カークランドシグネチャー ロンドン ドライ ジン【 レビュー記事 】他のジンをよせつけない圧倒的コスパの高さ【 カクテルレシピあり 】

お酒レビュー

この記事は、カークランドシグネチャー ロンドン ドライ ジン 1750mlを実際に飲んだ感想を書いています。

他のジンをよせつけない圧倒的コストパフォーマンスのジンです。

ロンドンドライジンと、ストレートな名前。ドライジンといえば、といったド真ん中で飲みやすい香りと風味です。ただし、柑橘類の香りや薬草の香りのひろがりはあまりありません。

ジン好きのお財布をヘルプしてくれます。ふだんはロンドンドライジンをたのしみ、たまにちょっとお高いジンとの風味と比べるとよいでしょう。

ストレートだけでなくカクテルに使って飲んだ感想も書きました。カクテルに使うジンは、お高いジンよりも、お手頃な価格のジンを使ったほうがよい、と私は思っています。その点もロンドンドライジンをオススメするポイントです。

ロンドンドライジンの特徴

鮮やかな緑色の瓶に眼をひきつけられます。ジュニパーベリーのイラストが中央に描かれており、5回蒸留した、と下に書かれています。

飾りっ気のない無骨といったシンプルなデザイン。ロンドンの建物のようにシンプルにして質実剛健。

ロンドン ドライ ジンのアルコール度数は、一般的なジンが40%のなか44%と高めです。

ロンドン ドライ ジンはクラシックな蒸留機とレシピをつかい、ジュニパーベリの香りとピリッとした柑橘類の香り、そして、コリアンダーの香りの美しいアロマをあなたに表示します。香りは長く清潔でフレッシュな香りが口のなかに残ります。

英検3級が訳してみました。

この古典的なロンドンドライジンは高品質を維持するため小さいバッチで製造を行っています。銅製のポットに厳選されたボタニカルを加え5回蒸留したこのロンドンドライジンはきれいでピュアなジュニパーベリーや刺激的なレモン、オレンジなどの柑橘類の香りが特徴です。

引用元:カークランド公式HP

瓶の横型、背面にちかい部分にミゾがあり、持ちやすくなっています。だけども、大きい瓶を掴む、コップにつぐ、よくコボします。お気をつけくださいね。

ロンドンドライジンのフタは、コルクのようですが、質感はコルクのそれではありませんね。かっちりスキマのない材質です。

ストレートで飲んだ感想

ロンドンドライジンは、無色透明。グラスのふちをサラサラと流れる粘度。ジュニパーベリの硬く辛い香りがしないと水と勘違いしてしまう。5回蒸留は伊達じゃない。透明で清潔、ピリッと辛い香り。

さいしょの一杯は、舌にピリリッとくる刺激。コショウに似た刺激がくる。刺激が舌のモロモロとした汚れを落とすと、ゆっくり朴訥、素朴な甘味がひろがる。長く清潔な香りが残る、といったことはない。

ピッとした辛さが必殺仕事人の仕事のように一瞬光り、ポッとしたジュニパーベリの香りが口に残響する。辛くもあり、柔らかくもあるが、青いお婆さんや赤い衛兵、そして同じ緑色の瓶とくらべると、特徴がサムシングがない。

特徴のないロンドンドライジンをペットボトルにいれ冷凍庫で冷やしておく。かぎりなく透明な色と風味のジン、無、ナーダといった風味になる。

それをグラスに注ぎいれる。辛さと冷たさで唇と舌が痺れる、凍る。口内が解凍されると、甘さが遅れてやってくる。達人が魚をさばくと、しばらくして魚がさばかれたと気づくような一瞬のキラメキを、冷凍ロンドンドライジンは魅せてくれる。

ジンの風味と香りをかぎりなく削りとった無駄のない冷凍ロンドンドライジン。数おおくあるジンの味のスタート地点、山のすそ野といった味です。この味に舌を慣らしておくと、ちがうジンを飲んだときに、香りと風味の差をクッキリと感じとれるようになるだろう。

ロックで飲んだ感想

大きい氷をロックグラスにいれる。ロンドンドライジンを注ぎいれる。

口当たりは鋭角になり、香りも薄く削られている。しかし、飲んだ感じは、苦味は消え、静かな湖面のごとく清澄。すこしのトロみがつき、ロンドンドライジンの荒々しさがなくなっている。口のなかで転がすと、あるかないか甘さを感じる。

飲み終わったあとには、カンッと硬質的な辛さ、そして、胃のなかで爆発するようなキック感を感じた。

炭酸水割り

グラスに氷をいれロンドンドライジンを注ぎいれる。バースプーンで撹拌しグラスを冷やす。氷にあてないように炭酸水を注ぐ。

パチパチと細かい炭酸の泡がはぜる。細かい炭酸の泡より、スモール、スモーラーな微粒子のようなロンドンドライジンの香りと風味。

飲んでみると、ドライと名前のつくお酒はおおい、しかし、ロンドンドライジンの炭酸水割りよりドライなお酒はおおくはない。

ロンドンドライジンの炭酸水割りは、ドライのひとつの到達点になりうる。

ロンドンドライジンでカクテルを作り飲んだ感想

  • ジントニック
  • マティーニ
  • ギムレット
  • ジンビターズ
  • カンパリジン

ジントニック

  • ジン:45ml
  • トニックウォーター:適量
  • ライムやレモン:お好みでしぼりいれる

グラスに氷とロンドンドライジンをいれる。バースプーンでかき混ぜる。グラスが冷えてきたら、トニックウォーターを注ぎいれる。

トニックウォーターのキニーネのまろみをおびた香りすらもドコか硬くかんじられるジントニック。

キリキリとピンッとしたシャープな飲み口。飲み終わると、こざっぱりとした爽快感がある。

マティーニ

  • ジン:50ml
  • ドライベルモット:10ml
  • アンゴスチュラビターズ:1滴
  • オリーブ:1個

ロンドンドライジンとドライベルモット、アンゴスチュラビターズを氷をいれたミキシンググラスにいれ、かき混ぜ冷やす。ストレーナーをかぶせカクテルグラスに注ぎいれる。オリーブオイルをちょんと飾る。

ロンドンドライジンのマティーニは、きりきりと完璧なドライマティーニを作れた。ドライのなかに、すこしだけのドライベルモットの悲鳴にちかい、しぼりだすような微かな香り。これがスパイスになっており、味がピッと辛くドライになっている。

香りや風味が少ないロンドンドライジンだからこそ、ドライなカクテルにしあがるのだろう。

ロンドンドライジンのマティーニにはまった私は、ロンドンドライジンとマティーニを瓶にいれ冷凍しておいてから、ミキシンググラスでまぜる手間を省くのである。

日々の気分によって冷凍ストレートと冷凍マティーニの飲み分けをしている。日日是好日。

ギムレット

  • ジン:45ml
  • ライム:1/4
  • シュガーシロップ:適量

氷をいれたシェイカーに材料をすべていれる。そして、軽快にお洒落にシェイク。キンキンに冷やし、カクテルグラスに注ぎいれる。

うっすらと白濁した液体。ライムのはじける若さといった苦さ。壊血病対策に考案されたといわれているギムレットはビタミンCたっぷり。

冷たい南極の海のように殺人的に冷涼、ライムの若さといった酸味の液体は口あたりがよい。タイタニックの船首で感じるような爽やかな風が、口や歯、舌、胃に流れていく。

飲みやすいカクテルであるが、アルコール度数は高めである。飲みすぎて、タイタニック号のように沈没しないことを祈る。ボンボヤージュ。

ジンビターズ

  • ジン:60ml
  • アンゴスチュラビターズ:2~3滴

ロックグラスに氷をいれ、氷のうえにアンゴスチュラビターズをふりかける。ロンドンドライジンを氷のうえに注ぐと、暗茶色のアンゴスチュラビターズを静かにとけグラスにひろがる。

アンゴスチュラビターズの薬草を煮つめ薬効成分たっぷりの香りが、ロンドンドライジンの辛さとドライに支配された。

薬効成分の香りがすこしあるロンドンドライジンといった味。ジンもアンゴスチュラビターズも薬用酒として造られたと言われている、であるならば、すこし体調の悪いときに、このお酒はキクかもしれない。

カンパリジン

  • ジン:30ml
  • カンパリ:30ml

ミキシンググラスに氷とロンドンドライジン、カンパリをいれ撹拌し冷やす。ストレーナーをかぶせカクテルグラスに注ぐ。

イタリアの水平線にのぼる太陽のような鮮やかな赤色が浮かびあがる。

苦さの極致、カンカンと反響するたびに苦さがますかのように、ピリッと苦い、いや、ビリッと苦い。苦い、にがい、もう一杯と飲みすすめていると、あなたは、この苦さのトリコに。

ロンドンドライジンを飲んだ感想【 まとめ 】

ロンドンドライジンは、香りや風味を削ぎおとし、かぎりなく無味無臭のドライジンです。香りや風味にとぼしいとも言えます。

ロンドンドライジンを飲んだあとには、複雑で豊かなフレーバーが口のなかにあまり広がりません。必要最低限の香りと風味しかありません。それだけに、ジンとは何ぞやという答えをだしてくれます。

安いジン群のなかでも、頭ひとつ抜けてお買い得です。ふだんロンドンドライジンを飲み、その味になれ、たまに、ふと、ちがうジンを飲みます。そのとき、あなたの口のなかでは、ちがうジンの風味や香りをくっきりと感じられるようになるでしょう。

ロンドンドライジンは、香りと風味が少なく、リーズナブル。カクテルに使うと、ドライな味のカクテルを作れます。

常飲ジンとしてたいへんオススメでございます。

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