【 TAKEO 】 食用 粉末コオロギをねりこんだ生パスタの作り方・レシピを書いています。
粉末状のコオロギを中華麺にねりこめば昆虫の形も影ありません。麺好きのかたはおおいでしょう。昆虫食入門にピッタリ。
パスタマシーンを使い、お家で楽々と製麺しました。
コオロギ自家製中華麺の調理工程
- コオロギ粉末と粉、水、塩を混ぜる
- 生地をパスタマシーンでのばす
- 生地をパスタマシーンで切る
- コオロギ自家製中華麺の出来上がり
コオロギ自家製中華麺の材料(2~3人分)
- コオロギ粉末:30g
- 強力粉:170g
- かんすい:4g
- 塩:4g
- 水:80g
- サラダ油:大さじ1
- 打ち粉:適量
かんすいは、重曹でも代用できます。
使っている大容量、低価格の打ち粉の記事はコチラ。
コオロギ自家製中華麺の作り方【 写真あり 】
コオロギ粉末と粉、水を混ぜる
すべての材料を計量し、ボウルにいれる。コオロギ粉末:30gと強力粉:170g、かんすい4g、塩:4gサラダ油:大さじ1。
水:80gをボウルにくわえる。さいしょから手で粉と水を混ぜあわせると、べっちょりと手や指に粘土状の粉がくっつく。そこでゴムベラや木ベラで混ぜあわせるとよい。
粉と水分を混ぜあわせるためだけの専用調理器具で混ぜあわせた。専用調理器具なので、3倍はやく混ぜあわせられる?
粉と水をボウルのなかで円を描くように混ぜていく。ボウル内の粉が、3mm~5mmほどの粒になるまで混ぜる。粉ぜんたいが3mm~5mmほどの粒にならないときは、水を少しずついれながら混ぜる。
小麦の皮ごと製粉した粉を使ったような色になっている。
3mm~5mmほどの粒になった生地は、手にくっつきにくい。そこで両手を使い、ひと塊にまとめる。生地をボウルに押しつけたり、延ばしたりしていると、ひと塊にまとまってくる。
全粒粉で作ったような、粘土をねりこんだような独特な色のコオロギ粉末生地。
ひと塊にまとってきたら、まるく形を整え生地を寝かす。寝かしているあいだに、生地表面の乾燥防止のためにサランラップをまいておく。
生地は1~2時間ほど寝かしておく。寝かすことで、生地ぜんたいに水がまわりシットリしてくる。
粉と水分の混ぜかた参考動画
生地をパスタマシーンでのばす
寝かせたコオロギ生地を作業台にとりだす。パスタマシーンも設置しておく。
生パスタマシーンにはいる薄さになるまで、めん棒や手で生地をのばす。目安として、5mmほどになるまでのばす。生地が作業台にくっつくときは打ち粉をふる。
のばした生地をパスタマシーンにとおす、パスタマシーンのダイヤルは、一番ぶ厚い生地がでてくる設定にあわせる。
パスタマシーンに通すと、生地の長さは2~3倍になる。長くなった生地をペタンと二つ折りにする。
生地をのばす→折りたたむ→のばす。この作業を3~5回ほど繰り返していると、生地の表面が滑らかになってくる。
生地が絹のように滑らかになれば、お好みの薄さまで生地をのばす。食べやすい長さに生地は切っておく。
生地のばし方参考動画
生地をパスタマシーンで切る
パスタマシーンにカッター(生地を麺状にする道具)とガイドをつける。2mm幅に切るカッターをとりつけた。お好みのカッター幅を選択しましょう。
コオロギ粉末生地ぜんたいに打ち粉をふり、パスタマシーンに生地をのせる。
カッターに装着したハンドルをくるくると回すと、生地が麺状になって落ちてくる。落ちる場所を清潔にしておくか、パットをおいたり、ソッと手でうけとる。
コオロギ粉末中華麺がくっつかないように打ち粉をふっておく。
自家製麺はすぐに食べるよりも、寝かしてから食べたほうがコシもノドゴシもよくなる。キッチンペーパーを敷いた密閉容器にコオロギ粉末中華麺をいれ、冷蔵庫で半日ほど寝かせる。キッチンペーパーをいれないと、麺からでる水分でベチャベチャになりますゾ。
パカリと大きく開くフタ。作業がしやすく、密閉でき、なおかつ薄いので冷蔵庫にいれても邪魔にならないファイルケースをつかっている。
生地を切る動画
コオロギ粉末自家製中華麺を食べる
コオロギ粉末自家製中華麺をゆでる
コオロギ粉末自家製中華麺:100gにたいして、1~2リットルのお湯を用意する。
ボコボコと泡がでているお湯に火傷に注意しながら、麺をいれゆでる。ゆで時間は火力や麺の太さなどで変わってくる。目安として3分~7分ほど。ゆで加減をチェックしてから、お湯から引き上げる。
蕎麦のような、全粒粉麺のような色をし、麺の表面はややボソッとしているコオロギ粉末中華麺。
スープを用意し器に注ぐ。コオロギ粉末自家製中華麺を器にいれる。お湯とスープに熱せられたコオロギ粉末中華麺からは、ほのかに甘い香りがしている。中華の香辛料・五香粉を少し甘くしたような香りだ。
ズズッとすする。ややボソッとした麺の表面は、素朴さを感じさせる。ぷつんとしたコシ。食べ応えのある中華麺。
つけ麺風にすると、ボソッとした麺の表面に、つけダレがよくからむ。
コオロギ粉末中華麺を蒸す
コオロギ粉末中華麺をお湯でゆでると、ザラッとした表面にしあがった。
そこで蒸してみる。コオロギ粉末中華麺が、ギュッとひとまわり小さくなるまで蒸す。
蒸したコオロギ粉末中華麺をお湯でほぐす。
フライパンで焼き、野菜と混ぜあわせ、焼そば風にコオロギ粉末中華麺を仕上げた。
ギュッとしまり、表面がツルッとした食感、焼き目がつきパリッとした食感の対比が愉しい。焼くことで、コオロギ粉末中華麺の香りが増している。焼そばに香辛料のような風味をプラスしてくれている。
コオロギ粉末自家製中華麺を作って食べた感想【 まとめ 】
コオロギ粉末をねりこんだ中華麺の色は、全粒粉をつかったように黒色になり、また食感はややボソッとした歯触りでした。しかし蒸すことで、滑らかな表面に仕上げることができます。
コオロギ粉末をねりこんだ麺の香りは、五香粉をすこし甘くしたような香りです。コオロギ粉末の香りだ、と気付く人は少ないでしょう。
昆虫の形がなく、また人類が大好きな麺状に仕上げることで、昆虫食初心者でも食べやすいコオロギ粉末中華麺でした。
他人に提供するときは、昆虫を食べさせてもよいか見極めましょうね、見極めきれないとえらいことになりますゾ。
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