【カークランド】3 キロス ウルトラ プレミアム ウオッカ【レビュー記事】金運があがりそうな金塊的なボトル

お酒レビュー

3 キロス ウルトラ プレミアム ウオッカを飲んだ感想を書いている記事です。

カークランド・コストコの倉庫にて金塊が積みあげられていました。

ピカピカと光る金塊のようなボトルのウォッカです。

もっているだけで金運が高まりそうな気分になります。

黄金が輝くといわれているエルドラドで造られたのかしらんと、夢をみながら飲む透明のウォッカ。

3 キロス ウルトラ プレミアム ウオッカの特徴

立つ金塊。ボトルの底はたいらになっており金塊を立たせられます。

上部をひっぱると、パカッと金塊が割れるようにとれます。オランダといえば、チューリップ、自転車、そして風車ですね。このウォッカはオランダ産でございます。

ボトルのキャップは特殊な形です。いままでに見たことなにキャップです。中央の丸い部品をはずしましょう。

キャップの下をくるくると回すと、プラスチックの白い部分が盛りあがってきます。プラスチックが盛りあがっている状態であればウォッカを注ぎいれます。プラスチックをひっこめるとウォッカを注ぎいれられません。また、金塊をこかしてもウォッカがこぼれません。

アルコール度数は40%と一般的なウォッカとおなじです。

また、内容量は1リットルです。3KILOSと金塊には書かれています。3キロではないようです。ご注意ください。

1リットルのウォッカとしては、はっきりいってお値段は高いです。高級品ランクの3 キロス ウルトラ プレミアム ウオッカ。

お手頃価格のウォッカにくらべると、硬質的なミネラルの風味があり、飲んだあとの熱の広がりが速いように感じられました。

トップをあけ、ゴールド999.9の贅沢で滑らかな味わいをストレートやロック、カクテルにして楽しんでください。訳すとこのような感じでしょうか。

そして、見逃せない文章があります。詰め替え不可のボトル。いやいや、この金塊のようなボトルを再利用できないのであれば、このウォッカの価値は下落しちゃいますよ、大恐慌がくるほどの暴落がきますよ。飾っておきたいデザインなのに、ほんとうにモッタイナイ。

そして、ところどころ、金メッキが欠けたりしていますね。豪華な見ため、だけど、ちょいちょい雑で、消費者と地球にやさしくないボトルです。

3 キロス ウルトラ プレミアム ウオッカを飲んだ感想

ストレート

ウォッカをグラスに注ぎいれる。くるりとグラスをまわす。ウォッカはグラスにへばりつかずに、さらさらとしている。

ウォッカの香りを確認してみよう。無臭、無、ナーダ。ほのかにアルコールのもやが淡くひろがっているように感じられるが、空気がすこし硬くなっているように感じられる硬質的な香り・ミネラルな風味も感じられる。

ウォッカを口にいれ香りと味を確認してみよう。さらりと水のように流れこむウォッカ。アルコール度数40℃だが、ピリピリと舌をさすような刺激はない。

飲んだ印象としてはミネラル、そう、土や砂、岩石に濾過されたアルコール度数の高い水のように感じられる。ミネラルたっぷりの硬水を飲んだように硬く、そして鉱石の角を丸めたようなまろみがある。

飲んだあとの、熱の広がりがはやいように感じられた。じわじわと広がらずに、侵略すること火の如しのような速さでアルコールの熱が体の末端に広がっていく。

すぐにポカポカできるウォッカといえる。雪山で遭難予定の人は買ってみてはどうだろう。

さて、3 キロス ウルトラ プレミアム ウオッカは、ミネラルを感じられ、刺激が強くなく丸いウォッカ。無味無臭ではないサムシングはある。そのサムシングにお金をだせるか、と尋ねられたならば、お金をださないと思う。

おそらく3 キロス ウルトラ プレミアム ウオッカをもう1度買うことはないだろう。

せめて、ボトルが再利用可能であれば、リピートしただろうと思う。

ロック

大きい氷をゴロリといれる。ウォッカを氷にそわせるように注ぎいれる。

冷やすと香りと風味が減退するお酒がおおい。もともと香りと風味にとぼしいウォッカ。香りと風味は、皆無になると思っていた。

ところがどっこい、冷やされたウォッカからオレンジの皮のような柔らかい甘い香りがしている。

氷で冷やされたウォッカは、クリーミーな印象をうける。すこしだけとろみがあり、麦を焦がしたようなアミノ酸がふえたような香りと風味をもすこしだけ感じられる。

ストレートで飲むよりも、ロックで飲んだほうが3 キロス ウルトラ プレミアム ウオッカの香りと風味をたのしめる。

炭酸水割り

氷をグラスにいれウォッカを注ぎいれマドラーなどでかき混ぜる。グラスに霜がおりるまでかき混ぜよう。

ゆっくりと炭酸水をそそぎいれ、マドラーにて静かに2~3回ほどかき混ぜる。

軟水のはずの炭酸水が、かつんとくる硬水のような口当たりになっている。山から染みでてきたようなミネラル感があり、シャープな口当たりです。パッと爽やか、スパッと後味が終わる。

食事の邪魔をしない炭酸水割り。

レモンなどの柑橘類系をたらすとさらに爽やかになるだろうと思われる。

冷凍

ウォッカをペットボトルや小さめの瓶にいれ、冷凍庫で冷やしてから飲む。ウォッカはアルコール度数が高いので凍ることはない。

グラスを手にもつと指先が凍える。冷たいグラスにはいっているウォッカはまどろんでいる。すこし粘度があるように感じられる。

はんなりとした口あたり、とろりとした粘度。水アメをうすく糸ひくまでのばした甘味を感じられる。アルコールの熱量を感じられないほど静謐なお味。

無にちかいのだが、無と言うわけにはいかない甘さと旨味がある。手に落ちた消える粉雪、おいかけてもおいかけてもつかめない夢のような甘味と旨味が黄金郷のなかにはある。

甘く静かなアルコールの熱は、苔が岩にはえるようにゆっくりと体が染みこんでいく。

3 キロス ウルトラ プレミアム ウオッカをカクテルにして飲んだ感想

  • ウォッカマティーニ
  • ゴッドマーザー
  • シルバーウイング
  • スレッジハンマー
  • バラライカ
  • モスコミュール

ウォッカマティーニ

  • ウォッカ:50cc
  • ドライベルモット:10cc
  • オリーブ:1個

マティーニの作り方は星の数ほどある。

ウォッカで作るマティーニは、ドライベルモットの香りと風味がくっきりと浮かびあがる。

アルコール度数の高いドライベルモットができあがる。ドライベルモットの種類により辛口になったり、薬草の香りが強くなったり、果物の甘さを感じられたりするだろう。

カミカゼ

  • ウォッカ:20ml
  • ホワイトキュラソー:20ml
  • ライム:1/2個

カクテルの名前の由来は、神風特攻隊からという説もあるが定かではない。

ホワイトキュラソーのオレンジの香りが、ポッカリとまん丸に浮かびあがる。オレンジにブランデーなどを加えたような甘味がある。

甘さにおくれて、ライムの緑色の苦味ばしった酸味。酸味がひいたあとに金塊の重い熱がひろがる。

はじめは甘く、なか酸っぱく、さいごにウォッカの熱い風味を感じられるカミカゼ。

ゴッドマザー

  • ウォッカ:40ml
  • アマレット:15ml

ウォッカとアマレットで作るカクテル『ゴッドマザー』ウィスキーで作ると『ゴッドファーザー』

ともすれば、杏仁豆腐のような甘味がいつまでも口と舌にのこるアマレット。その甘さが抑えられている。スパッと甘さがあとをひかない。

それでいて、しっかりとアマレットの風味を堪能できる。アマレットの風味を金箔のようにのばし、しなやかに強いものに仕上げている。

甘いのが苦手なかたでも飲める慈母の味。

シルバーウイング

  • ウォッカ:30ml
  • ホワイトキュラソー:15ml
  • ドライベルモット:15ml

ウォッカとホワイトキュラソー、ドライベルモットを氷をいれたミキシンググラスにいれ冷やす。フタをかぶせカクテルグラスに注ぎいれる。

柑橘類と香草の混ざりあった香り、スッキリした飲み口。

飲み終わったあとに、爽やかな薬草の香りがゴールドウイングになって、鼻から大空に舞い上がる。

スクリュードライバー

  • ウォッカ:45ml
  • オレンジジュース:適量

材料は、ウォッカとオレンジジュースだけというシンプルなカクテル。居酒屋やカラオケ屋では必ずあるメニューではないだろうか。また飲みやすいので、女性にもオススメできるが、飲みすぎる女性が多発し、別名『 レディーキラー 』という不名誉な名称をつけられている。

オレンジジュースよりもオレンジジュース。

どっぷりと濃く甘くなっているオレンジの風味と香りが。スイカに塩をいれたように、オレンジジュースにウォッカをいれると風味と香りが甘く濃くなる。

スレッジハンマー

  • ウォッカ:45ml
  • ライムジュース:15ml
  • シュガーシロップ:少量

ウォッカとライムをシェイクして作るカクテル:スレッジハンマー。

スレッジハンマーとは、両手で扱うハンマー。デカいハンマーで殴られた衝撃がするカクテルということになるらしい。

ライムのほんわかした苦味ばしった酸味が、キリっと冷えたウォッカによくあう。シェイクするのがめんどくさい人は、グラスに氷とウォッカ、ライムをいれかきまぜて作るカクテルもある。

バラライカ

  • ウォッカ:45ml
  • ホワイトキュラソー:10ml
  • レモンジュース:5ml

ウォッカとホワイトキュラソー、レモンジュースで作るカクテル。

バラライカの音色のように、軽い口当たり、レモンの香りと酸味で飲みやすい。

甘い調べ、レモンの音符、ウォッカのドラム。にぎやかなカクテルなり。

3 キロス ウルトラ プレミアム ウオッカを飲んだ感想【まとめ】

3 キロス ウルトラ プレミアム ウオッカは金塊のような見ための目立つウォッカです。

無味無臭のようですか、なにかしらの香りと風味はあります。その微かな香りと風味にお金を払う価値があるかと言われると。

そして、唯一無二のキンピカの瓶は、再利用できません。

金塊をお酒棚に飾っておきたい人にオススメしたいウォッカです。

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