この記事は、保温調理で作る砂糖をいれないあんこの作り方を書いています。
砂糖のかわりに果実のデーツをいれます。
乾燥させたデーツをいれました。ソースの隠し味になり、漢方薬の素材にもなる万能な果実デーツ。
ねっとりとした食感。天然の甘味を果肉にたくわえています。
あんこの甘さはデーツの量で調整してください。
砂糖なしあんこの作り方は、デーツを水に漬けておく、その水で小豆とデーツを煮る。
小豆がやわらかくなるまで保温調理。
最後に水分を飛ばせばあんこの出来上がりです。
温めた小豆を保温して作るあんこです。コトコトと煮る必要のないあんこレシピです。
保温調理器がないかたは、鍋を毛布でくるんだり、こたつのなかにいれたりして保温してください。
もちろん、保温せずともコンロで煮てもらっても作れます。
砂糖をいれていないあんこを使ったレシピも書きました。
使用した保温調理は、保温といえばのサーモスの調理器具です。
保温調理で作る砂糖なしあんこ
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小豆:250g。デーツ:100gであんこを作りました。
ほんのりとした甘味のあるあんこでした。
甘くなければあんこでない。そんなかたは、もっとデーツをいれてください。
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水:500ccにデーツをいれておきます。そのまま半日ほど放置。デーツの甘味を水にしみださせます。
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水にいれておいたデーツはやわらかくなります。種をのぞいておきましょう。
デーツの種のちかくにある白い繊維は煮ても消えません。気になるひとは、とりのぞいてください。
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小豆を鍋にいれ、小豆がつかるほどの水をいれ強火にかけ沸騰させましょう。5分ほど煮て渋みをのぞきます。
渋みがドぎつい小豆は減ってきています。小豆の渋みをのぞく調理工程は、はぶいてもらってもかまいません。
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デーツを漬けておいた水に渋みをぬいた小豆をいれます。中火にかけます。
白い小さい泡のような灰汁(あく)が浮きあがってくるでしょう。灰汁をとりのぞいてください。
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10分ほど中火で煮たあとは、保温容器にいれ小豆がやわらかくなるまで待ちます。
小豆の種類にもよりますが、2~3時間ほどで小豆はやわらかくなります。ときどき小豆のかたさを確認してください。
また小豆の種類によっては吸水率がよくお湯がなくなる可能性もあります。そんなときは鍋に水をいれ沸騰させ、ふたたび保温してください。
小豆がお好みのかたさになれば、鍋を弱火にかけます。
鍋にのこった水分をとばします。お好みの粘度になるまで火にかけてください。
しっかりと水分をとばすと、甘味がまし、さらに保存期間ものびます。
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お好みの粘度になったあんこに、塩をくわえます。塩をくわえることで、うち揚げられた深海魚のような甘味がひきしまるのです。
塩はすこしずつ加えてくださいね。あとで調整できません。
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塩をいれ味を調整したあんこを冷まします。もちろん熱々を食べてもらってもかまいません。
砂糖をつかわないあんこの出来上がりです。
ザルなどで濾すとコシアンになります。
砂糖であんこを作るときは、小豆がやわらかくなってから砂糖をくわえなければなりません。
そうしなければ小豆がやわらかくならないのです。
デーツは一緒に煮ても小豆はやわらかくなります。
つまり、保温調理とデーツで作るあんこは、失敗しにくいとも言えます。
砂糖をいれていないあんこです。砂糖をいれたあんこよりも、保存期間は短いです。
砂糖なしあんこを使ったレシピ
おしるこ
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お餅とお湯、あんこをいれて作ったおしるこです。
コンセプトから離れますが、なにかしらの甘味をいれたほうがおいしいです、確実に。
お湯でのばしたデーツあんこの甘さは、たよりないものです。
どら焼き
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ホットケーキミックス粉を混ぜ丸く焼きあげた生地であんこをはさみました。
ほわりとした口当たり。だれも人を傷つけない甘味。
おはぎ
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半殺しにしたモチ米をあんこでくるみました。
柔和な甘味のあんこにくるまれたモチ米が持つ甘味を感じられます。
モチ米団子
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あんこを丸くし、モチ米のうえを転がし蒸しあげた点心。
皮を作ったりする必要のないスグに作れる点心です、あんこさえあれば。
ヨーカン
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あんこと水を鍋にいれ中火にかけ沸騰させます。そして、寒天をくわえ混ぜあわせ冷やして作るヨーカンです。
かっちりとした表面。ほわりとしみでてくる甘味。
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ヨーカンを四角に切り果実と一緒にもるとあんみつようになります。
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ヨーカンと白玉をチャイに浮かべると和風でありながら、どこか東南の風をかんじるオヤツに。
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白玉にのせるのもよきです。
あんぱん
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パンの生地をこね、あんこをいれた国民的アニメとおなじ名前のパン。
天然酵母でねりあげたパンのような甘さになります。
アンドーナッツ
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あんこをドーナツ生地をくるみ揚げました。
油で揚げています。けれども、天然な甘味のおかげか食感が軽いです。
求肥
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白玉粉に水をいれ火にかけねりあげた求肥。
くるりとまけば、ちょいとお上品な口あたりの和菓子に。
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甘味がたりないかたは、果実をあんこで包みましょう。大福になります。
お茶漬け
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あんこを白米のうえにのせ煎茶をかけましいれました。
ふつうに食べられます。デーツと白米の甘さの調和がとれています。
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塩昆布をいれたくなりました。
砂糖なしあんこを保温調理で作った感想【 まとめ 】
小豆とデーツを煮る、小豆がお好みの硬さになるまで保温する、そして塩をくわえる。
火を使うよりは、調理時間はかかりますが、失敗のすくないレシピです。
自然な甘味のあるあんこです。あんこの甘さは、デーツの量で調整してください。
砂糖をいれていないあんこです。デーツは薬膳料理にも使われる栄養たっぷりの果肉です。
砂糖をいれていないとは、食べてすぎてはいけませんよ。
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