サントリー ビーフィーター ジン40度【 レビュー記事 】伝統的かつ硬派でマッチョなジン

お酒レビュー

この記事は、サントリー ビーフィーター ジン40度を飲んだ感想を書いています。

イギリスの伝統的かつ硬派でマッチョなジンです。香りは少ないですが、カツンと硬い風味です。

ビーフィーターでカクテルを作り飲んだ感想も書いています。

サントリー ビーフィーター ジンの特徴

ビーフィーターの瓶は長細い四角柱。赤と白が基調。黒と金色が細かいところを装飾しています。

中央には赤い服を着て、槍と鍵束をもったイギリスの衛兵のイラスト。ビーフィーターといえば、この衛兵が目印ですね。

瓶のデザインは変更されました。

赤い衛兵が描かれているのはおなじです。しかし、昔の瓶は、イギリスの街並みが描かれておりお洒落なイメージでした。さいきんの瓶は、シンプルですが、どこか垢ぬけないように感じます。

ビーフィーターのイラストと裏面のシールが貼られていない面は、少し凹んでおり持ちやすく注ぎやすいデザインです。

アルコール度数は、40%と平均的なジンと一緒です。

ストレートで飲んだ感想

リスが硬いクルミを地面に落としたようなネズの実の香り。硬く荒々しいネズの実の香り、ほのかにレモンの皮の柑橘系の酸味があるシンプルな匂い。

グラスにへばりつかない、さらりとした粘度。グラスをかたむけビーフィーターを口にふくむ。クセというクセはほとんどなく、カツンと衛兵が槍の石突で地面をついたような堅く獰猛、かつキリキリと荒々しくマッチョな風味。

柑橘類の白い皮のシンプルな苦さと生姜系のような香辛料の辛さがあり、ピシッとした折り目がついた制服を着ている衛兵のようにシャッキリと爽やかなビーフィーター。

ビーフィーターよりもシンプルな香りと風味のジンもある。しかしノーブルかつマッチョな香りと風味。

ブランド誕生以来、ロンドン市内で蒸溜され続けているロンドンドライジン。

クリーンな風味と爽やかな柑橘香が特徴。

引用元:ビーフィーター裏面

ロックで飲んだ感想

ロックグラスにおおきい氷をいれる。ビーフィーターを氷にそわして注ぎいれる。

バースプーンで氷とビーフィーターをグラスが冷えるまでかき混ぜる。

ビーフィーターにすこしのトロみがつき、のっぷりとした柑橘系の風味がたつ。テムズ川をどんぶらことレモンが流れるように爽やかに涼しく飲むことができる。

氷で冷やすと、爽やかになり、ビーフィーターは、スッと胃に落ちる。

炭酸水割り

ビーフィーターと氷をグラスにいれる。バースプーンでグラスが冷えるまでかき混ぜる。静かに炭酸水を注ぎいれる。

炭酸水の影響なのだろうか。とても硬くシャープな苦味を感じる。食事にあわせられるかというと、一般的な和食にはあわないように思われる。油っぽい食事などにはミートすると思う。

ビーフィーターの硬さと苦さ、ネズの実の香り、炭酸水の香りを静かに愉しみたい。そんなビーフィーターの炭酸水割り。

ビーフィーターでカクテルを作り飲んだ感想

  • ジントニック
  • マティーニ
  • ギムレット
  • ジンビターズ
  • カンパリジン

ジントニック

  • ジン:45ml
  • トニックウォーター:適量
  • ライムやレモン:お好みでしぼりいれる

ビーフィーターと氷をグラスにいれ、バースプーンでかき混ぜ冷やす。トニックウォーターをてふてふと注ぐ。二度三度、氷を持ち上げる。

トニックウォーターのキニーネの爽やかな酸味とほどよい丸い甘味を愉しめるジントニック。ビーフィーターは、コンソメの素をお湯にいれたときのようにトニックウォーターの風味に奥行を与えている。

トニックウォーターの味を邪魔せずに、トニックウォーターの酸味、甘味、爽快感をひきだしているビーフィーター。

黒胡椒版

ビーフィーターはローマ字で書くと、『 BEEFEATER 』と書く。

BEEFとEATERとわけられる。牛を喰う人となる。ここから考え出された牛肉を喰うときに、ジントニックに黒胡椒をいれるビーフィータートニック。

ピリッと辛さがあるが、牛肉を喰うには、トニックの風味が邪魔だ。炭酸水に黒胡椒をかけたほうが牛肉にはミートすると思われる。

マティーニ

  • ジン:50ml
  • ドライベルモット:10ml
  • オリーブ:1個

ビーフィーターとドライベルモット、氷をミキシンググラスにいれ、かき混ぜ冷やす。グラスに注ぎいれ、ちょんとオリーブを飾る。

マティーニは、辛い味が角がピンとたっていないと駄目だと聴いたり、読んだりした。ビーフィーターで作られたマティーニは、大岡越前の肩ぐらい、ピンとたっている。

クセのないビーフィーターを使うことで、ドライベルモットの風味が清涼にピンとたつ。

ギムレット

  • ジン:45ml
  • ライム:1/4
  • シュガーシロップ:適量

ビーフィーターとライム、シュガーシロップお好みの量、氷をシェイカーにいれシェイク。白濁した液体をグラスに注ぐ。

“I suppose it’s a bit too early for a gimlet,” ギムレットにはまだ早すぎる。

呑みすぎる一杯。ギムレットを飲んだら、ロンドンの霧雨を感じるほど冷涼かつ眼が覚めそうな一杯。

かぎりなく透明な味。ライムの香りも消え、ビーフィーターの風味も007よろしく消えている。

ジンビターズ

  • ジン:60ml
  • アンゴスチュラビターズ:2~3滴

グラスに大きい氷をドガラといれる。アンゴスチュラビターズを氷に2~3滴ふりかける。ビーフィーターを注ぎいれる。

苦さの極致。辛さの頂点。ピンピンと苦く。ちくりと舌にくる辛さがある。

もともと薬酒として造られたジンとアンゴスチュラビターズ。すこし体調の悪い日に、これを飲めば体調はたちまちに。

カンパリジン

  • ジン:30ml
  • カンパリ:30ml

ビーフィーターとカンパリ、氷をミキシンググラスにいれ冷やす。

衛兵の制服の色のように赤。

湿気がなく潤いがなく乾燥したカンパリ。カンと打てば、パリと音がしてきそうな硬質なカンパリの苦さを愉しめる。お口のなかでカンパリの風味が広がらず、硬質的なルビーのように、苦さは赤く煌めく。

Amazonレビュー

初めて「ジン」という種類のお酒を飲む場合はこれが一番取っつきやすいと思う。ストレートで飲んでもジン特有の風味が弱く、初心者にはうってつけ。値段も安く、これを飲んで自分がジンというお酒を好きか嫌いか、判別できる。僕もこのジンを初めて飲んでジンが大好きになり、いろいろと買うようになりました。

ストレートもいいですし、ジントニックにしても、ちょっと前だとアイスにかけて食べたりしてました。地味に駅からだと思いし、人の目があってあんまり度数の高いの持って歩くのもちょっと気が引けるので助かってます!

味わいもコストパフォーマンスもカクテルとの相性も、すべてがスタンダード。

引用元:Amazon

ビーフィーターを飲んだ感想【 まとめ 】

ビーフィーターは、シンプルな風味のジンです。ほのかなネズの香りと柑橘系の酸味が少し感じられます。ネズの香りと柑橘系のバランスのとれぐあいがよく、呑んでいて飽きません。そして長い歴史に培われたノーブルな風味です。

カクテルにつかうと、ビーフィーターはあまり主張せずにカクテルパートナーをひきたてエスコートします。硬い風味のカクテルに仕上げてくれました。

ビーフィーターは、低価格ジンのなかでは、マッチョかつ、ドライなイメージです。カクテルにもつかいやすいです。

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