この記事は、燻製豆腐でつくる麻婆豆腐の作り方・レシピを書いています。
豚肉のコクや風味にまさる燻製豆腐の存在感をたのしめる麻婆豆腐です。
燻製豆腐を作るテマヒマはかかります。
しかし、燻製豆腐を作る価値のある新しい食感と風味をたのしめる麻婆豆腐です。
燻煙の香りは、豆板醤や鶏ガラとの相性がよいです。麻婆豆腐の香りを奥深いものにしています。
そして、テトラポットのように麻婆の赤い海に屹立する燻製豆腐。しっかりと角がたっており、崩れていません。
ミンチ肉の噛みごたえは、燻製豆腐の足元にもおよびません。燻製豆腐の噛みごたえに匹敵できるお肉は、すじ肉や内臓、干し肉だけでしょう。
しっかりと煮つめても、燻製豆腐はなかなか柔らかくはなりません。乾燥させたお餅のような噛みごたえの燻製豆腐とトロミのついたスープとの相性はよいです。硬と柔。ハードとソフト。
燻製豆腐の素朴な旨味と麻婆の派手な辛味と旨味の相性はばっちりです。そして、豚肉の風味とコクが、朴訥とした豆腐にからみついています。
燻製豆腐はかたく、なんども噛む必要があります。というわけで、食べている人の満腹中枢を刺激し、すこしの量の麻婆豆腐でもお腹がふくれたように感じるのです。
また、豆腐は低カロリーでありながら、高タンパクな食材です。強いて言うのであれば、ダイエットにぴったりの麻婆豆腐。
薫背豆腐をいれた麻婆豆腐の作り方は、いつもの麻婆豆腐を作りかたと同じです。
いつも作っているように麻婆豆腐をつくり、燻製豆腐をいれだけで作れます。
ですので、燻製豆腐の作り方だけを紹介させてもらいます。
燻製豆腐の作り方
豆腐の水をきる
燻製食品を上手に作る秘訣は、食材をしっかりと乾燥させることです。
しっかりと乾燥させた食材は、燻煙の香りがしっかりとのります。
木綿豆腐は、まな板などで挟んで水をぬくとよいでしょう。
豆腐の水をきるだめの調理器具で水をきりました。
豆腐の水を切る調理器具をつかいました。
もちろん、まな板ではさんだり、キッチンペーパーでくるみ電子レンジにかけ豆腐の水をぬいてもらってもかまいません。
豆腐をフードドライヤーで乾燥させる
フードドライヤーのコンテナに水をきった豆腐をのせ乾燥させました。
24時間ほどの時間がかかりました。幼児が遊ぶブロックのような硬さです。
フードドライヤーがないかたは、網などにいれ雨に気をつけながら天日で乾燥させてください。
乾燥豆腐をスモークする
スモークチップと段ボール、熱源、耐熱容器、網を用意しました。
スモークチップを熱すると、白い煙がたちのぼります。その煙の香りは、燻製食品の香りです。
スモークチップから立ちのぼる煙で食品をいぶします。いぶし終わった食品の香りは、燻製食品の香りのそれです。
燻製の準備にもどりましょう。
段ボールの上部に棒をとおします。そのうえに乾燥豆腐をのせた網を落ちないように置きました。
耐熱容器にスモークチップをいれ熱源のうえにおきます。
熱源のスイッチをいれ、スモークチップから煙がたちのぼるのを確認しましょう。
煙がたちのぼるを確認したのちは、せっかくの煙がもれないように段ボールのフタをします。
耐熱容器にいれたスモークチップの量で燻製時間はかわります。煙がでなくなったのを確認したのち熱源の火を落としましょう。
豆腐の香りが弱いようであれば、スモークチップを追加しいぶしてください。
スモークチップは黒く燃えつきても熱をもっている可能性があります。しっかりと火の始末をしてください。
煙でいぶしたばかりの豆腐は、香りがおちついておらず苦いです。1時間ほど風にあててやると香りがマイルドになります。
あとは、お好みの大きさに切り麻婆にくわえると燻製麻婆豆腐を作れます。
燻製豆腐をいれ麻婆豆腐を作った感想【 まとめ 】
燻製豆腐を作るテマヒマはかかります。
しかし、水気がなくなり密度が濃くなった豆腐は肉を超えた噛みごたえです。
そして、香りにとぼしい豆腐に燻製の香りをつけます。燻製の香りのついた豆腐は、肉にせまる、いや、肉を超えたものだと感じました。
その燻製豆腐をいれた麻婆豆腐は、豆腐が主役といった麻婆豆腐です。
その他の燻製レシピもご用意しています。
コメント