この記事は、保温調理で作るししゃものコンフィ(油煮)の作り方を書いています。
ししゃもの背骨だけでなく顔まで柔らかいです。
ししゃもの卵は、しっとりとオイリーになっており、熟成された魚の風味をしっかりと堪能できます。
お手軽価格のししゃもで作る御馳走レシピ。
作り方はビニール袋にししゃもと油をいれて保温するだけです。
コンフィ(油煮)に必要なシビアな温度管理は必要ありません。
また、少量のオリーブオイルで作れます。
保温調理器はこちらの商品を使いました。
フタのできるお鍋にお湯をはり、ししゃもをいれたあとにフタをした鍋を毛布でぐるぐる巻きにしてやれば、おなじように調理できます。
ししゃものコンフィ(油煮)の材料
材料は、ししゃもとお好みの香辛料、そして、ししゃもの身がしっかりとつかる量のオリーブオイルです。
香辛料はニンニクと唐辛子、ローリエをいれました。ししゃもはクセのない魚です。いろいろな香辛料やハーブとあわせやすいです。
お好みでサラダオイルやこめ油などを使ってもらってもかまいません。
塩をふられていないししゃもを使うときは、油につけるまえに塩をししゃもにふりかけ、水分をぬいておいてください。
ししゃものコンフィ(油煮)の作り方
ししゃもをビニール袋にいれます。
ししゃもの身が、しっかりとつかる量のオイルをビニール袋にいれましょう。
お好みの香辛料やハーブをししゃもとオイルをいれたビニール袋にいれてください。
なるべくビニール袋のなかの空気をぬき、ししゃもやオイル、香辛料がこぼれないようにビニール袋をしっかりとむすんでください。
しっかりとむすんだビニール袋を、ほかほかと湯気をあげている鍋にいれます。しっかりと空気がぬけていると沈みます。沈まないときは、空気をぬくか、おもりをのせてあげましょう。
ふたをしめ、あとは調理器まかせです。
2時間ほど保温調理すれば、ししゃものコンフィ(油煮)の出来上がりです。
オリーブオイルがしみこんだししゃもは、柔らかくなっています。
ていねいに扱わないと、頭や皮膚がほろりと崩れてしまいます。それほどしっかりと柔らかくオイリーなししゃもです。
ほろりと崩れるししゃものお口にはこびます。ししゃもの頭にはトゲがなく、柔らかい食感です。オイルにくるまれた柔らかい口当たり。
ししゃもの背骨も、ほろりと舌のうえで崩壊します。ししゃもの純粋な旨味がオイルにとけこんでいます。ししゃもの旨味と風味が口のなかを悠遊と泳ぎまわります。
ししゃもといえば、卵がもっともウマイ部位だと言われるかたがおおいでしょう。そうではないでしょうか。
コンフィ(油煮)にしたししゃもの卵は絶品でございます。白く清潔なししゃもの旨味に、オイルのコクがしみこんでおり、パサパサしていません。
それでいて卵を噛むとプチプチとした食感はのこっています。香辛料やハーブの香りが、ししゃもの卵の風味を味深いものにしてくれています。
たとえるならば、アンチョビや魚醤をくわえたような濃い風味、海の調味料の香りと風味といえるでしょうか。
冷たいまま食べてもよいですが、すこし温めてから食べると、アヒージョのような香りと風味になります。
キノコなどを追加すると、ししゃもが森で遭難したように鬱蒼とした旨味と風味になります。
魚介調味料のような風味がありますので、パスタや白米、パンなどとも相性がよいです。
また、ししゃもをしっかりとオイルにつけておき、冷蔵庫にて保管すれば1週間ほどは悪くなりません。
ししゃもが、お安いときにコンフィにしておけば、作り置き料理としても活躍します。
お友達が作ってくれました。簡単にしっとりしているとのお言葉。
ししゃものコンフィ(油煮)を作った感想【 まとめ 】
ビニール袋にししゃもとオイル、香辛料、ハーブなどをいれお湯に沈めるだけで作れるコンフィ(油煮)です。
ほろほろと背骨だけでなく顔まで柔らかくなっています。
オイルで煮られた卵はしっとりとオイリー。そして、熟成されたような風味の卵になっています。
しっかりとオイルにつけこんでおけば、冷蔵庫で長期保存できます。
保温調理であれば、コンフィを簡単に作れるのです。
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