菜の花ねりこみ生パスタの作り方・レシピ 黄色と緑の春のおとずれを感じさせる苦味をパスタにねりこむ【 パスタマシーン使用 】

パスタ

この記事は、菜の花をねりこんで作る生パスタの作るレシピを書いています。

春のおとずれをつげる陽気な黄色、そして、すこし苦い緑の風味をねりこんだ生パスタです。

春にしか食べられない季節限定の生パスタ。

野沢菜の花をつかいました。スーパーで売られている菜の花でも、あなたが育てている菜の花でも作れるでしょう。

パスタマシーンを使い生パスタに仕上げました。

菜の花生パスタの調理工程

  1. 菜の花と粉、ほかの材料と混ぜあわせる
  2. 生地をパスタマシーンでのばす
  3. 生地をパスタマシーンで切る
  4. 菜の花生パスタの出来上がり

生パスタの材料(2~3人分)

  • デュラムセモリナ粉:100g
  • 強力粉:100g
  • 菜の花:80g
  • 水:適量
  • 塩:2g
  • オリーブオイル:大さじ1
  • 打ち粉:適量

菜の花は、塩をいれたお湯でゆり水気をしぼっておきました。

菜の花はこまかくしたほうが粉と混ぜやすいです。ブレンダーに菜の花と水をいれペースト状にしました。

お家にある調理器具をつかいなるべく菜の花はちいさくしておきましょう。

使っている打ち粉の記事はコチラ。

菜の花生パスタの作り方【 写真あり 】

菜の花と粉、ほかの材料と混ぜあわせる

デュラムセモリナ粉:100gと強力粉:100g、塩:2g、オリーブオイル:大さじ1をボウルにいれる。

ちいさくした菜の花もボウルにそそぎいれる。

最初から手で混ぜると、ドロドロの粉が手にくっつき作業をしにくい。さいばしやゴムベラで混ぜあわせるとよい。

粉と水を混ぜあわせる専門調理道具で混ぜあわせている。専門調理道具だけあって、手でかき混ぜるようであり、さいばしやゴムベラより素早く手早く混ぜあわせられる。

粉ぜんたいに水分がいきわたり、パン粉状になり、5mmほどの粒状になれば、手で作業してもくっつかない。5mmほどの粒状にならないときは、水をボウルに追加でいれる。

手をつかい粉をひとつの生地にまとめていく。ボウルに押しつけたり、丸めたり、折り曲げたりしていると、生地はまとまってくる。

1時間ほど生地を冷暗所で寝かせる。寝かせているあいだに、生地の表面が乾燥しないようにサランラップをきちんと巻いておく。

パスタ生地の混ぜ方参考動画

生地をパスタマシーンでのばす

寝かせた生地を作業台に取り出す。生地が作業台にくっつくときは、打ち粉を生地にふる。

パスタマシーンのダイヤルは、一番生地をぶ厚くのばすダイヤルにあわせる。ハンドルをくるくると回し、生地をのばす。生地の長さは2~3倍になる。

2~3倍になった生地をペタンと折りたたむ。

折りたたんだ生地をもう1度パスタマシーンで伸ばす、伸びた生地をたたむ、パスタマシーンで伸ばす、この作業を3~5回すると、生地がなめらかになる。

生地がなめらかになれば、パスタマシーンのダイヤルを操作し、お好みの厚さになるまで生パスタをのばし、食べやすい長さに切る。くっつかないように打ち粉をふっておく。

生地のばし方参考動画

生地をパスタマシーンで切る

パスタマシーンにカッター(生地を切る道具)とガイド(生地を切るのをサポートする道具)をセット。

打ち粉をふった生地をパスタマシーンの上におく。

カッターにハンドルを差し、くるくるとハンドルを回す。カッターを通った生地がパスタ状になって落ちてくる。手やボウルで生パスタを受ける。

すべての生地をカッターに通す。生パスタどうしが、くっつかないように打ち粉をふっておく。

生パスタは製麺したてを食べるよりも、寝かせてから食べたほうがコシがよくなる。密閉容器にキッチンペーパーをしき冷暗所にて半日ほど寝かせる。

パカリと大きく開くので作業がしやすく、密閉でき、なおかつ薄いので冷蔵庫にいれても邪魔にならないファイルケースにいれ生パスタを寝かせている。

生地を切る参考動画

菜の花生パスタを食べる

生パスタ:100gに、沸騰したお湯1~2リットル用意する。生パスタに塩が入っているので、塩をいれる必要はなし。

お湯にいれた生パスタがくっつかないように、さいばしなどで軽くほぐす。

ゆで時間の目安は3分~8分ほど。使った粉の種類や生パスタの厚さ、コンロの火力の差などで、ゆで時間は変わってくる。生パスタのゆで加減を確認し、生パスタをお湯からあげよう。

オリーブオイルと混ぜあわせて器にもりつけた。

黄色の花の色はなくなり、緑色がうすまり、黄緑色の菜の花生パスタ。つらい冬をのりきった葉が陽光をあびキラキラと輝いているようなパスタの表面。

オリーブオイルのぷ~んとくる香りの下から、すこし苦味ばしった山菜のような香り。それと菊人形を見学しているときのような香りが漂っている。

春の訪れによろこびスッキプしているように軽快な生パスタの食感。軽快さだけでなく、噛みごたえは強く、芯までゆでてもしっかりとしたコシがある。

もにゅもにゅと生パスタを噛んでいると、ぶあつい葉を噛む、葉脈から水分がでる、そのように生パスタから山菜のようなポロリとした苦味が染みでてくる。そして、ふわりと黄色い花の苦味が舌をひとなでしていく。

きつい苦さでなく、あくまで控えめの苦味。苦味のおかげで、食べると口のなかがサッパリとする爽快感がある。

菜の花の苦味の青い爽快さは、卵や肉類の油をあっさりとしたものにしてくれる。あっさりするだけでなく、菜の花の苦味は、卵や肉の味の輪郭をしっかりと浮きぼりにしてくれる、そのような印象をうけた。

菜の花好き、山菜よりも軽い風味が好きな人におすすめできる菜の花生パスタ。

菜の花生パスタを作り食べた感想【 まとめ 】

菜の花をねりこんだ生パスタは、山菜よりもかるい苦味があり、ほのかに菊の花のような香りと風味がある麺です。

苦味のおかげで、味はキリッとシャープ、食べたあとは一陣の爽やかさがあります。

春の時期に食べられない季節限定感のある生パスタです。

菜の花生パスタはあまり売っていません。売っていないのであれば、ご自宅で作ればいいんです。

不器用さんでも、料理初心者さんでも、パスタマシーンを使うことで、パスタの幅と太さを均一にすることができます。

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