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キングスバリー ビクトリアンバットジン 【レビュー記事】極めて辛口のジン 刺激の強いパンチ力のあるジンをお探しのあなたに

お酒レビュー

キングスバリー ビクトリアンバットジンを飲んだ感想を書いています。

ストレートやロックだけでなく、ビクトリアンバットをカクテルに使った味も確認しました。

極めて辛口のキングスバリー ビクトリアンバットジン。パンチ力のあるジンをお探しのあなたに試してもらいたい。

キングスバリー ビクトリアンバットジンの特徴

ジンの瓶としては珍しく、ポッテリとしもぶくれな瓶。白色と緑色のラベル。中央には緑色でジンの名前が書かれいる。

瓶の形も珍しい。しかし、ビクトリアンバットジンの一番の特徴は、うっすらと黄色くなっていることだろう。

<琥珀色>19世紀ビクトリア朝の当時、ジンは樽に詰められ船で世界中に運ばれていました。この商品も樽で熟成されるため、淡い琥珀色がついています。ドライな味わいの中に柔らかさが感じられますが、樽香は付いていないため、カクテルの香りを壊すことはありません。

引用元:Amazon

樽に使われている木材の香りも味は、飲んでみても、舌や鼻で感じることはない。

アルコール分47%。40%のジンがおおいなか、かなり高め。味の紹介も裏面には書かれている。

飲んだ感想で文字を組み立てるのであれば、強烈にビターで骨太なテイストなジンの味。本場の英国の味わいがどんなもんか知らない。たしかに、ふつうのジンとは一線を画すビクトリアンバット。

ツルンと可愛いコルクをあけ、さっそくビクトリアンバットの味を確認しよう。

ストレートで飲んだ感想

グラスにそそぐと、うっすらとした黄色はほぼ無色に。

くるくるとグラスを回し、すこしグラスを傾け、香りを確認する。ジュニパベリーの香りと、微かにスッキリとした清涼な香辛料のような香りがしている。香りを嗅いでいると、脳がスッキリとし、体がスーッと冷える感じがした。

ビクトリアンバットを口に含み、舌や歯茎にはわせる。口の中がピリピリとしてくる。歯医者で歯周ポケットの深さを測られているような痛み。舌先に痛覚をつかさどる器官がチクりと痛くなってくる。ジン初心者やアルコールに弱い人が飲んではダメなやつだ。

野蛮で辛口と言われているジン。いままで飲んだジンでそんなことを思ったことはなかった。ビクトリアンバットは野蛮で粗忽、野性味あふれる清冽な辛口。飲み終わると、野生になっているレモンの皮を触った手についたようなかすかな香りがする。

辛口なジンが好きな人には、自信をもってオススメできるビクトリアンバット。

ロックで飲んだ感想

グラスに大きい氷をゴロンといれる。氷の上をすぅ~っと滑らすようにビクトリアンバットをそそぐ。

ビクトリアンバットの香りを冷やすと、すこし甘い花のような香りが開く。冷やすことで甘い香りに変化するお酒は珍しい。

冷やすことで刺激はマイルドになり飲みやすくはなっている。それでも普通のジンと比べると、アイススケートの靴の刃のようにキリリとするどい辛口。

ビクトリアンバットで作ったカクテルを飲んだ感想

  • ジントニック
  • ジンリッキー
  • マティーニ
  • ギムレット
  • カンパリジン
  • アンゴスチュラビターズ

ジントニック

  • ジン:45ml
  • トニックウォーター:適量
  • ライムやレモン:お好みでしぼる

ビクトリアンバットなら、キニーネが入っていない日本のトニックウォーターでも、本場英国のジントニックを再現できます。ジンが心の底から本当にお好きな方へ、このビクトリアンバットをおすすめいたします。

引用:Amazon

え?国産のトニックウォーターには、キニーネ入っていないの?と驚愕の事実を知る。

いつものトニックウォーターの香りが、どっぷりと濃くなっている。飲み口はボヤけておらず、ズドンとしたディープインパクトな飲み口。

ビクトリアンバットの味と風味は、トニックウォーターの味と香りに溶け込みコクとキレだけを残す。

これが本場の英国のジントニックか。料理はなんやかんや言われる英国。酒はイケル。

ジンリッキー

  • ジン:45ml
  • 炭酸水:適量
  • ライム:1/2個

ライムを切り頑丈なグラスにいれる。ペストルなどでライムをぐじゅぐじゅとつぶし、ライムの果汁をたっぷりとしぼりだす。

ジンと氷をいれ、グラスが冷えるまでかきまぜる。そっと炭酸水をそそぎいれる。

ライムの皮の苦味、ライム果汁の酸味とがビクトリアンバットの辛味と混ざりあっている。もとから1つのお酒だったのでは、と思うほど完璧なカクテル。

炭酸の爽快感、苦味がピリッと走り、飲み終わるとほどよいコク旨味がある。ビクトリアンバットで作るジンリッキーは至高の食中酒。

マティーニ

  • ジン:50ml
  • ドライベルモット:10ml
  • アンゴスチュラビターズ:2滴
  • オリーブ:1個

アンゴスチュラビターズをグラスに2滴たらし、手でグラスにぬりつける。ジンとドライベルモットはステアグラスにいれ冷やし、グラスにそそぐ。

アンゴスチュラビターズの香りがふわっと優しくのびている。辛口か甘口かと言われると、甘口のマティーニ。アンゴスチュラビターズの薬草を煮込んだ甘い香りと、ドライベルモットの陽をたっぷり浴びた薬草の香り。二つのお酒の甘味と旨味を堪能できる。

ヌルく、ユルい、マティーニ。ビクトリアンバットの味は消えた。ストレートで飲むとあれだけ辛口のビクトリアンバットなのに、マティーニは甘口。

ギムレット

  • ジン:45ml
  • ライム:1/4
  • シュガーシロップ:適量

材料をシェイカーにいれ、シェイクしカクテルグラスにそそぐ。

午後の陽光に照らされ、ふわっと優しい風にゆらされた白いカーテンが漂うように、やさしくライムの香りがする。

キンキンに冷やされたスッキリとした苦味ばしった飲み口。胃に到達した瞬間に、ガツンと猛烈なキック感がある。

ビクトリアンバットでつくったギムレットを言い表すなら、硬派、硬質、カチカチ。

カンパリジン

  • ジン:30ml
  • カンパリ:30ml

ジンとカンパリをミキシンググラスにいれ氷でひやす。

眼に飛び込んでくる淡紅色のカクテル。眼を惹きつけられる紅炎。

カンパリの爽やかなオレンジの白い所のような苦味。ツンとくる香り。綺麗な額にいれたように、くっきりとカンパリの味を楽しむことができる。

ビクトリアンバットの味は、炎に焼かれ消えはべりにけり。

ジンビターズ

  • ジン:60ml
  • アンゴスチュラビターズ:2滴

アンゴスチュラビターズをグラスにふりかけ、手でグラスにぬりつける。氷をいれ、ビクトリアンバットをそそぎいれる、と同時に山姥が薬研でゴリゴリと薬草をすったような香りがしてくる。

この二つのお酒の相性は完璧。ガンプラのパーツがぱつんと組みたてられるように、ビクトリアンバットとアンゴスチュラビターズの味と風味はかっちりと相性がよい。

苦さが反転して少し甘くなり、ゆっくりとビクトリアンバットの味を堪能できる。氷が溶けるにつれ、甘くなったり、香りがのびたり様々に変化する。

薬酒として作られたアンゴスチュラビターズの効果は抜群だ。飲むと毛細血管がひろがる感じがし、胃がカッカッとしてくる。お腹が痛くなったとき、食欲がないときに、ビクトリアンバットとアンゴスチュラビターズ如何?

Amazonレビュー

通常のジンの2倍以上のジュニパーベリーを用いて作られ、ビターさとドライさが際立っています。しかも正真正銘ロンドンで蒸留された本物の「ロンドン・ドライ」です。

ストレートやロックで飲んでも切れ味は良いのですが、多少アルコール度数的にきついので、定番のフィーバーツリーで割って飲んでいます。

ボタニカルがジェニパーベリーのみであるため、流行りの華やかな柑橘系の香りとかは一切しない無骨なジンが味わえます。

ある漫画で存在を知り、あるバーで初めて、これを使ったジントニックを飲み、それからもう10年近く、これ以外のジンは飲んでいません。それほどまでに、私にとっては唯一無二のジンです。

引用元:Amazon

ビクトリアンバット ジンを飲んだ感想【 まとめ 】

ビクトリアンバットをストレートやロックで飲むと、舌や歯茎がひりひりするほどの辛口。よけいな物は一切ないシンプルなお味。

甘ったるくないキリッしたジンをお探しの人、いつものジンよりもパンチ力のあるジンを探しているあなたにおすすめしたいビクトリアンバット。

シンプル・原点にして、唯一無二のジンでした。

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