば、手をつかい粉をひとつの塊にまとめていく。
粉をボウルに押しつけたり、固まった生地をのばしたりし、ひとつの塊にまとめる。生地を寝かせてるうちに、生地の表面はキレイになるので大雑把にまとめる。つぶしきれていない黒ゴマがぽつぽつと見えている。反省。
生地の表面が乾燥し、黒ゴマの香りが飛び、生地からも飛びださないように、サランラップをまいておく。生地を1~2時間ほど寝かせる。
粉のまぜかた参考動画
生地をパスタマシーンでのばす
ゴマ香る白ゴマ生地を作業台にとりだす。パスタマシーンも設置する。
パスタマシーンに通る薄さになるまで、めん棒や手で生地をのばす。目安として5mm以下。
パスタマシーンのハンドルを操作し、ローラー部分に生地を通す。ペチャンコになり、2~3倍の長さになって生地はでてくる。
長くなった生地をペタンと二つに折りたたむ。降りたたんだ生地をもう1度パスタマシーンに通す。のばす、降りたたむ、のばす。1連の作業を5回ほどくり返すと、生地がどんどん滑らかになってくる。
滑らかになった生地をお好みの薄さに延ばし、食べやすい長さに切っておく。
生地のばし方参考動画
生地をパスタマシーンで切る
カッター(生地を切る調理器具)とガイド(生地を固定する調理器具)をパスタマシーンにとりつける。カッターの幅は、お好みの幅を選ぶとよい。
打ち粉をふって黒ゴマ生地の先端をカッターにあわせ、パスタマシーンとガイドの上に置く。
ハンドルをくるくると回しカッターのローラーを動かす。ローラーのあいだを生地が通り、麺状になって落ちてくる。黒ゴマうどんを手や器でうけとめる。
すべての生地をうどん状にする。くっつかないように麺に打ち粉をふっておく。
すぐにゆでないときは、キッチンペーパーをしいた密閉容器にいれ保存する。
生地を切る動画
黒ゴマうどんを食べる
黒ゴマうどんをゆでるときは、うどん:100gに、お湯1~2リットルを用意する。
ボコボコと大きい泡がでるほどの火力で、黒ゴマうどんをゆでる。ふきこぼれそうな時は、水を鍋にいれるか、火力をちいさくする。
粉の質や麺の太さ、火力でゆで時間は違ってくる。ゆで加減を確認しながら、お好みのゆで加減になるまで黒ゴマうどんをゆでる。
ゆでたうどんをザルなどにいれ、冷水でヌメりをとり、黒ゴマうどんの表面を冷水でキュッとしめる。
見た目は、こんにゃく。糸こんにゃくを太くしたようなうどん。こんにゃく並につるつるしている表面。
辛くないラー油をまぶし、天かすや海苔、生タマゴをトッピング。
うどんにラー油をかけると、うどんの香りがラー油の香りに負けている、そう感じたことはありませんか。黒ゴマをねりこんだうどんは、黒ゴマの風味があるので、ラー油の香りに負けていない。ゴマ油と黒ゴマの混ざりあった芳ばしい香りがうどんからしている。
見た目は、蕎麦?こんにゃく?と混乱するが、ノドゴシはうどん、そのもの。うどんのなかに、たまにコツンと小さい黒ゴマの食感にあたる。
冷やした黒ゴマうどんをぬくめ、温めて食べることもできる。
黒い海か、空。もしくは、鬱蒼としげった森林か。そこからは黒ゴマの香りと、お出汁の香りがしてくる。ふと黒い影から、黄色いお月さまが顔をだす。
黒ゴマうどんは、黄身の色をひきたてる効果もあるような気がする。そして、食べおわった器には、黒ゴマが残っていない。
黒ゴマねりこみうどんを作り食べた感想【 まとめ 】
黒ゴマを炒り、すって小さくし、中力粉にねりこむ黒ゴマうどん。炒ったりするのがメンドくさい人は、ごまペーストを使ってくださいね。
黒ゴマうどんの作りかたは、普通のうどんの作り方とほぼ一緒です。粉と水を混ぜるときに、黒ゴマをいれるだけ。
見た目は、黒く太いこんにゃくのような見た目です。眼をとじてすすれば、うどんそのものといった食感。うどんのなかから、黒く芳ばしいゴマの香りがしてくることが違うだけです。
黒いうどんは、黄身の色をひきたてている気がします。食べ終わった器には、黒ゴマが残っていませんでした。
パスタマシーンで楽々とお家で製麺しました。パスタマシーンがあれば、今日からおうどん屋さん開業。
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