魚のミンチと小麦粉をねって作る魚麺を自宅で作るレシピを紹介しています。
白身の魚を使った魚麺は、ちょっと黒い箇所もありますが魚麺はほぼ白色。白身魚の旨味を閉じこめた麺になっています。クセがない白身魚で作ると魚の嫌な匂いはしません。
ふつうの麺と比べると魚麺は作りにくいです。しかし麺状にすることで、お魚が苦手な子どもがお魚を食べる可能性があります。また魚をねりこんでいるので、タンパク質が豊富な麺。
パスタマシーンを使い麺に仕上げました。パスタマシーンの操作方法を覚えれば、数々の種類の麺を作ることができるようになります。
魚麺の調理工程
- 白身魚のミンチをこねる
- 白身魚のミンチと強力粉を混ぜる
- 生地をのばす
- 生地を切る
魚麺の材料(2~3人前)
- 白身魚のミンチ:200g
- 強力粉:適量(中力粉でもOK)
- タピオカ粉:適量(いれると滑らかな麺になる、なくても問題なし)
- 塩:4g
- おろししょうが:小さじ1
- 日本酒:大さじ1
- 打ち粉:適量
使っている大容量、低価格の打ち粉の記事はコチラ。
魚麺の作り方【 写真あり 】
白身魚のミンチをこねる
市販の白身魚のミンチが売っていなかったので切り身からミンチを作る。白身魚のミンチを買えるかたは買ったほうが楽だよ。
ミンサーで白身魚の切り身をミンチにする。
白身魚のミンチに塩:4g、しょうが:小さじ1、日本酒:大さじ1をいれる。白身魚のミンチと調味料を粘りがでるまでこねる。手を使わずに、めん棒などでこねると粘りがよくでる。
白身魚のミンチと強力粉を混ぜる
強力粉とタピオカ粉を少しづつボウルにいれ、粘りがでた白身魚のミンチと混ぜる。
大福のように粉がふいた状態になるまで、強力粉をいれながら白身魚のミンチをねりあげる。
強力粉をいれすぎたときは、すこし水を足して調整するとよい。
表面が大福のようになった生地を丸め、1~2時間ほど寝かせる。
寝かせている間に、生地が乾燥しないようにサランラップを巻いておく。
生地をのばす
寝かせておいた生地を作業台にとりだし、パスタマシーンも作業台にセットする。
生地を5mmになるまで、めん棒や手でうすくのばす。のばした生地をパスタマシーンにとおす。
無残な状態になってパスタマシーンから生地はでてくるでしょう。
もう一度めん棒や手で生地をまとめ薄くのばす。表面にたっぷりと強力粉をふり、パスタマシーンに通す。
生地をパスタマシーンでのばす、生地をまとめ強力粉をふり、パスタマシーンで生地をもう一度のばす。この作業を繰りかえすことで、ボロボロにならない生地になってくる。
生地がまとまりボロボロにならないようになれば、お好みの薄さまで生地をのばし食べやすい長さに生地を切っておく。
生地を切る
パスタマシーンにカッター(生地を麺状にする道具)とガイドをつける。4mm幅に切るカッターを選択。もちろん包丁で麺状にしてもらってもOKだ。 打ち粉をした魚麺の生地をパスタマシーンにのせる。
カッターに装着したハンドルをくるくると回せば、生地がどんどんカッターをとおり麺状になって落ちてくる。きれいな器を下に置いておくか、手で麺をうける。
魚麺がくっつかないように打ち粉をふっておく。
生地を切る動画
魚麺を食べる
魚麺100gにたいして、お湯1リットル~2リットルを用意する。
カチャカチャと雑に混ぜると、魚麺は切れてしまうのでご注意を。魚麺をゆでていると、プカッと浮かんでくるだろう、ゆであがりの時間はちかい。。お好みのゆで具合になったか確認しよう。お湯の温度や麺の太さ、粉や魚の種類でゆで時間は変わってくる。
お湯から魚麺をザルに引き揚げ、冷水で魚麺のヌメりをとる。
あとは、ふつうの麺のように魚麺を食べるだけ。
麺つゆを用意し、薬味も用意。
ほぼ真っ白の麺。食べてみると、ずるりと普通の麺、ややザラッとした食感。噛んでみると、粉だけの旨味ではない、はんなりしたはんぺんのような甘味がある。魚の旨味と甘味だろうな。かまぼこのプリッと感を減らし、麺状にしたような。
温かい出汁でいただいてもよし。かつお昆布出汁にはいった魚麺を食べていると、海を器に再現したかのようである。魚麺の滋味とかつお昆布の出汁は、人を優しい気持ちにしてくれ、ホッと一息つきたくなるしみじみとした温かさがある。
魚麺を作って食べた感想【 まとめ 】
白身魚のミンチと強力粉を混ぜつくる魚麺。食べてみるとほんのりとした甘味、かまぼこからプリッと感をとり除き麺にしたような食べ物。
クセのない白身魚をねりこむことで魚の匂いをおさえることが可能。魚嫌いの子どもでも食べることができるかもしれません。魚をねりこんでいるのでタンパク質も豊富な麺。
魚麺を作るのは少しむずかしいです。何度か失敗するかもしれません。
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