この記事は、ごまを油にいれ、ごまの香りを油にうつした油の作り方を書いています。
健康的な油、お手頃価格の油に、ごまの香りをプラスできるのです。
そして、ごまの栄養をまるっと食べれます。ごまの香りのある油の作り方はシンプル。
ごまを油にいれるだけです。
ごまの香りのする油の作り方
お好みの油と、お好みのごまを用意しましょう。ごまは白でも黒でもかまいません。
ごま油にごまをいれてやれば、Wごまになりますね。
しばらく放置していると油がごまの色にかわってきます。
白いごまだと色の変化をあまり感じられません。
そこで、ひと工夫。ごまを炒ったのち、粉末状にしたのち油に漬けこんでやれば、ごまの香りと色が油によく染みでます。
おそらくごまのサムシングな栄養も油に染みでているかもしれません。栄養が染みでていないとしても油に漬けこんだごまは食べられます。ごまの栄養をまるっと摂取できるのです。
油をいれても大丈夫な容器に炒り粉末にしたごまをいれましょう。
ごまをいれた容器にお好みの油をいれます。1~2週間ほどでしょうか、すこしだけごま色になったように感じます。
いれるごまが少なかったり、そそぎいれる油が多かったりすると色が変化しないかもしれません。
ごまを漬けた油の実食
ごまの香りが、むんむんと香るほどではありません。油にコーティングされヌルりとしたごまの風味と香りがあります。
ごまの口あたりも、なにかトロんとしているように感じられました。ごまの成分がヌカるんでいるのでしょうか。
油をなめてみると、無味無臭のこめ油では感じられない香りと風味があります。ねっとりとしたごまのジャムのような風味。こってりともいえるようなごまの香りです。
ごまだけをいれた唐辛子ぬきのラー油のような印象です。にんにくや唐辛子などをくわえると食べるラー油になると思います。それは、ごま油でなくラー油でしょうが、まちがいなくおいしい調味油ができるでしょう。
無味無臭で味気のない油にごまをいれるだけで、ごまの香りと風味を油にプラスできました。
ごまをいれた油の調理例
ごまをいれた油をかけるだけで、ごまの香りとまどろんだトロミを追加できます。
いつもの豆腐の味が、まるでごま豆腐になるのです。
きゅうりに塩をふり、叩きわります。ごまをいれた油と唐辛子と混ぜあわせましょう。
冷蔵庫にいれ1~2時間ほど冷やせば夏場にピッタリの一品ができます。ごまの香りと唐辛子の辛味、きゅうりの涼しい食感。
大根を細くきり、あれば大根葉も細かく刻んで塩に漬けておきます。水気をきったあとごまをいれた油と混ぜあわせましょう。
ごまのかぐわしい香りのしたに、大根葉の太陽をたっぷり浴びた滋味ある風味。大根のシャクシャクとした清潔な食感。油っこい料理のお供にピッタリです。
ごまをいれた油をフライパンにいれ、ほそく切ったゴボウとニンジンをしゃんしゃんと炒めました。
いつものキンピラにごまの香りを追加できます。ごまの食感が残っており厚い風味です。
塩をふったネギにごまをいれた油をまぶしたもの。
ネギの鮮烈な辛さをごまの風味が包みこんでいます。うどんのうえにのせましたが、ご飯や牛肉などのうえにのせるのも悦です。
わかめの水気を切り、ごまをいれた油で炒めたもの。ごまの風味とわかめの香りと食感は、なぜか相性がミートします。土のものと海のものなのに、ごまとわかめの相性は滅法界よいものです。
わかめラーメンに、ごまをいれた油をたらすのもよいものです。味の旨味がまし、複雑な風味になります。
ごまをいれた油でもやしを炒めたものです。もやしの水気をのこるように、ごくごく弱火で蒸すように炒めました。
ねっとりとした旨味をかんじたあとに、もやしのお汁が噴きでます。
ごまをいれた油をメンマにかけまわしたもの。ヌルりとしたごまの香り、メンマのどことなく土が発酵したような香りが混ざりあっています。
ふわりとしたごまの膜を感じたのちに、くっきりとしたメンマの食感、ふたつの食感の対比がよいものです。一味などをふるのもよき。
そして、わかめ、もやし、メンマを合体させた袋ラーメンは、満漢全席とまでいきませんが、ごまん漢全席ほどの味と香り、風味があります。
ごまを油に漬けた感想【 まとめ 】
ごまを油に漬けるだけで、ごまの風味のある油になりました。
しっかりとごまの香りと風味があります。そして、油に漬けたごまも食べられます。
ごま油のように、ごまをいれた油は調理に使えます。いつもの料理にごまの風味と栄養をプラスできます。
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