この記事は、ココアパウダーをねりこんで作る生パスタのレシピを書いています。
ココアの純粋な苦味をたのしめる大人な風味の生パスタです。
ココアの苦味は肉料理との相性がよいです。
砂糖がはいっていないココアパウダーをねりこみました。砂糖のはいったココアパウダーをつかったケースの味は保証できません。
ココアパウダーのいれる量をふやせば香りが濃く厚くなります。ふやしすぎると生地がまとまらない可能性があります。お気をつけください。
パスタマシーンを使い生パスタに仕上げました。
ココア生パスタの調理工程
- ココアパウダーと粉、ほかの材料と混ぜあわせる
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- ココア生パスタの出来上がり
ココア生パスタの材料(2~3人分)
- デュラムセモリナ粉:100g
- 強力粉:100g
- ココア:5g
- 水:80g
- 塩:2g
- オリーブオイル:大さじ1
- 打ち粉:適量
ねりこむココアパウダーの量をふやせば、苦味と風味は強いものになるでしょう。
あまりいれすぎると生地がまとまらない可能性があるのでお気をつけください。
使っている打ち粉の記事はコチラ。
ココア生パスタの作り方【 写真あり 】
ココアと粉、ほかの材料と混ぜあわせる
デュラムセモリナ粉:100gと強力粉:100g、塩:2g、オリーブオイル:大さじ1をボウルにいれる。
ココアパウダー:5gと水:80gもボウルにそそぎいれる。
最初から手で混ぜると、ドロドロの粉が手にくっつき作業をしにくい。さいばしやゴムベラで混ぜあわせるとよい。
粉と水を混ぜあわせる専門調理道具で混ぜあわせている。専門調理道具だけあって、手でかき混ぜるようであり、さいばしやゴムベラより素早く手早く混ぜあわせられる。
粉ぜんたいに水分がいきわたり、パン粉状になり、5mmほどの粒状になれば、手で作業してもくっつかない。5mmほどの粒状にならないときは、水をボウルに追加でいれる。
手をつかい粉をひとつの生地にまとめていく。ボウルに押しつけたり、丸めたり、折り曲げたりしていると、生地はまとまってくる。
まるでお菓子を作っているとしか思えない生地の見ため。砂糖がはいっていないだけで、作る工程はおなじ。
1時間ほど生地を冷暗所で寝かせる。寝かせているあいだに、生地の表面が乾燥しないようにサランラップをきちんと巻いておく。
パスタ生地の混ぜ方参考動画
生地をパスタマシーンでのばす
寝かせた生地を作業台に取り出す。生地が作業台にくっつくときは、打ち粉を生地にふる。
パスタマシーンのダイヤルは、一番生地をぶ厚くのばすダイヤルにあわせる。ハンドルをくるくると回し、生地をのばす。生地の長さは2~3倍になる。
2~3倍になった生地をペタンと折りたたむ。
折りたたんだ生地をもう1度パスタマシーンで伸ばす、伸びた生地をたたむ、パスタマシーンで伸ばす、この作業を3~5回すると、生地がなめらかになる。
生地がなめらかになれば、パスタマシーンのダイヤルを操作し、お好みの厚さになるまで生パスタをのばし、食べやすい長さに切る。くっつかないように打ち粉をふっておく。
生地のばし方参考動画
生地をパスタマシーンで切る
パスタマシーンにカッター(生地を切る道具)とガイド(生地を切るのをサポートする道具)をセット。
打ち粉をふった生地をパスタマシーンの上におく。
カッターにハンドルを差し、くるくるとハンドルを回す。カッターを通った生地がパスタ状になって落ちてくる。手やボウルで生パスタを受ける。
すべての生地をカッターに通す。生パスタどうしが、くっつかないように打ち粉をふっておく。
生パスタは製麺したてを食べるよりも、寝かせてから食べたほうがコシがよくなる。密閉容器にキッチンペーパーをしき冷暗所にて半日ほど寝かせる。
パカリと大きく開くので作業がしやすく、密閉でき、なおかつ薄いので冷蔵庫にいれても邪魔にならないファイルケースにいれ生パスタを寝かせている。
生地を切る参考動画
ココア生パスタを食べる
生パスタ:100gに、沸騰したお湯1~2リットル用意する。生パスタに塩が入っているので、塩をいれる必要はなし。
お湯にいれた生パスタがくっつかないように、さいばしなどで軽くほぐす。
ゆで時間の目安は3分~8分ほど。使った粉の種類や生パスタの厚さ、コンロの火力の差などで、ゆで時間は変わってくる。生パスタのゆで加減を確認し、生パスタをお湯からあげよう。
オリーブオイルをまぶしたココア生パスタ。
てらりとした太陽光線の吸収がよい色をしているココア生パスタ。提供されたとき、一瞬ギョッとさせる色かもしれない。よく皿のうえを確認すると、ココアをお湯で溶いたときの純な香りがしている。
もっちりとしており、デュラムセモリナ粉と強力粉のすきまにココアの風味がある。粉の甘さを感じるとともに、食べ終わったあとにはココアのちくりとした大人がよろこぶ苦味がある。苦味が口のなかをサッパリとさせてくれた。
ココア生パスタとの苦みは、肉類との相性がよい。肉類の風味をB級からA級にと強いものにしてくれる。風味を濃くするだけでなく、こってりとした脂を洗いながす効果がココアの苦味にはある。
ココア生パスタは、ホワイトソースやチーズとの相性もよく牛乳系の濃い風味が、トロリとふくらんでいる。
ココア生パスタを作り食べた感想【 まとめ 】
ココア生パスタは、ココアの純な苦味のある生パスタでした。ココアの風味が弱いと感じられたときは、ココアパウダーのねりこむ量をふやしてください。
ココア生パスタは、肉と相性がよく、また牛から採取するチーズや牛乳などとの相性もよいです。
肉とチーズなどの風味を濃く厚いものにしつつ、後味はあっさりとさせる効果がココアにはあります。
ココアの純な苦味のある生パスタは、あまり売っていません。売っていないのであれば、お家で作るしかありません。
不器用さんでも、料理初心者さんでも、パスタマシーンを使うことで、パスタの幅と太さを均一にすることができます。
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