アブサント 26正規品26度を飲んだ感想を書いている記事です。
アルコール度数は26度と、アブサントのなかではアルコール度数は低めですが、爽やかな薬草のようなアブサントの香り、たくさんの偉人たちが愛したアブサントの味を楽しむことができます。
強いアルコールが苦手なかたでも気楽にアブサントの香り、味、色を堪能できるでしょう。
アブサントの味はストレートだけでなく、カクテルの材料につかい、作ったカクテルを飲んだ感想も書いています。
いまならアブサント公式のショットグラスもオマケでついてくるんじゃよ。
アブサントの瓶とショットグラスの見た目・特徴
蛍光緑と黒、金で作られたアブサントのラベル。緑色はアブサントのお酒の色で、瓶は無色透明。
見ているとこっちの精神が壊されそうな。おそらく耳を切り裂いた画家をモデルにした三つの顔が混ざった顔。なんともいえない情緒不安定な阿修羅のような、アブサントのマーク。
ゴッホが耳を切りさいた原因がアブサントにあるという噂もある。ゴッホが飲んでいたときとは、材料がかわり、いまはおかしくなることはないので安心してお飲みくだされ。ただ飲んでいると目のまえにナニかが見えそうになることも。
フタについているショットグラスの箱をとりはずす。そしてここにも例のマークが書かれている。
パカッとあけると、ここにもアブサントのマーク。こちらの精神を壊しにかかってるんじゃないかと疑わざるをえない。
精神が不安定な状態でショットグラスのシールをはがすと、このような惨状に。
ショットグラスの底は厚めのガラス。少々手荒にあつかっても割れなさそうな厚み。よく見るとガラスのなかに球体が。グラスを動かすと、この透明な球体も一緒に動く。空気が入りこんだのか、あえて透明な球体を作ったのか。どちらであろうか、後者のような気がする。
アブサントの緑色の酒をショットグラスにそそぎ、この透明なスライムのような球体をみながら飲んでいると、ふわふわしてきて幽玄、幻想的な気分にさせられる。
一般的なショットグラスと比べるとやや小さめ。あまり大量に飲みたくないかたにピッタリのショットグラス。
ちいさいショットグラスは、養命酒を飲むのにピッタリである。
ショットグラスにアブサントスプーンをのせると、飛びだしてしまう。アブサントの有名な飲み方は、ショットグラスではできない。
アブサントのフタはしっかりしたコルク式。瓶をたおしてもアブサントはこぼれることはなかった。
裏ラベルも確認してみよう。原産国はフランス。アルコール度数は26%。着色料もつかわれている。ビタミンも配合され、体にもやさしいネ。酒を飲む人間がビタミンなんか気にするだろうか。
アブサント26を味わってみよう。
アブサント 26を飲んだ感想
ストレート
ショットグラスにアブサントを注ぎいれる。グラスの緑色と酒色のちがいがよくわかる。アブサントの緑色に濃いめの緑色の三つの顔がうかぶ。下部の透明な球体も淡い緑色になっている。
アブサントの薄緑色に浮かんだ三つの顔は飲み手をみているような、日本の文豪の写真のように虚空をみているような。ついつい目をひかれる。
クイっと半分ほど飲む。ハーブティーのように爽やかな香り、ミントほどきつい清涼感ではない。日本の葉っぱの香りにちかいのは、桜餅の青い葉、もしくはヨモギのようなかほり。飲み終わったあとは、ほんの少しの甘味をかんじる爽やかな清涼感がふきぬける。
アブサントは危険、魔酒、薬物と怖い噂を聞いていたので、あまりの飲みやすさに拍子ぬけした。アブサント 26は、クセがないハーブ酒。リキュール類のなかでも、飲みやすい部類にはいる。
アブサントを一杯のむと、ついつい、二杯、三杯と、三つの頭と同じ数を重ねるときがおおい。アブサントは、あまたの芸術家を惹きつけた魔力、魅力、蠱惑的なサムシングがある。
アブサント 26は燃えない
ジョニーデップの映画で一気に有名になったアブサントの飲み方。グラスのうえに、アブサントスプーンをのせ、スプーンのうえには角砂糖をおく。アブサントをそそぎいれ、角砂糖に火をつけ、火が消えてからアブサントと角砂糖を混ぜる飲み方だが。
アルコール度数のひくいアブサント 26は燃えないので、角砂糖に焦げ目をつけることができない。角砂糖には、アブサント 26ではなく、高アルコールのお酒をたらし燃やす必要がある。
プリンのカラメルソースのような甘味が、アブサントの風味に奥行をもたらしてくれる。
アブサント 26を使ったカクテル
ガスパー
- アブサント:30ml
- ジン:30ml
- シロップ:少々
材料をすべてシェイカーにいれシェイクし、グラスにそそぐ。アブサント 26でカクテルを作ると緑色から黄色に変化するときがおおい。
アブサントとジンの組み合わせは、何度もでてくる。アブサントとジンの組み合わせはよいものです。ジンのジョニパーベリーの香りとアブサントの薬草の香りがまじりあいお互いの香りと風味を高めあっている。
見た目もうつくしく、香りのメインはアブサントの爽やかな香りが漂っており、そこに女王につきしたがう騎士のようにジンのジョニパーベリーの香りが寄り添う。女王のドレスのようになめらかな飲み口。スルリと飲むことができる。
ジンで作るカクテルの王様といわれるマティーニ。マティーニの材料をドライベルモットからアブサントにかえたほうがおいしいのではないだろうかと考えさせられるほど、ジンとアブサントの相性はミートしている。
ナインピック
- アブサント:40ml
- ジン:20ml
- アンゴスチュラビターズ:1~2滴
- ガムシロップ:少量
本格的に作るのであれば、オレンジビターズも必要になる。すべての材料をシェイカーにいれシェイクしグラスにそそぐ。アブサントの色は、パイナップルのような色になっている。
スッキリした口当たりの辛口のカクテル。アンゴスチュラビターズの薬草を煮詰めたような苦味がピリッときたあと、アブサントの春の野草のような爽やかな香りが通る。あとにはジンのどっしりとした香りがのこる。
ガスパーと比べると苦み味のアンゴスチュラビターズをいれているので、奥深い苦味を楽しむことができる。
アースクエイク
- アブサント:20ml
- ジン:20ml
- ウイスキー:20ml
3種類のお酒をシェイカーにいれ、グラスにそそぐ。アブサントはまたまた黄色い色に変化した。
よくこの3つを混ぜようと思ったなと感心させられたカクテル。お酒にはなれているほうだが、一口目、ごほっごほっとムセた。鼻と口の粘膜につんつんくる辛口のカクテル。味わってみると、爽やかなハミガキ粉のような感じがある。お口爽快、リフレッシュ。
ウイスキーとジンと濃い香りのおかげか、アブサントの爽やかな香りがより一層ひきたっている。あとにはジンとウイスキーの豪快な辛さが口に残る。
サゼラック
- アブサン:10ml
- ブランデー:40ml
- アンゴスチュラビターズ:2~3滴
- 角砂糖:1個
アブサントのカクテルによく登場するアンゴスチュラビターズと角砂糖。
角砂糖にアブサントとアンゴスチュラビターズをふりかけ、角砂糖をグジュグジュとつぶす。
ブランデーをくわえ角砂糖と混ぜ、でかい氷をころんといれる。
お手頃価格のブランデーの香りが、宇宙が誕生する瞬間のビックバンなみにひろがる。何十年も樽で寝かせたブランデーのように濃厚、濃密、むっちりした芳醇な香りになっている。飲み終わると、羽毛のようにかるいアブサントの香りが鼻にぬけていく。
あまりおいしくないブランデーを買ってしまったときに、おすすめしたいカクテル。
ヨコハマ
- ジン:20ml
- ウォッカ:20ml
- アブサント:10ml
- オレンジジュース:10ml
- グレナデンシロップ:5ml
すべての材料をシェイカーにいれシェイクしグラスにそそぐ。材料がめちゃめちゃ多く、グレナデンシロップの鮮烈な赤色をしているカクテル。名前にヨコハマとついているが、どのあたりがヨコハマなのだろうか。真っ赤なポルシェが走っている湘南海岸、そんなイメージか。
一口飲んでみたところ、かぜ薬だ、これ。ちいさいお子様用にくれるペットボトルにはいった飲みやすい液状のかぜ薬だ。アルコールがはいっているので大人の風邪薬といえるかもしれない。
グレナデンシロップの甘さがきたのち、アブサントのツンとした苦味が鼻にくる。アブサントの苦味はあまり感じることはなかったのだが、このカクテルでアブサントの薬草の苦味を感じた。
アブサント 26 正規品 26度を飲んだ感想【 まとめ 】
アルコール度数が26%とふつうのアブサントよりアルコール度数が低いのが、アブサント 26の特徴です。
アルコールに弱いかたでも、たくさんの薬草を漬けこんだような清涼な香り、あとひくはんのりとした甘味。幾人もの芸術家を魅了してきたアブサントの味にふれることができます。
またストレートで飲むだけではなく、リキュールとしていろいろなカクテルの材料として大活躍しました。
いまならアブサント公式ショットグラスつき。
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