この記事は、『 檀流クッキング 』で紹介されている「カレーライス(インド式)」を再現し食べた感想を書いている記事です。
調理手順は、複雑です。
しかし、たとえ調理手順を間違えたとしてインド式のカレーにはなると思います。
鶏肉とカレー粉、タマネギ、サフラン、その他こまごました調味料などがあれば作れるインドカレーの簡易にして原点のようなレシピです。
原点ともよべるレシピを覚えたのち、いろいろと自分ごのみにカレーの香りや風味、辛味をチューンアップしたり、磨いたり、スパイスを買ったりし、自分ごのみのカレーを作りあげるキッカケになるレシピです。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
カレーライス(インド式)の調理風景【 写真あり 】
サラダ油とバターをいれたフライパンに薄く切ったタマネギをいれます。ニンニクとショウガをくわえてもよい。タマネギの分量は1人1個を目安にしてください。
水分がなくなり茶色くなるまでタマネギを弱火で炒めます。
炒めたタマネギは、別容器にいれておきます。キッチンペーパーなどのうえに置き水気を切ると味がよくなります。
タマネギを炒めているあいだに、サフランをお湯につけ色をひきだしましょう。サフランをたっぷりいれると香りはよくなります。けれども、財布からお金が。
タマネギを炒めたフライパンにふたたびサラダ油とバターをいれます。
鶏肉とみじん切りにしたニンニクとショウガをフライパンにいれます。鶏肉に焼きめをつけましょう。
そして、ザクザクと切ったタマネギをいれます。
しっかりと炒めたタマネギは旨味。ザクザクと切ったタマネギは食感。檀一雄が、このむ調理方法のひとつです。
サフランをお湯ごとフライパンにいれます。
そして、カレー粉もふりいれましょう。味を確認しながらカレー粉はふりいれてください。
鶏肉がひたひたにつかる水分を鍋にくわえます。鶏ガラ出汁やトマトジュース、トマトピューレ、水やお湯などをくわえてください。
そして、黒胡椒やマスタード。そして、唐辛子を2本を鍋のはしっこにいれます。
ここで炒めたタマネギを鍋にいれます。そして、塩やチャツネで味をととのえ鶏肉が柔らかくなるまで煮ましょう。
この段階の味つけは、ちょっと薄いかなぐらいでよいと思いました。鶏肉が柔らかくなってから味をととのえたほうがよいのではと思いました。
さいごにカレー粉をふりかけて、新鮮な香りがつけます。
カレーの味わいはさっぱりとしています。さっぱりとしているのですが、鶏肉の脂や骨の旨味は抽出されており、さっぱりのなかに舌が疲れず、舌を喜ばせる旨味を堪能できます。
鶏肉の旨味だけでなく、タマネギ。そのタマネギの甘味と食感が、よい仕事をしていますね。鶏肉とタマネギ、カレー粉があれば、とりあえずカレーになる、といっても過言ではないかもしれません。
サフランの量をケチったからか、あまりサフランらしい香りと風味は感じませんでした。隠し味というよりも、隠れきった味になりはてたサフラン。
暑い、むっしと暑い日本です。こってりとした和風カレーよりも、インド式カレーのほうが食べやすいように思いました。
ナンやて。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
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