この記事は、アンゴスチュラビターズの飲み方やカクテルレシピ、ちょい足しレシピを書いている記事です。
お酒やグラス、氷に1~2滴のアンゴスチュラビターズをたらすだけで、お酒の味がピリっとしまるのです。
食欲が増進する効果もあり、食欲がない日にも活躍し、かるい腹痛であれば治すとも書かれているアンゴスチュラビターズ。
毎日毎日、アンゴスチュラビターズを4滴ほど飲んでいますが、まだなくなっていないコストパフォーマンスのよい薬用酒です。
アンゴスチュラビターズの使い方
紙に包まれた小さい容器。黄色いキャップをあけます。
小さい穴がポツンとあいており、タバスコのように1滴~2滴だけそそぐことが可能。
おすきなお酒やカクテルに、アンゴスチュラビターズをふりかけるだけで薬草や木の根っこ、生薬を煮つめに煮つめた風味、チクとくる苦味を演出できます。龍の眼に筆をいれるように、カクテルにふりかけると画竜点睛、カクテルの味がバチコーンときまるのです。
アンゴスチュラビターズは220mlと量はすくないです。しかし、1回につかう量は1滴~2滴。毎日毎日アンゴスチュラビターズを4滴ほど飲んでいますが、1年以上のんだ今も、1本目が残っています。
アルコール度数は44.7と高いですが、ガブガブ飲むお酒でもないので問題ないでしょう。カクテルにいれてもアルコール度数をさげることはありませんね。
アンゴスチュラビターズの材料。
ラム酒、砂糖、香辛料、着色料(カラメル、ログウッド、シタン)、香料
ラム酒をベースにジュンテァン「りんどうから採る苦味材」を主とする数種の植物性香料を配合させた苦味酒です。
引用元:Amazon
材料は公表されていますが、レシピはいまだに秘密のようです。コカ・コーラのように。
1820年ごろにひとりの医師が、食欲増進のためにつくった薬酒。もともとは酒呑みのためにつくられたお酒ではなかったのです。それがいつどこからか、アンゴスチュラビターズをカクテルにふりかけると、おいしいゾと気づいた人がいたのでしょう。そして、カクテル作りにかかせないお酒になったのです。
食欲増進のためにつくられたアンゴスチュラビターズ。ぐんにょりとし、疲れきって食欲のないときに、グラスに1~2滴アンゴスチュラビターズをたらし、ウォッカをそそぎ、グイッとやる。胃がぴくぴく収れんし、ほかほかし、食欲もぽつりぽつり湧いてくるのですよ。白いウォッカがまるでズブロッカのような薄茶色になります。
ウォッカでなくても、ジンでもラム、テキーラーでもお好きなお酒に1~2滴ぽちょんとたらしましょう。冷凍庫にいれておいたスピリタスにたらすのも楽しいものです。ジンにアンゴスチュラビターズをたらすだけで、ピンクジンというカクテルになります。
わたしが食前のまえに飲むことがおおいカクテル。おおきい氷をいれ、アンゴスチュラビターズを4滴たらし、ウォッカ50ml、カンパリ10mlをそそぎステア。カンパリのカラッとした酸味と苦味に、アンゴスチュラビターズをたらすことで、鬱蒼とした森林のようなほの暗い陰さす苦味を演出。冷やされた液体が胃に到達すると、ぴくぴくと胃が痙攣し、むくむくと活発になるのですよ。頭もトロンとよい感じになり、舌もよく回るようになりますゾ。
食欲増進のためにつくられたアンゴスチュラビターズ。かるい腹痛時に10滴ほどたらし水でわり飲むことでピタリと腹痛が治るときもあります。風邪かなと思ったときは、葛根湯とアンゴスチュラビターズを飲み寝ているので大病にかかったことはありませんね。
アンゴスチュラビターズを使ったお酒
オールドファッション
角砂糖にアンゴスチュラビターズを染みこませて作るカクテル『 オールドファッション 』
バーボンの濃く辛いお味に、角砂糖の甘さといっしょにアンゴスチュラビターズの苦味がひろがります。
アンゴスチュラビターズの苦味があることで、角砂糖とチェリーの甘さがひきたつのです。
マンハッタン
カクテルの女王とよばれる『 マンハッタン 』
女王は清貧、清潔、高貴なだけでなく、どこか暗い陰の部分が必要だと思います。その暗い陰をアンゴスチュラビターズが演出しているわけですね、はい。
マンハッタンにアンゴスチュラビターズをいれ忘れると、どこか味がしまらないわけで。アンゴスチュラビターズをイレワスレハッタン?と尋ねたくなります。
マティーニ
マティーニの作り方は、千差万別。夜空の星ほどあると言われています。
ジンとドライベルモット、そこにアンゴスチュラビターズを1~2滴。
味がピリリッとしまり、ビターなお味のマティーニになります。
ピンクジン
アンゴスチュラビターズを1~2滴たらしたグラスに、ジンをそそぐだけのシンプルなカクテル。だれでも作ることができるカクテルかもしれません。
アンゴスチュラビターズとジンの相性は、神様がえらんだ一番よい組合せと思います。ジュニパーベリーの香りと、アンゴスチュラビターズの苦味の相性がとてもよいものなのです。
とてもアルコール度数の高いカクテルなので飲み過ぎにはご注意を。
ジンアンドビターズ
ピンクジンにでかい氷をいれたカクテル。
冷やされたことで、つるりと飲むことができ、ジュニパーベリーの香りがしたあとに、アンゴスチュラビターズの苦味がチクりときます。
あまりおいしくないジンを買ってしまったときに、アンゴスチュラビターズをふりかけてやると、けっこうイケるジンになるのです。
写真に写っているジンがまずいと言ってるわけではありませんよ。ちゃんとおいしいジンですからね。
ネグローニ
ほんらいはアンゴスチュラビターズをいれずに、ジンとカンパリ、スイートベルモットで作るカクテル。
アンゴスチュラビターズをたし、ドライベルモットにかえることで辛口にしあげました。
食前酒として有名なネグローニ。さらに胃を活発に動かせるようにチューンナップ。
アンゴスチュラビターズをいつものお酒にも使う
酎ハイ
いつも飲んでいる酎ハイに、ポチョンと1~2滴アンゴスチュラビターズをたらします。
茶色い液がじわじわと酎ハイに染みこんでいくでしょう。
アンゴスチュラビターズの香りは、酎ハイの邪魔になりませんね。しっかりと酎ハイの香りを感じることができます、いつもより。味もひきしまり、グッときて、パッとした酎ハイの味を楽します。
白ワイン
アンゴスチュラビターズを白ワインにぽちょん。白ワインの色がすこしだけ茶色くなります。
なるべく冷えた白ワインにアンゴスチュラビターズをたらしたほうが、ピリっと爽快な白ワインになり楽しめました。
赤ワインはというと、これは千差万別。おいしくなる赤ワインもあれば、ハチャメチャな味になる赤ワインもありました。傾向としては、軽い赤ワインとは相性がよく、重い赤ワインとの相性はよくないですね、アンゴスチュラビターズ。
ウイスキー・バーボン
常飲しているウイスキー・バーボンの味にちょっと飽きたた、あなた。アンゴスチュラビターズをふりかけましょう。
薬草を漬けこんだ樽が焦げたような香りをプラス。
アルコール度数は、そんなに変化してないと思われますが、味がヘビーになり、アルコール度数は高く感じ、ドライな味になります。
養命酒
日本の薬酒『 養命酒 』に、海外の薬酒『 アンゴスチュラビターズ 』をポチョン。
やや甘い養命酒の甘さが、ピリっとしまり、こいつはキキそうだぜ、という香りになります。
養命酒の甘さがちょっと苦手というかた、健康になりたいと願っているかたにオススメの飲み方です。
アンゴスチュラビターズを飲んだ感想【 まとめ 】
アンゴスチュラビターズは1~2滴ふりかけるだけで、お酒の味がグッとしまり、風味が豊かになり、味がドライになります。
1年以上アンゴスチュラビターズを飲んでいますが、1本目がまだなくなっていません。コストパフォーマンス最高。
アンゴスチュラビターズは、お酒だけでなく料理の隠し味につかうこともできます。奥深い幽玄な隠し味を演出してくれるのです。
食欲増進効果があり、腹痛にも効くアンゴスチュラビターズ。常備していたい薬酒。
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