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ブルドッグ ロンドン ドライ ジン【 レビュー記事 】独自のボタニカル使用 いかつい名前のジン すっきり飲みやすく 香りは芳醇

お酒レビュー

この記事は、ブルドッグ ロンドン ドライ ジンを飲んだ感想を書いています。

いかついけど愛嬌ある顔のブルドッグの名前をつけたドライジンです。

なめらかで繊細な飲み口、クセは少なくスッキリと飲むことができます。飲み終わると、ほのかに花のような、果物のような南国の華やかな香りがしました。

ブルドッグ ロンドン ドライ ジンの特徴

黒いラベルに白い文字とシンプルな瓶のブルドッグ。下部に英国の国旗あり、味で勝負といった気概を感じますね。

プレミアム クラフトジン。プレミアム クラフトジンでありながら、ドライジンなのでしょうか、区分はどうなっているのやら。

アルコール分は40%。ぷにぷにしたブルドッグのほっぺの皮のように、滑らかな風味なのはたしかです。

フタはスクリュー式。しっかりとしめた手ごたえが少なく、ちゃんとしまっているか心配になります。

ブルドッグの首輪をイメージしたボトルの装飾部分。この部分があることで、ボトルを握りやすく、注ぎやすいです。

ブルドッグと散歩、いや、ブルドッグを味わってみましょう。

ストレートで飲んだ感想

ボトルは真っ黒だが、色は白いサモエドよりも、もっと白く白く透明。

香りはあまりない。ドライジン独特の、がつんとくるキックある香りではない。ほのかに南国系の花のような、みずみずしい果実のような香りがしている。ドライというよりも、たゆたゆと控えめであまめの香り。おおくのジンを飲んできたが、この香りのジンを飲んだことはない。

ドラゴンアイ(竜眼)、ハスの葉、ホワイトポピー、ラベンダーのエキゾチックなボタニカルは、ナッティかつフルーティなノートと爽快感を生み出します。

引用元:Amazon

ハスの葉、ホワイポピー、ラベンダーなどは知っている。花の香りがしてくるのは、花のボタニカルの影響だろう。ドラゴンアイ?なんと中二病心をくすぐるワードであろうか。

リュウガン(ロンガンとも、竜眼、龍眼)はムクロジ科ムクロジ属の常緑小高木またはその果実。

引用元:Wikipedia

リュウガンをいれているジンを私は知らない。飲んできたジンのなかには、リュウガンをいれているジンはなかったと思う。リュウガンをいれている唯一のジンかもしれない。

リュウガンの香りを確かめてみた。商品名はロンガン。見た目はマンゴスチンやライチに似ており、ひとまわり小さい。ちいさいクリンとした種が龍の眼に見えるそうだ。

乾燥しているので、ねっとりとしたドライフールーツの甘い香りはある。ぱくりと食べてみると、うん、コレダ。ブルドッグの香りは、コレダ。みずみずしい果実の香りと、ほのかに花の香りのするお上品な果実。ジンはいろいろな味の可能性を秘めているのだナ、と思いました。

お手頃価格のジンに、ロンガンを漬けこむことで、果実のような、花のような香り、旨みのコクをうつすことができた。お安くブルドッグ風をつくることにワレ成功ス。

ロンガンの話に脱線しすぎた。ブルドッグの味見に戻ろう。

ぬるりと滑らかな飲み口。常温で飲んだのに、清涼な石清水のようにスッキリとしている。スッキリしているが、口のなかで味わっていると甘い花の蜜のような旨味がある。ブルドックのほっぺのシワのように優雅な味わい深い旨味がある。

飲み終わると花の香りが咲く。ブルドックの飼い主の女性がしていそうな高価な花の香水のような香りである。

いかつい犬の名前からは想像できないほど、スッキリと飲みやすく、やわらかい旨みと、花のやさしい香りのするジン。

ロックで飲んだ感想

グラスに大きい氷をいれ、ブルドッグを注ぎいれる。

まるでモネの絵画のように、華やかで、清澄、清廉な花の香りがひろがる。

冷やされたことで、飲み口はさらに滑らかに。プールの滑り台のように、流々とブルドックはすべる。

すこし甘茶のような味があり、味の角がまろくなっている。辛味と苦味がチクリとあり、舌の汚れを洗いながし、まったくクドくない。

あとに残るものは、名画をみたあとのようなディープな余韻。

炭酸水割り

ブルドッグと氷をグラスにいれ、かきまわしグラスを冷やす。炭酸水を注ぎいれる。

炭酸の泡がはじけると、花の香りがはじける。花が地面に落ちた瞬間に萌えあがるような香りがはじけている。

キリッと雑味のないシンプルな炭酸割り。ブルドッグのシワの底のような香辛料のコク、旨味、風味は確かにある。

ブルドッグ ロンドン ドライ ジンでカクテルを作り飲んだ感想

  • ジントニック
  • マティーニ
  • ギムレット
  • ジンビターズ
  • ジンアンドイット
  • カンパリジン
  • ネグローニ

ジントニック

  • ジン:45ml
  • トニックウォーター:適量
  • ライムやレモン:お好みでしぼりいれる

ブルドッグと氷をいれ、かき混ぜ、グラスをきんきんに冷やす。トニックウォーターを注ぎいれる。

トニックウォーターに使われているキニーネの香りがツンツンしている。ブルドッグの香辛料の風味は、隠し味になっている。

たゆんたゆんとした旨味のあるジントニック。しかし、すぱっとしたキレはない。ゆっくりと噛むように飲むジントニックとなっている。

マティーニ

  • ジン:50ml
  • ドライベルモット:10ml
  • オリーブ:1個

カクテルグラスのうえに、お花畑ができた。百花斉放、百花繚乱、花満開。

ミキシンググラスで冷やされたことで、ぬるりとした飲み口。ひとくち口にふくむと、ふわっと花が咲いたような香り、そして、すこし甘い風味がある。

マティーニとしては甘口の仕上がり。キリッとした苦味があり、甘さはあとをひかない。辛口のマティーニが好きな私としては、ブルドッグでマティーニを作るのは、この1回きりだろう。

ギムレット

  • ジン:45ml
  • ライム:1/4
  • シュガーシロップ:適量

すべての材料をシェイカーにいれシェイク。カクテルグラスに静かに注ぎいれる。

短毛のブルドッグのような肌色をしている『 ギムレット 』ブルドッグの花の香りがシュンとしぼみ、つぼみになった。

口当たりのよいブルドッグ、アルコール度数の高いカクテルだが、さらりと飲みやすい。ライムとブルドッグの柑橘系の香りと酸味がひきたてあっている。

ここまで飲みやすい『 ギムレット 』をはじめて飲んだ。ブルドッグの愛嬌のある顔をはじめて見たときぐらいの衝撃をうけた。

ジンビターズ

  • ジン:60ml
  • アンゴスチュラビターズ:2~3滴

大きい氷をグラスにいれ、アンゴスチュラビターズを2~3滴ほど氷にふりかける。氷にそわせるようにブルドッグを注ぐ。

冷やされたブルドッグはぬるりとしている。アンゴスチュラビターズの薬草の香りがまさっている。

飲んでみると、静寂な苦味。シワに刻みこまれた深々と静かな苦味。ブルドッグとアンゴスチュラビターズの苦味をゆっくりと楽しむことができる。

ジンアンドイット

  • ジン:30ml
  • スイートベルモット:30ml

ブルドッグとスイートベルモットをグラスに注ぎいれる。くるくるとグラスを回す。はい、それだけでできるカクテルの原点ともいえる『 ジンアンドイット 』

スイートベルモットとあわせることで、ブルドッグの花のような香りが咲くのかと思っていたら、苦味ばしった香りが優勢になっている。スイートベルモットにニコリスの香りを足したような香りになっている。

とろんとした飲み口。やや粘り気があり、様々な香辛料を漬けこんだサングリアのような味になっている。一口ごとにボタニカルの顔がかわる。

ジンアンドイットが紹介されていた漫画はコチラの『 まどろみバーメイド 』

カンパリジン

  • ジン:30ml
  • カンパリ:30ml

ブルドッグとカンパリ、氷をミキシンググラスにいれ冷やす。ブルドッグのうちにある燃える闘士の魂のような真っ赤なカンパリジンを、闘魂を注入するようにカクテルグラスに注ぎいれる。

いままで飲んできたカンパリジンのなかで、トップクラスに苦い。苦い。ブルドッグで作ったカンパリジンは苦い。

最初はやや甘めでまろみがあり、しばらくしてくると、甘夏の白い皮のような苦味が忍びより、飲み終わった瞬間。苦味一閃。カンっとくる苦味がほとばしる。苦いカクテルが好きな人たちよ、挑戦してみては如何ですか?

ネグローニ

  • ジン:20ml
  • カンパリ:20ml
  • スイートベルモット:20ml
  • オレンジピール:お好みで

すべてのお酒をグラスにいれ、大きい氷をグラスにいれる。長い棒で酒と氷をしずかに撹拌し、ぜんたいを冷やす。お好みでオレンジピールをちらす。

カンパリだけでは苦すぎた。スイートベルモットをいれることで、苦味がまろやかになっている。

ただ、ネグローニは、ブルドッグで作る必要はないように思う。犬が土を掘るように、ブルドッグの香りと風味は埋没している。

Amazonレビュー

ジュニパーベリーが控えめなのが他のジンとの大きな違いで、仄かににライチのような(調べてみるとボタニカルに使っている龍眼によるものかな)香りが上ってくる、スイっと飲めるジンでした。

見た目が気に入って購入しましたが、見た目とは違ってとても繊細な味わいでした。ジュニパーの香りが苦手な私にはピッタリのジンです。

海外の高級バーで出してもらったジントニックに使われていたのがこのBULLDOG。日本の酒屋ではなかなか入手出来なくて困ってましたが、Amazonでゲット!

引用元:Amazon

ブルドッグ 【BULLDOG】ロンドン ドライ ジンを飲んだ感想【 まとめ 】

名前と瓶のデザインは、いかついです。しかし、フタをあけ香りと味を確かめてみると、繊細で控えめな香り。なめらかでスッキリとした飲み口。飲み終わると、南国的な香辛料や花、果実の香りがします。

リュウガンやハスの葉などユニークなボタニカルを使っているのも、ブルドッグの特徴です。

ブルドッグをカクテルに使うと、華やかな香りのカクテルができました。ただし、カンパリと割ってみると。

ブルドッグのように見た目のかわいいボトル。酒棚に飾っておきたいものです。

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