『 食檄のソーマ 』25巻に紹介されている特別付録 ゆきひら流 焦がし蕎麦を再現し食べた感想を書いている記事です。
漫画のレシピですが、そろえる材料はシンプル。蕎麦と鴨肉、長ネギ、調味料があれば作ることができました。鴨肉の豊かな脂の香り、めんつゆを焦がした香りがたのしい焼き蕎麦です。
乾燥蕎麦をゆで、フライパンで鴨肉と長ネギを焼き、ゆでた蕎麦をフライパンにくわえ、めんつゆをいれれば完成です。漫画原作のレシピですが、ふつうの焼そばなみに作るのはカンタンでした。
和の香りが部屋にただよう蕎麦レシピ。
焦がし蕎麦の材料(2人分)
- 鴨肉:150g
- 長ネギ:2本
- 乾燥蕎麦:200g
- めんつゆ:200cc
- すりごま:大さじ2
漫画では長ネギは3本となっています。
すこし長ネギの量を減らしました。
濃縮タイプのめんつゆを使うばあいは、水をくわえ味をみて調整してください。
焦がし蕎麦の作り方
乾麺の蕎麦をゆでる
乾麺の蕎麦を表示どおりゆで、冷たい水で蕎麦のぬめりをとり冷やしておきます。
ソーマは作中では、二八蕎麦を使っていました。二八蕎麦をつかえば、ソーマが作った焦がし蕎麦にちかづくかもしれません。
鴨肉を切り炒める
鴨肉をうすく切り、フライパンで炒めます。火力は弱火から中火がいいでしょう。
鴨肉から脂がでますが、焦げるときは油をすこし引いたほうがいいでしょう。
長ネギをくわえ炒める
鴨肉の色がかわったら、斜め切りにした長ネギをいれ炒めます。
シャッキとした食感が好きな人は長ネギを炒める時間は短め、甘い長ネギが好きな人はクタッとするまで炒めましょう。
ゆでた蕎麦とめんつゆをいれ煮る
ゆでた蕎麦とめんつゆをフライパンにいれます。
蕎麦とめんつゆをからめながら、めんつゆの水分をとばします。
煮つめすぎると味が濃くなるのでご注意を。
焦がし蕎麦の出来上がり
すりごまをちらし、白髪ネギというのもおこがましい剛毛のネギをトッピングすれば、焦がし蕎麦の出来上がりです。
めんつゆに鴨の脂が浮いており、そのめんつゆが蕎麦をてらてらとコーティングしています。ひとくちそそると鴨の滋味あふれる旨味、めんつゆの焦げた香り、ごまのパリッとした食感を楽しめるでしょう。食べたあとの唇にはぬらぬらと鴨の脂の余韻が残ります。
ここで少し失敗したなと思ったのが、鴨肉に火をいれすぎ、すこしパサパサになっていました。
七味ごまや柚子胡椒、クレイジーガーリックなどで味をかえるのも楽しいです。
作中では蕎麦という課題だったので蕎麦を使っていますが、うどんでもパスタでもおいしく食べることができると思います。
焦がし蕎麦アレンジ
乾麺の蕎麦で焦がし蕎麦を作り、食べたところ、鴨肉に火がとおりすぎた問題。そして、ほそい乾麺の蕎麦では、鴨肉の脂とめんつゆに負けている感じがしました。
そこで太めの二八蕎麦を打ち、作り方を少しかえ焦がし蕎麦を作ってみます。
焦がし蕎麦の材料は一緒です。
作中とおなじようにパスタマシーンで二八蕎麦を作ります。ただ作中に描かれていたパスタマシーンのほうが3倍ほど高いです。
田舎蕎麦のように幅広の蕎麦を作りました。
つぎに鴨肉を炒めるのも一緒です。鴨の脂がでてくるまで弱火から中火で炒めます。
鴨の脂がでてきたら、別の皿にとりだしましょう。
鴨をとりだし、鴨の脂がのこっているフライパンに長ネギをいれ炒めます。長ネギに黒い焦げ目をつけると香りがよき。
焼いた長ネギもとりだします。
ゆでた蕎麦を長ネギをとりだしたフライパンにいれます。鴨の脂を蕎麦にすわせ、蕎麦の表面にパリッとした焼き目をつけましょう。食感の変化を楽しめるようになります。
とりだしておいた鴨肉と長ネギをフライパンにもどします。
めんつゆをいれて煮立てればいいのですが、めんつゆをいれるまえに、すこしフライパンのフチに醤油をたらし香りづけをしてやると、醤油の焦げた香りがよき。
あとは盛りつければ、焦がし蕎麦の出来上がりです。長ネギと蕎麦に焦げめをつける、W焦がし蕎麦。
鴨肉がパサパパになりにくく、蕎麦の焦げたパリッとした食感のアクセントを楽しめます。
ゆきひら流 焦がし蕎麦を再現した感想【 まとめ 】
鴨肉と長ネギを炒める、ゆでた蕎麦を混ぜあわせ、めんつゆで味をつける、と調理工程はふつうの焼そばなみにカンタンです。漫画のレシピですが、突飛なことをしない王道のレシピでした。
鴨肉の脂が蕎麦をコーティングし、汁なし鴨南蛮といったお味です。そしてカモネギの語源にもなっている長ネギをあわせる、まずいわけがないでしょう。
蕎麦でつくりましたが、うどんでもパスタ、ソーメンでもおいしく食べることができると思います。
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