ボルス ジュネヴァ【 レビュー記事 】いにしえのジンの原型とも呼べるお酒が現代によみがえった

お酒レビュー

この記事は、ボルス ジュネヴァを飲んだ感想を書いています。

いにしえのジンの原型とも呼べるお酒が、現代に、見事に、復元され蘇ったのです。

ジンとウイスキーをミックスしたような風味。ウイスキーのような熟成されたモルトの風味もあり、ジュニパーベリーとボタニカルな香りもあるというボルティーといった独特な風味です。

現在のドライジンの味を想像して飲むと、首をかしげることになるでしょう。

ボルス ジュネヴァをカクテルにし味わった感想も書いています。

ボルス ジュネヴァの特徴

スッと縦に長く直立した透明な瓶。白い文字でボルス ジュネヴァと筆記体で書かれています。

瓶の下部には、紋章と、オリジナルだぞと主張するロゴ。1575年から続いているのでしょうか。信長が本能寺で燃え尽きる5年前ですね。

陶器のボルスとおなじ高さです。陶器とガラスという差はあります。

ボルスは、様々なリキュールを発売していることでも有名なメーカーです。

アルコール分は42%。ふつうのジンと比べると、2%ほど高くなっています。内容量は700ml。

スピリッツでジン。ジンというカテゴリーにいれられていますが、ボルス ジュネヴァは、ボルス ジュネヴァというカテゴリーだと思います。ボルスでしか愉しめない唯一無二の味です。

ロゴが印刷されたフタ。

ポンっとフタをあけると、柔らかくかわった素材のコルク。先端がすぼんでいるコルクですね。

さっそくボルス ジュネヴァを味わってみましょう。

ストレート

チューリップグラスですすって飲むのが本場オランダの飲み方と書かれていたので、似たようなグラスを探しボルス ジュネヴァを注ぎいれる。

チューリップグラスのうえには、大輪の華やかで艶やかな花の香りが咲きほこる。ウイスキーというよりも、バーボンのトウモロコシを熟成させたような甘い香り、そこにボタニカルの香りがからみあっている。

やや粘度のある柔らかい口当たり。香りとおなじく、トロンと甘い香りが口のなかに満たされる。バーボンのように糖分が発酵し熟成した甘さ、ジュニパーベリーを濾過していないような原点ともいえる香り。

甘い香りを堪能したあとは、味覚を感じる舌の小さい点を、ツンツンとつく刺激が残る。

モルティーというよりも、ボルティーといった香りと風味。

ロック

甘く発酵したボルティーな香りは、でかい氷に冷やされ、グッとしまりクリアな香りなっている。

グラスをかたむけ、ボルス ジュネヴァを口にふくむ。透明な液体を飲んだはずが、口のなかにいれられたボルス ジュネヴァは琥珀色の液体のように潤沢、芳醇、豊穣な御馳走といった風味である。

谷崎潤一郎の『 美食倶楽部 』のように、眼をとじ、ボルス ジュネヴァを飲めば、ジュニパーベリーの香りがあるモルトウイスキーかバーボンとしか思えない。

ボルス ジュネヴァを使ったカクテル

ジュネヴァ・トニック

グラスに氷をたっぷりいれ、ボルス ジュネヴァを注ぎいれる。バースプーンなどでかき混ぜ冷やす。トニックウォーターをゆっくりと注ぎこむ。

トニックウォーターに使われているキニーネの香りが消え去った。いや、消え去ってはいない。ボルス ジュネヴァの香りのなかに組みこまれた。

キニーネは花の茎のようにしっかりとした、ボルス ジュネヴァの香りと風味の土台になっている。

ジントニックという枠に収まらない、どっぷりと濃密な風味のジュネヴァ・トニック。

オリジナル・コリンズ

氷をいれたグラスに、ボルス ジュネヴァとレモンジュース、シュガーシロップをいれ、バースプーンでかき混ぜ冷やす。炭酸水をしずかに注ぎいれる。

レモンの酸味とシロップの甘さ、炭酸水の爽快感。

これは、大人のレモネード。かろやかな甘み、さわやかな酸味、はじける炭酸。

ジュネヴァ・コーラ

グラスを氷でみたし、ボルス ジュネヴァを注ぎいれる。グラスが冷えるまでバースプーンでかき混ぜる。パチパチとはじけるコーラを注ぐ。

コーラの香りは消えはて。ボルス ジュネヴァの香りをより鮮烈に感じることができる。ウイスキーのコーラ割り、よりも華やいだ香りを想像してもらえば間違いない。

コーラのはじける若さといった炭酸の刺激、若さをたしなめる妙齢の女性の香り。ひとつのグラスにふたつの年齢。

ダッチマンズ・モヒート

ボルス ジュネヴァとレモンジュース、ミント、シュガーシロップをいれ、ペストルなどでミントの葉をつき、香りをひきだし、混ぜあわせる、

炭酸水を注ぎいれ、クラッシュアイスでグラスを満たす。

ボルス ジュネヴァのボルティー感が高まっている、ミントの爽快感のおかげで。

ラムで作ったモヒートが庶民の味だとすれば、ボルス ジュネヴァで作ったモヒートは上級国民の味。

ダッチマンズ・ダイキリ

ボルス ジュネヴァとライムジュース、シュガーシロップ。それに種を抜いたトウガラシを細かくちぎりシェイカーにいれる。シェイカーに氷をいれシェイク。

トウガラシをお好みで飾る。トウガラシを使ったカクテルなんてハジメテだ。

これは、オモチロイ味になっている。ボルス ジュネヴァの甘さが幾分ゆるみ、一本筋の通った細い辛さがある。ライムの酸味も効いており、甘、辛、酸をいったきたりしている。

ビターズ

グラスに氷をいれ、その氷にアンゴスチュラビターズを2~3滴ふりかける。ボルス ジュネヴァを注ぎいれる。

ボルス ジュネヴァの甘さに、ポチョンと落ちた苦味が少しずつ侵食し、ボルス ジュネヴァの熟成感、甘い風味・香り、ボルティーを右肩あがりにひきだしてくれている。ぜんざいにいれる塩昆布のような役目をアンゴスチュラビターズが担ってくれている。

飲み終わったあとには、ポッと薬草の花が咲いたような苦さの余韻。

Amazonレビュー

ジン特有の匂いではなく、ボタニカルな薫りとして楽しむことがでしました。私自身、ジンをロックで飲んで美味しいと感じた商品は初めてです。

ジュースで割るのがもったいなくて、炭酸で割ってレモンピールを入れて楽しんでします。

最近体の調子が良いのはこれのせいなのか。既に全部飲んだので、これからの体調によりリピートまたはエイジドを注文するかもしれない。もう少し手頃であれば言う事なしです。

好みでなかった

引用元:Amazon

ボルス ジュネヴァを飲んだ感想【 まとめ 】

ボルス ジュネヴァはバーボンのようなモルトの香りと風味、ジュニパーベリーなどのボタニカルの香りと風味の両方を1本の瓶で愉しめます。

モルティーでもドライでもなく、ボルス ジュネヴァ唯一無二の香りと風味は、ボルティー。

現在のジンでは味わうことのできない香りと風味が、いにしえより蘇りしボルス ジュネヴァにはあります。

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