まさひろ オキナワジン レシピ01 47度を飲んだ感想を書いています。
沖縄の海のように紺碧色の瓶。オキナワジンに使われている素材は、とことん沖縄にこだわっています。泡盛の果実シークヮーサー、沖縄といえばのゴーヤ、生産量は和歌山がNO1ですが。
いままでに味わったことのないジンの香りと風味を堪能できました。似たような香りと風味のジンは、地球上に存在しないように思います。
ストレートやロックを飲んだ感想だけでなく、オキナワジンでカクテルを作り飲んだ感想も書いていきます。オキナワジンでカクテルを作ると、ピンっと辛口のカクテルを作ることができました。
まさひろ オキナワジン レシピ01の特徴
おきなわブルー色した瓶、まさひろ オキナワジン レシピ01。ここで気になるのが、レシピ01、ということは、レシピ02もあるのか?はい、あります。
買うのをためらうほどの、お値段にグンと跳ね上がります。オキナワジン レシピ02をいきなり飲むよりも、レシピ01を飲み、どのような香り・風味なのかお試しになってからレシピ02を買うほうが無難でしょう。
レシピ01に話を戻します。この記事で、オキナワジンと書かれていれば、レシピ01のことです。
アルコール分は、47%。40%のジンがおおいです。アルコール分が高く、なかなかのキック感でした。
使われているボタニカルのイラストが描かれており、視覚でボタニカルを確認できる親切ラベル。泡盛から造られたジンとは、これまた珍しいですね。
裏側にはラベルはありませんでした。すべての情報が、表のラベルに書かれています。エコですね。
ペリペリとフタをあけると、むわっと沖縄の熱がふきあがったかのように錯覚するほどの濃密なアルコールの香り。アルコールに弱い人なら、この香りだけで酔いそうサァ。
さっそくオキナワジンを味わってみましょう。
ストレートで飲んだ感想
オキナワジンをグラスに注ぎいれる。無色透明、粘度もさらりとしている。
香りを確認してみると、なんだろうか、形容しにくい、文字にしにくい、掴みどころのない、色々な香りがしている。泡盛の香りかと言われたら違う。ドライジンの香りかと言われたら、それも違う。
眼にツンとくる刺激ある香り。沖縄の赤い花のメシベの香りと、沖縄の緑の果実をキュッと搾りこんだ香り。その表面の香りの底には、まろい泡盛の醸造香がある。
ややトロみのある飲みくち。口内で味を確認していると、これまた捕らえどころのない味。ドライではなく、複雑怪奇な味。ピリピリと舌が痛い、アルコールのキック感なかなかあるサァ。そして、かなりスパイシー、香辛料の辛味がぴんぴんくる。
ヒハツモドキの辛さかと思われる。ヒハツモドキの香りは、黒胡椒よりもエキゾチックな香りがし、黒胡椒よりもピリッと感は少ないはずだが、オキナワジンではぴりぴりと辛さがキクっ。
一口ごとに、オキナワジンの香りと風味は変化する。ホロ苦かったり、ニガ辛かったり、グンとくる濃い苦味になったかと思うと、南国チックな花の蜜や、米の醸造香の甘さが顔をだしたりする。
飲み終わると、柑橘系の酸味が口や舌に残る。柑橘系の酸味が残った口や舌に空気があたると、体温が1度ほど下がりそうな涼しさを感じる。
沖縄独特のボタニカルをふんだんに使ったおかげで、芳醇、濃密、むっちりとした沖縄の香りと風味を堪能できる。たくさんのボタニカルを放りこみ、ぎりぎり壊れるか壊れないかの微妙な香りと風味のラインを攻めている意欲作ともいえるオキナワジン。
ジンの風味のもととなるジュニパーベリー。その主役を引き立てるシークヮーサーと南国を感じさせる特徴あるボタニカル。泡盛の蔵元ならではの、単式蒸留機×2機使いによる独自の“ハイブリット製法”が特徴です。沖縄の季節風“真南風(まはえ)”を感じさせるような、ここちよい味わいの沖縄初(発)のクラフトジンが誕生しました。
引用元:Amazon
ロックで飲んだ感想
大きい氷をごろんとグラスにいれる。とくとくとオキナワジンをグラスに注ぐ。
これね、分かりましたよ。オキナワジンはロックで飲むものですわ。氷で冷やすことで、やっと静かになるんですわ。
常温だと、沖縄のお祭りみたいに、香りと風味がワチャワチャしている。そこに氷をブッかけることで、グラスのなかが静謐になる。冷やされたオキナワジンは、トロリとした粘度になり、辛味と苦味が丸くなり、花の香り、泡盛の甘い香りが顔をだす。氷をいれ飲むことで、ゆっくりと沖縄タイムを愉しむバランスになる。
香りと風味が、すーっと落ちつき、ほのかにボタニカルの香りのする泡盛になる。
泡盛やんけ、これ。
Amazonレビュー
真向から泡盛を食らってしまった感じです。何も考えずいつも通りソーダで割ってしまったのもあるのか、飲みなれない独特の香気にやられてしまいました…。ライムを入れてみたりもしたんですが、やはり泡盛感が強く、ちょっと無理して飲み切るようなことをしてしまいました。
泡盛が強すぎて、個人的にはボタニカルを楽しめなかった。泡盛と割り切って購入すべきかなと思います。
味はどっちかというと泡盛です。ちなみに泡盛も好きです。冷凍庫から出し、口に含んだその味の感じはジン。そこから鼻に抜けているツーンとした感じが泡盛。普段の基本的な飲み方はストレートですが、これはロック、そして炭酸水で割って、レモンなどの変わりにシークヮーサーを併せても合います。
一方MASAHIROはというと、香の雫とは打って変わってジンの香りなどよりも泡盛やシークワーサーの香りが強め。ハイビスカス科の植物や、グァバなどがありますが、甘さもなく飲みやすいです。ただ、泡盛の香りと味が慣れないため、食事の時に飲むとどうしてもそれが気になってしまいました。これはこれで美味しいですが、リピートはしないかもしれません。
引用元:Amazon
まさひろ オキナワジン レシピ01でカクテルを作り飲んだ感想
- ジントニック
- マティーニ
- ギムレット
- ジンビターズ
- ジンアンドイット
- カンパリジン
ジントニック
- ジン:45ml
- トニックウォーター:適量
- ライムやレモン:お好みでしぼりいれる
オキナワジンと氷をグラスにいれ、長い棒でかき混ぜオキナワジンとグラスを冷やす。トニックウォーターを注ぎいれる。
トニックウォーターのキニーネの香りと、シークヮーサーのすっぱい香り。ガチャガチャしていた香りはなりを潜め、まっとうで爽やかなジントニックの香りになっている。シークヮーサーの香りがあるので、まっとうのなかにも沖縄は煌めいている。
炭酸がはじけ、シークヮーサーの酸がはじける。オキナワジンのアルコール分がトニックウォーターに強い風味の腰をあたえている。沖縄のカラッとしたビーチで飲んでもよし、内地のベトッとした酷暑に飲むもよしの至極まっとうなジントニック。
マティーニ
- ジン:50ml
- ドライベルモット:10ml
- オリーブ:1個
オキナワジンとドライベルモットを氷をいれたミキシンググラスにいれ冷やす。ミキシンググラスからソッとカクテルグラスに注ぐ。串をさしたオリーブを沈める。
ドライジンでマティーニを作っても、辛口のマティーニをなかなか作ることができなかった。ドライベルモットの香りや、オリーブのすっぱさの影響で。
オキナワジンを使ったマティーニは、甚だドライで辛口。静かで透明、味が澄んでいる。あれだけワッショイワッショうるさかったオキナワジンが、静かなのである。オキナワジンになにかを加えることで、二つの味がぶつかり消滅するのだろうか。
オキナワジンのかわりに、泡盛でマティーニを作ってはどうだろうか。恐らくだが、ここまで清涼なマティーニにならないと思われる。アルコール度数が足らず、腰のはいっていない弱いマティーニになるだろう、いや、アワィーニか。
飲んだなかでも、最上級に透明で辛口のマティーニを堪能できた。
ギムレット
- ジン:45ml
- ライム:1/4
- シュガーシロップ:適量
すべての材料を氷をいれたシェイカーにいれ、シェイク。白濁した液体をカクテルグラスに注ぐ。
まろやかな飲み口。カンっと舌にくる酸味が冷涼。髪の生え際にジワッと汗を書くのは、ヒハツモドキの薬効だろうか。
辛口のギムレットのなかでも、香辛料がドンッと効いている。柑橘類の清涼な香りの涼しさと、香辛料の熱を感じることができるギムレットでした。
ジンビターズ
- ジン:60ml
- アンゴスチュラビターズ:2~3滴
大きい氷をグラスにいれる。薬草を煮込みに煮込んだ薬酒アンゴスチュラビターズを氷に2~3滴ほど染みこませる。アンゴスチュラビターズを染みこませた氷に沿わせるようにオキナワジンを注ぎいれる。
グラスの上には、透明な苦味、苦味の一本槍。オキナワジンとアンゴスチュラビターズの雑多な風味を削り、苦味の一本柱だけ残している。
飲んでみると、スーッと一本筋の通っている透明な苦味。静かな辛味。アンゴスチュラビターズの小さな雫が落ちる、ぼぅと苦味の小さな花が咲く。
アンゴスチュラビターズをオキナワジンにたらすと、マティーニのときのように静かになる。
ジンアンドイット
- ジン:30ml
- スイートベルモット:30ml
オキナワジンとスイートベルモット同量をグラスに注ぎいれる。そして、グラスをまわす。これだけで作ることができるカクテル『 ジンアンドイット 』
沖縄の香りのする香辛料のスパイシーさと、華やかさをくわえた甘口のブランディーのようなトロリとした飲み口と風味。
沖縄のホテルのバーで、ジンアンドイットのグラスを傾け飲んでいると、眼がとろんとしてきて、まどろみ、いい夢をみれそうな気になってくる。
カンパリジン
- ジン:30ml
- カンパリ:30ml
オキナワジンとカンパリを氷のはいったミキシンググラスいれ冷やす。ミキシンググラスからカクテルグラスに注ぎいれると、守礼門のように赤いカクテルが眼のまえに現れる。
このカクテルの味は、オデンの罰ゲームのかわりに使えるほど、苦い。めちゃくちゃ苦い。
口にふくんだときは、あまり苦さを感じない。胃に飲み込んだ瞬間、ヤーッとごっつい苦味が顔をだす。
まさひろ オキナワジン レシピ01を飲んだ感想【 まとめ 】
まさひろ オキナワジン レシピ01を飲んだ感想は、いままで飲んだことのないジンの香りと風味のクラフトジンでした。
では、泡盛か?と言われると、泡盛ではありません。
沖縄のシークヮーサーやグアバ(葉)、ピィパーズ、ハイビスカスの仲間や、あげくの果てにゴーヤまで、これでもかと沖縄を詰めこんだジンです。あっジュニパーベリーもはいっているらしいです。あまり香りませんが。
引き算をせずに、足し算だけ造られたクラフトジンと言えるでしょう。それだけに飲んでいると、一口目と二口目の香りや風味の印象が、ガラリと変化するのです。苦味もほどよい苦味から、ホロ苦味、グンと濃い苦味まで3段階の苦味を堪能できます。あとには、シークヮーサーの酸味の余韻がながく舌にのこりました。
氷をいれロックで飲むことで、オキナワジンの香りと風味は落ちつき、ゆっくりと飲むことができます。その香りと風味は、ボタニカルをいれた泡盛。
オキナワジンが、ボタニカルをいれた泡盛でないと気づいたのは、カクテルにつかい飲んだときです。マティーニやジンビターズを作り味見してみたところ、いままでの飲んだカクテルのなかで、モースト辛口のカクテルを作ることができました。
いつものジンに飽きた、何か変わったジンを飲みたいかたや、辛口のカクテルを飲みたいかたにオススメのオキナワジンです。
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