しじみの醤油漬けのレシピを書いています。お酒のオツマミにぴったりな一品。
『檀流クッキング』で紹介されていたレシピ。「え!?こんなカンタンなのに、オツマミにぴったりな料理が作れるの」とびっくりしました。
調理方法は作りやすいように、すこし変えています。
しじみは肝臓によいと聴きます。酒のオツマミになり、さらに肝臓も癒してくれるかも。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
しじみの醤油漬けの調理工程
- しじみの下処理をする
- 水にしじみをいれ、火にかける
- しじみの口がひらいたら、とりだす
- 漬け汁をつくる
- しじみの粗熱がとれたら、漬け汁に漬けこむ
- 半日以上漬けこめば完成
しじみの醤油漬けの材料(2~3人分)
- しじみ:150g~250g
- パクチー:適量(あれば彩り、香りがよくなる)
【 漬け汁の材料 】
- にんにく:1~2片
- しょうが:適量
- とうがらし:1本
- 醤油:100cc
- 日本酒:100cc
- みりん:50cc
しじみの醤油漬け|いれるとおいしくなる調味料
- ウーシャンスパイス(五香粉)
- 腐乳
- 八角
五香粉をいれると、「あぁ~中華の店の香りがする」となります。中華料理をつくるとき、パパっといれると本格的な中華料理になるでしょう。
腐乳、漢字がヒドい。わかりやすく言うと、豆腐の塩漬けです。腐乳はあまい香りがします、腐った嫌な臭いはしないですよ。
腐乳をいれることで、料理にコクがでます。チーズをいれると料理にコクがでるイメージです。
八角は五香粉にもはいっていますが、個別にいれることで、八角のよい香りを楽しめます。いれすぎると八角の香りがドぎつくなるので注意ですよ。
八角は英語名ではスターアニス。英語名かっこうよすぎない??
しじみの醤油漬けの作り方【写真つき】
しじみの下処理をする
しじみを水道水につけ、砂をはかしておく。
しじみの殻と殻をこすりあわせ、ゴミをとる。
冷凍の処理されているしじみを使っている。冷凍されているのでとてもラクチン。
水にしじみをいれ、火にかける
鍋に水をいれ、下処理をしたしじみをいれる。
しじみと水をいれた鍋を火にかける。火力は中火。
煮ていると水が乳白色になってくる。パカッパカッとしじみの口が開いてくる。
しじみをザルにとりだし、冷ましておく。
しじみを煮た汁を捨てるのはモッタイない。味噌を少々いれたり、醤油で味をととのえ飲んじゃいましょう。
漬け汁を作る
にんにく:1~2片、しょうが:適量をみじん切り。唐辛子はタネをとっておく。
鍋に醤油:100ccと日本酒:100cc、みりん50cc、下処理したにんにく、しょうが、唐辛子をいれる。
五香粉:小さじ1、腐乳:大さじ2、八角:1片をくわえると、中華風の香りになり、料理に複雑なコクがうまれる。
材料をいれた鍋を弱火にかける。細かい泡がぷつぷつと沸いてくるまで火にかける。
しじみの粗熱がとれたら、漬け汁に漬けこむ
作った漬け汁を、漬けこみ用の容器にいれる。
粗熱のとれたしじみを漬け汁にいれ、かるく混ぜあわせる。
半日以上、冷蔵庫でしじみの醤油漬けを寝かす。
しじみの醤油漬けを食べる
半日以上寝かせた、しじみの醤油漬けを容器に盛りつけます。
黒っぽい醤油漬けに、パクチーをぱらぱらとちらし、彩りと香りを添えます。
しじみの醤油漬けの香りは、まずは五香粉の複雑でいりくんだ香りがし、にんにくの香りをほんわかと感じました。
つまようじなどでチマチマと、しじみの身をほじくります。しじみの身をパクっと口にはこぶ、五香粉の香りが鼻にぬける、しじみの身をギュっと噛む、しじみの身から腐乳のやわらかい甘さがにじみでてきます。
醤油と腐乳だけだと、甘いだけなのしじみになっていたと考えますが、にんにくとしょうが、唐辛子が味をピリっとしめ、キリっとした醤油の風味になっています。
ちょっと口の中がコッテリしてきたら、パクチーをたべ口の中をあっさりさせると、チマチマパクパクと食べ続けられるでしょう。
ビールやキリっとした日本酒と楽しみました。しじみだから肝臓にいいよね。いつもより多めに飲んでもいいんじゃないだろうか。
あまった汁に、中華麺をいれラー油をたらし、おいしく頂きました。
しじみの醤油漬け|作って食べた感想【まとめ】
しじみの醤油漬けは、寝かせる時間はかかりますが、カンタンに作れるレシピでした。
冷凍のしじみをつかえば、しじみの醤油漬けを作るのはますますカンタンになります。
我が家のしじみを使った、定番料理になりました。
お酒のオツマミにぴったりで、肝臓にも優しいなんて素敵なレシピ。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
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