サーロインブロックをつかった、ローストビーフの作り方|レシピを書いています。
オーブンがあれば、比較的カンタンにローストビーフを作ることができます。
肉の塊をうす~く切ると、ツヤツヤな赤身があらわれる。肉汁から作ったソースをかけ、黒胡椒をかける。ローストビーフは何枚でも、ヒョイヒョイと食べれますよ。
ローストビーフが余ってしまった、ご飯にのせる、パンに挟む、アレンジ方法は色々あります。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
ローストビーフの調理工程
- 牛肉の塊に塩とワインをふりかけておく
- 野菜(タマネギ、ニンジン、セロリ)を切っておく
- 牛肉の塊の表面をフライパンで焼き目をつけ、肉の塊をとりだす
- 牛肉の塊を焼いたフライパンで、2の野菜をシンナリするまで炒める
- 牛肉の塊を耐熱皿にいれ、4で炒めた野菜で挟みオーブンにいれる
- オーブンの温度は110℃、調理時間は40分~50分、牛肉の塊を焼く
- オーブンからとりだした肉の塊を、アルミホイルでおおい冷ます
- フライパンに残った野菜と肉汁に、調味料をくわえソースを作る
- ローストビーフを切って、ソースをかければ完成
ローストビーフの材料
・牛肉:サーロインブロック1kg(もも肉、ヒレ肉でも代用可能)
・バター:10g
【 野菜 】
・タマネギ:1個
・にんじん:1本
・セロリ:1本
・にんにく:2片
【 ソース材料 】
・トマトジュース:150cc
・赤ワイン:150cc
・ウスターソース:大さじ2
・しょうゆ:大さじ1
・塩・胡椒:適量
・お好みの香辛料・ハーブ:(ローリエ、クローブ)使用
ローストビーフにかけるソースは、肉汁の量や野菜の質で味がかわってきます。味見をしながら、あなた好みのソースを作りあげましょう。
オンリーワンのローストビーフソースを作れます。
ローストビーフの作り方【写真つき】
牛肉の塊に塩とワインをふりかけ、野菜の下ごしらえをしておく
牛肉の塊をトレイにいれ、塩を表面全体にこすりつけ、赤ワインをタップリかけておく(分量外)
牛肉を塩と赤ワインに漬けこんでいるあいだに、野菜を切っておく。
たまねぎは半分にきり、薄切りにする。にんじんは輪切り。
セロリのスジが気になる人は、セロリのスジをとりましょう。セロリはお好みの切り方でOK。レシピでは、ななめ切り。
牛肉の塊の表面をフライパンで焼き目をつけ、牛肉の塊をとりだす
フライパンを熱し、バターを溶かす。
オーブンにいれても、大丈夫な鉄製のスキレットを使っている。
牛肉の塊をフライパンにいれ、表面全体に焦げ目をつける。1kgともなると持ちあげるのが大変なので、フォークを刺しひっくり返すとよい。
焼き目をつけた牛肉の塊を、トレイにとりだしておく。
牛肉の塊を焼いたフライパンで、下ごしらえした野菜を炒める
牛肉の脂とバターがのこっているフライパンで、下ごしらえした野菜を炒める。
牛の脂とバターを絡めるように野菜を炒める。
たまねぎがシンナリしてきたら炒め作業終了。
牛肉の塊を耐熱皿にいれ、4で炒めた野菜で挟みオーブンにいれる
休ませていた牛肉の塊を耐熱皿にいれ、炒めた野菜で挟む。
スキレットごとオーブンにいれる。
オーブンにフライパンが入らないよ。牛肉の塊と野菜をコンパクトな耐熱皿や天板にいれ、オーブンにいれてください。
オーブンの温度は110℃、調理時間は40分~50分、牛肉の塊を焼く
オーブンの温度は110℃に設定、調理時間は40分~50分。
『檀流クッキング』は180℃で25分~35分と書かれていますが、180℃で調理すると牛肉の芯まで火がとおってしまったときがあったので、低音でゆっくり調理するようになりました。
オーブンが110℃に加熱されたら、牛肉の塊をいれます。
オーブンの種類で違いはありますが、焼き加減の目安として40分でレア、50分でミディアムになります。
調理時間40分で、オーブンからスキレットを取りだしました。
オーブンからとりだした肉の塊は、アルミホイルでおおい冷ましておきます。
フライパンに残った野菜と肉汁に、調味料をくわえソースを作る
オーブンで焼かれて、牛肉の脂をすった野菜をつかいソースを作る。
トマトジュース:150ccと赤ワイン:150cc、ウスターソース:大さじ2、しょうゆ:大さじ1をくわえる。
ローリエとクローブをくわえた。ローリエをいれることで、ソースに清涼感がでて牛肉をあっさり食べることができる。
耐熱皿や天板で牛肉の塊をローストしたときは、耐熱皿や天板にのこった野菜と牛肉の脂を、フライパンにうつし調理しましょう。
フライパンの水分がへり、とろ~っとしてきたら味見をし、ソースの味をととのえる。塩と胡椒をくわえるとソースの味がグッと引き締まる。
ボウルのうえにザルをおき、ソースをボウルに落とす。木ベラなどで野菜を押してやると旨味がボウルに落ちる。
ローストビーフを切って、ソースをかければ完成
ローストビーフをきって、器にもりつけソースをかければ完成。
と思ったのだが、切ってローストビーフを味見をしてみると、サーロイン特有の◯でかこったスジが噛みきれない。
サーロインブロック上部の脂身とスジをそいでから、器にもりつけた。サーロインブロックで調理するときは上部の脂身とスジはとりのぞいてから、ローストビーフにしよう。
ローストビーフを器にもりつける。
黒胡椒をゴリゴリとけずる、ソースをかけてローストビーフの完成。
レタスやトマト、クレソンを添えると色がもっと映える。ワサビをつけて食べるのもピリッと清涼感があり変化をつけれる。
ローストビーフ丼
白米だいすき日本人。
白米をもりつけ、ローストビーフをのせ、黒胡椒とパセリをかける。
わさび醤油をかけてローストビーフ丼の完成。
ローストビーフサンド
パンにローストビーフを挟むだけでできる、ちょっと豪華に見えるサンドイッチ。
粒マスタードとマヨネーズをローストビーフにつける。
お好みでレタスやトマトを挟むと、もっと写真映えすると思う。野菜を挟むときは、パンにバターをぬっておきましょうね。
ローストビーフの燻製
ローストビーフの端っこ。脂とスジが一杯で硬そうだな。
捨てるのモッタイないな。燻製したらおいしくなるかも。
カンタンに燻製し、ガブっと燻煙のフレーバーがするローストビーフにかじりつく。
上品なイギリス貴族なイメージのローストビーフが、アメリカ西部の開拓民のような味になっている。
ビーフジャーキーの匂いがし、カチコチじゃない牛肉から肉汁があふれだす。今回は端っこだったけど、ローストビーフ全体をかるく燻製の香りをつけるのは、ありと考えた。
あっスジは硬いまま。
野菜を再利用
「ソースにした野菜を捨てるのもったいないなぁ」再利用しましょう。
ブレンダーで野菜を粉砕します。ローストビーフのソースが残っていれば加えましょう。
ソースが残ってないときは、トマトジュースを加えます。
セロリのスジをとっていないので、スジの主張がすごいですね。
お好みの肉をフライパンで焼きます。牛肉のミンチをつかっています。豚肉ミンチや鳥ミンチでもOK。冷蔵庫に残っている肉を使いましょう。
肉に焼き目がついたら、粉砕した野菜をフライパンにいれ中火で煮込みます。
水分が飛んだら、塩や胡椒、醤油、ウスターソースで味を整えてください。
再利用野菜のミートソースの完成。いろいろアレンジができるミートソースです。
パスタにして食べる
再利用野菜のミートソースを別のフライパンに適量とり、バジルとチーズ、オリーブオイルをくわえ、ゆがいたパスタと混ぜあわせれば、ミートボールパスタのできあがり。
カレーにして食べる
カレー粉をいため香りがでてきたら、再利用野菜のミートソースをくわえる。
器に白米をもりつけ、ゆで卵をトッピング。上からカレーミートソースをかける。
サーロインブロックの紹介
記事につかったサーロインブロックは『ミートガイ』さんから購入した商品。
注文した翌日に届く、素早い配送GOOD。
ピッチリ真空パックされた、グラスフェッドビーフ(オーストラリア産)
脂身ちかくのスジをのぞくと、かたいスジは一切なし。
グラスフェッドビーフは、牧草のやさしい香りがする牛肉。
「あぁ牛肉を食べてるなぁ」と納得する味。ほどよい歯ごたえの牛肉を噛むことで、満腹中枢をほどよく刺激してくれる。
ローストビーフを作って食べた感想【まとめ】
ローストビーフは肉に火をとおしすぎなければ、しっとりした肉質のローストビーフを比較的カンタンに作れました。
調理につかった野菜も再利用できるので、無駄がでない経済的なレシピ。
ローストビーフは、ローストビーフ丼やサンドイッチと色々な使い方ができました。
つぎにサーロインブロックでローストビーフを作るときは、脂身を取りのぞいてから作ろうと思います。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
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