『 檀流クッキング 』に書かれているトウガンの丸蒸しスープを再現してみた記事です。
丸々ではなく、半分に切ったトウガンを使いました。
冬瓜を半分にきり、種をくりぬき、具材をつめ、スープで煮るレシピです。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
トウガンの丸蒸しスープの調理工程
- 出汁・スープを作っておく
- 冬瓜をきり、種をとる
- 冬瓜に具をいれる
- 冬瓜をスープで煮る
- 完成
冬瓜煮の材料(3~4人分)
- 冬瓜:半分
- 豚こま切れ:50g
- 水:1リットル
- 日本酒:250cc
- しょうゆ:100cc
- みりん:50cc
- にんにく:1個
- しょうが:5g
- 干し貝柱:1個
- 干しシイタケ:2個
- 干しエビ:3g
- キクラゲ:10g
- 片栗粉:小さじ1
トウガンの丸蒸しスープの調理風景【写真つき】
出汁をつくる
鍋に水:1リットルにいれ、【 干し貝柱:1個、干しシイタケ:2個、干しエビ:3g、キクラゲ:10g 】をいれておく。
2~3時間ほで放置する。
2~3時間後、鍋にいれた乾物をひきあげ切っておく。1cmほどの幅に切っていますが、切り方は自由に切ってください。
乾物をいれておいた水は、スープとして使うので捨てない。
冬瓜の種をとる
冬瓜を半分にきる。半分に切るのはむずかしい作業、ケガをしないよう気をつけてください。
縦にきっていますが、煮る調理器具にあわせて横に切りましょう。
スプーンをつかい、冬瓜の種を取りのぞきます。
冬瓜に具をいれる
種をとりのぞいた冬瓜を煮る調理器具にいれる。
にんにく・ショウガをすりおろし、冬瓜に塗りつける。
豚肉をいれ、並べる。
乾物を冬瓜にいれる。
スープをつくる
乾物をもどしておいた水に【 しょうゆ:100cc、日本酒:250cc、みりん:50cc 】をいれる。
スープの味見をし、味が薄いようであれば、しょうゆや塩、めんつゆで味を調整する。
冬瓜にスープをいれ、冬瓜を煮る
冬瓜の具をいれた場所に、スープを注ぎいれ、水(分量外)にとかした片栗粉もいれる。
のこったスープを、鍋にそそぐ。
調理器具のフタをし、中火で煮る。
ちょっとフタが浮いているが、気にしない気にしない。
冬瓜煮の完成
冬瓜が半透明になれば完成。
スプーンで冬瓜の半透明な部分をけずり、器にもりつける。冬瓜にいれておいた具を上にのせる。
冬瓜がチュルンとノドをとおっていく、コリコリした食感の乾物を楽しむ。わいわい冬瓜をけずりながら食べていく。ギリギリまで冬瓜を食べようとすると皮がヤブれてしまう。注意注意。
カンタン冬瓜レシピ
- 冬瓜の皮をむき、5cmほどに切る
- だしの素で1リットルほどの出汁を作る
- しょうゆ、酒、みりんで味を調整
- 圧力鍋に冬瓜、出汁をいれる
- 圧力鍋を火にかけ、圧力がかかってから10分煮る
- 火をけし圧力がぬけたら、器にもりつけ完成
常温にさまし、冷蔵庫でひやしておくと真夏に食べやすい一品になる。
冷酒と一緒にキュッとやっている。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
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