この記事は、『 檀流クッキング 』で紹介されている葉くるみを再現し食べた感想を書いている記事です。
シソの葉で、夏の野菜をくるみ、味噌でのりづけし、弱火で焼くだけのシンプルな料理です。
野菜の組みあわしだいで、無限ともいえる味わいをたのしめます。いや、ベーコンを巻いたり、ソーセージを巻いたりしてももかまいません。
夏の新鮮な野菜の風味を、清々しい青い葉、もしくは鮮やかな赤いシソの葉でくるりと巻きあげ、パクリと食べてください。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
葉くるみの調理風景【 写真あり 】
シソの葉と夏の野菜を用意します。
シソの葉でくるめる大きさにやさいを切ります。
そして、シソのはしに味噌をぬり、ペタリとくるみます。
味噌はお好みのものをお使いください。すこし塩辛く、焼いても風味の飛ばない生きている味噌がよい感じです。
ナスビだけでなく、インゲンやシシイトウ、ベーコン、ピーマン、ミョウガ、ニンジンでも千変万化でやってみるがよいと書かれています。
はたまたは、ベーコンやソーセージを巻いてもかまいません。
ゴマ油をひいたフライパンでシソをくるんだものを焼きました。
くるんだ面をまずは焼きました。焦げないように、しずかに転がしながら弱火で焼きます。
シソと野菜から水分がしみでてきて、ぎゅ~とちぢまります。ほどよく熱をいれたらフライパンからとりだしてください。
焼かれた味噌のこうばしいというよりも、かんばしいと言いたくなる香りが、鼻にとどきます。
太陽光をたっぷりとあびた爽快なシソの香りと、くるまれた夏野菜の純な風味が、かんばしい味噌の香りと混ざりあっています。
シソの葉を噛むと、鮮烈な香りがはじけ、ゆっくりと焦げた味噌の風味と夏野菜の清純な清水がしみでてきます。
味噌に砂糖をいれたり、唐辛子をいれたりするのも楽しいだろうと思いました。
そのままの夏野菜を提供するよりも、ちょいとお洒落で乙な葉くるみ。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
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