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【短篇小説講義・増補版】筒井康隆【読んだ感想記事】短篇小説書けるようになるの??

書評

書くための文章読本 】で、筒井康隆先生のような小説の書き方を知りたい読者の期待に見事にこたえている、と紹介されているんです。

なんと。筒井康隆先生のような短篇小説を書けるならと、【 短篇小説講義 】を手にとり、読みました。

【 短篇小説講義 】のあとがきで、こう書かれています。

『短篇小説講義』、今でも短篇を学ぼうとする人の指針には充分なり得ていると自負しているのだ。

引用元:短篇小説講義:増補版

「短篇小説を書けるようになったの??」

短篇小説を書けるようにはなっていませんが、短篇小説を書くためのヒントは得られました。

短篇小説を書くために日常生活で、できること2つ

【 短篇小説講義 】を読んで、短篇小説を書くため、文章を書くため、大事なことは2つと思いました。

  • 想像できる文章
  • 読書する

想像できる文章

面白い小説や記事は、風景や人物、料理を「くわしく」「こまかく」書かれている作品がおおいように思います。

【 短篇小説講義 】で紹介されている短篇小説も、さいきん読んだ「バッタを倒しにアフリカへ」も。

風景を思い浮かべれる、会ったことがない人の姿を想像できる、料理がおいしそうと腹が鳴る、など文章を読むだけで、頭の中で想像できるんですよね。

詳細までキッチリ書き、読者が想像できる文章を書くのが大事と思いました。

観察する

小説にリアリティを持たせるための観察眼というのはこうした描写の際に必要であり、凡百の「若書き」「観念小説」にはいちばん欠けているものだ。

引用元:短篇小説講義:増補版

どうしたら??読者が想像できる文章を書けるようになるのか??

観察眼を鍛えるしかないようですね。

日常的に、風景や人物、食事を観察するクセをつけようと思います。

日常生活にも、文章を鍛えるチャンスは転がっているんです。

トレーニング方法

20歳の自分に受けさせたい文章講義 】にうってつけのトレーニング方法が書かれていました。

「絵や写真を言葉で説明する」というゲームを提案されていた。

引用元:20歳の自分に受けさせたい文章講義

ゲームをやってみると、これが非常にむずかしい。

1日1回はゲームをし、「詳細を伝えれる文章」「読者が想像できる文章」を書けるようになりたいです。

読書する

本や文章を読まないと、文章は書けない。よね??

え??読まなくても、すばらしい文章を書ける人いるのかな??

【 短篇小説講義 】で紹介されている「トーマス・マン」、ノーベル文学賞を受賞した「トーマス・マン」も、たくさん読書したのではないかと筒井康隆講師は推測してます。

たくさん読書し、観察眼をみにつけ、人生を疑似体験したからこそ、若くして素晴らしい作品を書けたのでしょう。

飽きるほど本を読む

【 短篇小説講義 】では、現在にウケる短篇小説を書きたいなら、現在ウケている小説飽きるほど読めと書かれています。

同じ小説をあきるほど読んだこと、1度もなかったです。

デッサンをせずに、オリジナルの絵を描けないように、素晴らしい小説を書くには、素晴らしい小説にふれる必要があるんですね。

読書してるだけでいいの??

いっぱい読書するだけで、小説・文章が書けるのか??書けないと思います。

ボーっと読むだけでなく、小説の技術(テクニック)を知り、盗まないと成長しないでしょう。

なぜなら、ボーっと読んでいる私が小説を書けないから。

小説の技術どうやって知るの??

「小説の技術(テクニック)どうやって知るの??」

ご安心を。

筒井康隆先生が【 短篇小説講義 】で10ほどの小説から「小説技術」を紹介してます

筒井康隆講師による短篇小説講義

短篇小説の始まりから終わりまでの書き方を知りたければ、【 短篇小説講義 】のローソン「爆弾犬」を読めば短篇小説の書き方技術がわかります

【 短篇小説講義 】を新しく出版するにあたって、加筆された文章です。

「爆弾犬」を読みながら、筒井康隆講師が「書く技術」を解説してくれます。

講師のチェックポイント
  • 設定はキチンと書けよ
  • 「後説法」「遅延」というテクニックだぞ
  • スリルを盛り上げるテクニックを使ってるぞ
  • オチには気をくばれ

ほかの小説のテクニックもねっとり解説

筒井康隆講師が、10ほどの小説から短篇小説に使えそうなテクニックを、ねっとり解説しています。

テクニックを解説している小説は、1作を除いて海外の小説家が書いた作品です。

すばらしい短篇小説を書いた、海外の作家さんを知ることもできる【 短篇小説講義 】

【 短篇小説講義 】で紹介されている日本作家の短篇小説は、筒井康隆講師の作品「繁栄の昭和」です。

筒井康隆講師の小説で、使っているテクニックを紹介してくれています。

短篇小説講義の感想【まとめ】

筒井康隆講師から、短篇小説を書くテクニックを教えてもらえました。

ですが、短篇小説を書けるかと言われると、むずかしいです。

「観察眼」を鍛える。

たくさん「読書」する。

【 短篇小説講義 】を飽きるほど読もうと思います。

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